華語り

心に華を!!

朝顔

2010-07-30 06:57:22 | 造園日記2010

最近朝起きるのが辛い。
もともと低血圧気味ではありますが、それでも辛いという感覚はなくちゃんと起きていました。薬のせいかなあ。
誕生日でもなんでもないが、“HAPPY BIRTHDAY GIRL”(by GLAY)を聞きながら気合を入れて起きる。

夕べ夜のうちの雨が降ったようで、あたりはしっとり濡れていた。水遣りの必要はなかったが、軒下の鉢植えにだけ水をやる。
ふと見ると朝顔が一輪だけ咲いていた。昨日蕾ができていたようには見えなかったのですが・・・。夕暮れ時、茜雲に染まった西の空と対照的な、夜闇が迫った東の空のような紫の花。
たった一輪の開花が妙に嬉しい。 

 

春から育てているトマトも色づいてきた。実はコチラは2番果。


封印

2010-07-27 23:23:10 | 日々の風景
カーステから、“HOWEVER”が聞こえてきた。
大好きなGLAYさんの曲だが、無性に泣きたくなって来る。
今はだめだ、この歌は。思わず次の歌に飛ばしてしまった。
“HOWEVER”はしばらく封印することに。
“pure soul”ならいつでもいける。
今の気分は“Freeze My Love”,“SORRY LOVE”,“VERB”,“夏音”・・・あたりかなあ・・・

心のリハビリのために~只管打坐

2010-07-25 17:39:10 | 日々の風景

とても助けてほしかったのに、差し伸べた手を突き放され、深い崖に突き落とされた。
相手の表裏だらけの言葉に踊らされ、魂をすり減らした。結局言葉は伝わらなかった。

気持ちの伝わらない相手のために、これ以上魂をすり減らすのもばかばかしくなって、気持ちを転換させようと、そのための一つのきっかけになるかと思い、思い立って大乗寺の参禅会に参加した。
問い合わせの電話を入れてみると

「どうぞ、お待ちしております。」

とのお返事。

境内に入ると清涼な空気に包み込まれる。そこにいるだけで心が洗われる感じだ。
受付を済ませ、待合の部屋でしばらく待機。
時間になって、座禅堂に行く。初めてだったので、やり方をご指導くださったのが、外国人のお坊様。外国人の方も何人か座禅に来ていた。

半跏趺坐の形で座り、印を結んで座禅が始まる。聞こえるのは蝉の声と鳥の声。頭の中を空っぽにするということが果たしてできるのか、と思っていたが、姿勢を正してじっと座っていると不思議と雑念がおきてこない。自然の音に耳を傾けていると、自分が自然と深くつながっているという感覚が体中に満ちてくる。
瑣末なことにこだわっていたことが、なんだか馬鹿らしくもなってくる。
只座る、ひたすらに。

頭の中も、心も少し軽くなった感じだ。
とはいえ、完璧に元の自分に戻った自信はまだ、ない。

座禅終了後、1時間ほど法話を聞く。
『従容録』という曹洞宗で重んじている禅の指南書の「第4則」のお話。
最初は難しくてよくわからなかったが、易しく読み解いてくださったので、理解することができた。

大乗寺は政重さんの眠るお寺でもある。
帰りしな、政重さんのお墓に行き、手を合わせる。

思いは深く眠らせた。二度と再び目覚めないように。

 


彼岸の人に会いにいく

2010-07-19 17:47:38 | 道々之記
もう大丈夫と思っていましたが、心にさまざまな思いをため込みすぎたせいか、心が重い。
なんとかしようと思い立って米沢にきてしまいました。

タイトルのようなメールを夫に送ったら「ばかなことをするなよ」との返事が…。やっぱりそう受け取れる…?

林泉寺、堂の森などをめぐり、見上げた空に誓った。「大丈夫」と。
米沢の空気はどこか優しい。いにしえのあの人たちに通じているせいだろうか。

米沢は私にとってのパワースポット。

ところで、これから帰るのですが、はたして今日中に家に着けるだろうか?

グリムスの木

2010-07-13 21:34:25 | 日々の風景

先週のお天気とは打って変わって、今週はひどく荒れたお天気が続いています。
梅雨なのだから雨が降って当たり前なのですが、降り方がどこか変。
幸い市内では、大きな被害を聞きませんが、全国的にはあちこちで土砂災害などが起きている様子。
晴れたら外仕事をしたい所ですが、それもままならず、うらめしく、空を見上げるばかり。

グリムスの木が、大人の木に成長しました。
夕ひばりさんのブログで知って、育て始めて今日で281日になります。
画像は七夕の日に保存したもの。
途中、ブログの更新を怠っていたときがあって、久しぶりに見たグリムスの木が枯れかかっていたこともありました。
どんな木に生長するのか、わくわくしながら生長を見守っていましたが、なんだかとても不思議な形態の木になりました。

あと5日で、次の木が発芽するそう。今度はどんな木になるかしら?


星あひの日に寄せて

2010-07-07 23:23:55 | 日々の風景

きょうは七夕。七夕というと、いつも天気が悪く、「彦星のと渡る船のかいのしずく」かと思えるような雨降りの日が多いのですが、今日はどうしたわけか良く晴れていて、天空には星が瞬いています。
長男がいてくれたら、どれがどの星、ということを教えてもらえそうですが、残念ながら、私には星座のことがよくわからない。天空にひときわ輝く三角形が見えるのが、あれが夏の大三角形でしょうか。だとすれば、織姫、彦星は、天空に輝くあの星。多分そう。いえ、そうだということにして空を眺めてみる。

古今集や新古今で七夕の歌を探してみる。「夏」の部ではない、「七夕」は俳句の世界でも秋の季語であり、歌の世界でももちろん「秋」の部に入れられています。立秋が来て、七夕が来て、という順番になるので、実際には、今の暦で一月後というのがふさわしいのでしょう。  

  大空をわれもながめて彦星の妻待つ夜さへひとりかも寝む

という貫之の歌が、一人身の今の私にはふさわしい(男と女の違いはあれど)、などと思ってみたり・・・。

 「七夕」の詩で、はずしてはならないのが、何といっても直江さんの「織女惜別」。七夕に言寄せて、久しぶりの逢瀬を実に艶っぽく歌い上げたもの。詩の解釈は、私のサイトの方に掲載しているもの(コチラ)に譲るとして、 とにかく哀しく艶なる詩です。家康に、イヤミたっぷりな「直江状」を送りつける一方で、こんな優なる心を持ち合わせている直江さん。だから好きなんです。


生きてく強さ

2010-07-05 22:52:42 | 日々の風景
実は先週は、ひどく心がが重く、自分でも信じられないくらいへこんでいました。いつもなら、多少落ち込んでも、一晩寝ればけろっと忘れてしまっていた。ところが今回は、一晩寝ても気分は晴れないし、ものを食べても美味しくない。で、食欲はなくなる、夜になると微熱が出る・・・。何か食べなきゃ、と思ってコンビニでカロリーメイトを買ってきたが、一口口に含んだら、もうたくさん。1本を一日かかってようよう食べた。

自分は強い人間だと思っていたから、そんな風に、いとも簡単に心が折れてしまうとは思いもしなかった。自分で自分に驚いてもいる。
夜の高速を走りながら、前に走っているトラックに突っ込んでいったら・・・なんて、死に急ぐ人の気持ちが、なんとなく判る気がした。
一人でいると、涙がこみ上げてきて仕方なかった。TERUの歌声も、今回ばかりは癒しにならなかった。一番わかってほしいひとに伝わらない気持ち。
言葉をつむぐと空回りばかりする。無力な言葉たち。(あ~、どこかで聞いたような言葉だが、本当にこれが実感。)

「ごめんね」
ひとに謝るのは、エネルギーが要る。
それでも後ろ向きな自分が嫌で、思い切って言葉にした。
心を重く痛めていた原因が解決したわけではないが、それももうなんだかどうでもよくなった。
謝罪の言葉は、イライラ、くよくよの自分との決別。そして、いろいろな意味で、生きてく覚悟ができた。ひとと共に生きるために。