ふんでノート ~ちいきづくり・まちづくりと日本語教育

ちいきづくり・まちづくりと日本語教育をつなぐことを,「場づくり・人づくり」から進めていきたいと思ってつらつら書くノート

協働学習

2007年12月27日 00時08分03秒 | 日本語教師のお仕事
今日は10年来の付き合いのつれと飲みに。お互いの近況報告、最近考えていること、企んでいることをうだうだと。焼き鳥屋で話をしたんだけど、そこのお店は妙にせまいんだけど、おいしかった。れんこんの肉詰め、初めて頼んだ時に「種入りれんこんですか?」って言ったのを、また言われました。こりゃ、一生言われるやろうな。

店を変えて、また話。最近、はしごはあんまりすることなかったんやけど、今日一緒に飲んだ人と飲むときはついつい。そこで協働学習の話になったんだけど。

コミュニカティブアプローチが出てきた時、思想的背景に言語の捉え方の問題だけでなく、そこには単調な詰め込み学習への批判、教師と学習者の関係をどう改善していくかということを民主主義の視点から見ている部分もあったんだけど。協働学習や状況的学習論などなど新しいアプローチがいろいろ出てきているけど、それも一緒だと思う。教師が学習者とどう向き合うか、あるいは学習者が隣で学んでいる学習者とどう向き合い、関係を築くか、それも単に言語の側面だけを見るのではなく、人として向き合う。それこそが対話で、その中で言葉がどう生まれていくか。もちろん、最初から結果はどうなるか分からないことも多いけど、それを逸脱やイレギュラーとしてとらえるのではなく、学習者にも当然人格があり、創造性があり、その結果生まれる予想外の展開を幅としてとらえることこそが一つの向き合い方だと提示したのが新しいアプローチの特徴だと思う。これが方法論やスキルとして解釈されたら、その時点で導入された一番のセールスポイントは失われるんだろうな。

さらに言うと、スキルと化した言語教育に新たな向き合い方を提示したことがポイントなので、向き合った結果、従来型の教え方に戻るのはありだと思う。その時は戻るというよりも、そういう形で新たに作り直すんだろうな。それが学習者と向き合った結果なら、それも良しということだと思う。

...はしごしたけど、ビール3杯のみ。結構がんばったなぁ~。
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