ふんでノート ~ちいきづくり・まちづくりと日本語教育

ちいきづくり・まちづくりと日本語教育をつなぐことを,「場づくり・人づくり」から進めていきたいと思ってつらつら書くノート

「地域の日本語教育」という矛盾

2008年02月14日 21時42分17秒 | 日本語教師のお仕事
今日は人前で話。そういえば人前で話をするのって久しぶり。全部で50人くらいいたのかな。行政の人が中心だったので、どこまでちゃんと聞いてくれるのか不安だったけれど、ま、わりと聞いてくれたかな。ただ、あんまり笑いが取れなかったな。限られた時間でまじめに情報を伝えるのと、笑いを織り交ぜながらじっくり聞いてもらうのと、どっちの作戦でいくか練りきれてなかったから仕方がないか。それに笑いなんて普段から取れてないし(苦笑)。

で、話の後に「地域の日本語教育」について意見交換会のようなものがあったんだけど。もしかしたら、「地域の日本語教育」という枠でくくって、地域の日本語教育について語ることに限界があるのかもしれないなと思った。学校なら、成績を上げることができればそれでいいけど。地域で暮らす外国人はそういうわけにはいかない。そこでの出会いや学びや気付き、力をつけたり、いろいろなことが求められるというか、いろいろな人が出入りできるようにすることで、いろいろな形での出会いが生まれるんだけど。でも、最初の枠がせまいから、発展のしようがないなぁと。

それに、「うちは日本語教育じゃなくて日本語活動、日本語交流活動をしているんです」と言ったところで、それはごまかしのようなものにしか聞こえない。専門ではないけど、日本語について何もやってないというのはまずいし...というジレンマが見えるし、位置づけがはっきりしてなかったら、誰のための活動になってるのかということすら怪しくなると思う。

徹底して "場" の位置づけ、しかも、ほかの活動や地域全体の中での位置づけを考えないといけないんだろうな。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« これってESD | トップ | 活動と場 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本語教師のお仕事」カテゴリの最新記事