ふんでノート ~ちいきづくり・まちづくりと日本語教育

ちいきづくり・まちづくりと日本語教育をつなぐことを,「場づくり・人づくり」から進めていきたいと思ってつらつら書くノート

パワフル。

2006年08月27日 21時55分55秒 | 日本語教師のお仕事
火曜日、たまたま休みがあって六甲山へ。絶景を見ながらのジンギスカン(さすがに六甲山牧場ではジンギスカンはないらしい)、それからふらふらっと散策した後、ロープウエーで有馬温泉へ。温泉も町の雰囲気もええ感じでした。有馬筆の店では、ずうっと作り続けているおばあちゃん(50年くらい作ってるって)にも昔の話が聞けて良かった。有馬温泉って「○○坊」って名前の宿が多いけど、それって昔は全部寺の宿坊だったらしい。へ~。

先週はその後ずっと仕事で、しかも会議が連発。分野も日本語ボランティアからESDまでいろいろで頭がこんがらがった(笑)。まだ、話を追っていくので精一杯のところもあるけど、もうそんなこと言ってられないしな。がんばらないと。

今日は大阪市内の中学校で日本語指導をしている先生の話を聞いたんだけど、とにかくパワフル。全く日本語指導について知らないところから自分で始めて、今はレベルチェックシートなんかを完全に自作でやってるし、教え方に関しても自分のスタイルを持っている人。大阪出身だからかしらないけど、思いっきり本音の話が聞けて楽しかった。

話の時に感じたのは、外国に関係する生徒(今は日本語を母語とする生徒にも授業をすることがあるらしいけど)に日本語を教えるんだけど、徹底して日本語を教えることの意味を考える人。生徒の社会的背景をすごく大事にするし、日本語を教えることがどうその子どもの自信や学力につながるか、その生徒が自分でどう人生を切り拓けるようになるか、母語を大事にできるかということをトータルに考える人。日本語指導が日本語能力に留まらず、広がりを持っている形でトータルに考えている人には会ったことがなかったので、刺激的だった。

笑ったのはその先生が文科省と一緒に仕事をして、レベルチェックシートを出した時の話。
「これはどういう理論に基づいているのですか?」
「私の経験です」
「そんな経験則じゃなくて、法則に基づいてもらわないと」
「これで文科省が出せば、それが法則になるでしょ。それをもとにした実践がいろいろな地域で展開され、違った結果やおかしいことが出てくれば、それにあわせてかえたらいいだけの話でしょ」
「...。」

最後はゴリ押しやって(笑)。パワフルですわ。やっぱ、すごい人っているよな。

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