生きる

一度しかない大切な人生!
自然の中に身をゆだねて、めぐり合ったもの達と、毎日を静かに、楽しく過ごしたい!

花を咲かせろ!ダルスン 96

2018-02-26 17:33:29 | あの空に太陽を 68

ダルレはやっとヨンファから逃れられる時間ができたと週3回、1回3時間のヨンファの料理の時間にほっとしたのでした。

3時間したら迎えに来ると言って嬉しそうに帰っていくダルレ。

今日は宮廷トッポキを作りましょうとニコニコしながら材料を持って入って来た料理の先生に、ダルレのくれた料金の3倍払うから、その間私が出かけるが内緒にしておいてくれと頼みます。3倍と聞き喜ぶ先生。その間ヨンファが行った先はハンスの所でした。ハンスは日本にいることになっていたのですが、実際は韓国にいて、ウンソルの行方とテソンへの仕返しを考えていたのです。費用は日本にいるある韓国人から出ているらしいのですが。連絡を取り合う2人。

ある日社長テソンに呼ばれたホンジュ、有名な女優がカンヌの映画祭で履く靴の注文だったのです。試作しますと答えるホンジュ。内心嬉しくてたまらなかったのです。自分が有名人になるチャンスがやって来たと。しかし外へ出たその女優ハ氏、どうもどこの靴も気に入らない。どこかほかを探せと秘書に頼んだのです。秘書がやって来た小さなダルスンが開いた幸福手製靴店、3点の靴の見本を頼まれたダルスン、3点靴を差し出します。

さてユンジェの会社も軌道に乗り、ユンジェは国際革博覧会のブースをもらうための書類を用意していました。革製品は靴だけではなく、日ごろ人々が使うキーホルダー、財布、ベルト、腕時計の皮、などいろいろに使用されている、その例を展示することを発案しました。

そしてユンジェは次々とハンソン皮革など皮革会社と取引して営業成績を上げていきます。

ホンシクはミラクル酒場の社長として韓国で、社交クラブ、ビップな政治家や、官僚らをたくさん知り、勢力を伸ばしていこうと考えていたのです。それはテソンにしてやられたことから学んだことだったのです。日本に留学中に知り合ったとある資産家からの援助で店を持ったのでした。ハンもヨンファもこの資産家から援助を受けているようです。(イ・ジェハはあの時死なずに日本に逃れて生きているのではないかと思います)

さてある日

ダルスンはミラクル酒場の従業員らの靴のオーダーを受けて、出張していきました。その時社長だと言う人物が店に入ってきました。それは何とホンシクだったのです。驚くダルスン。後でホンシクから日本を発つときに君が好きだと言った気持ちは未だ変わらない。すぐとは言わないが返事をくれと言われます。まだユンジェを忘れられないダルスンには苦しみます。

ダルスンは靴を製作中に皮の異常に気づきます。その皮を持って仕入れ先のハンソン皮革に出かけます。その時ユンジェもハンソン皮革に来ていたのです。3年ぶりに出会った2人。お互いを忘れられない2人。2人の心は昔と変わってはいなかったのです。