
3話から監督が後藤孝太郎に変わる。知らない人だ。ここから急につまらなくなる。3話はミュージックステーション(みたいな、番組)に生放送でトリとして出演するシーンをクライマックスにしてバンドがメジャーデビューするまで。さらに4話は合宿してのアルバム作り。なんか少女漫画みたいなチマチマしたお話になる。撮影は柿本ケンサクが引き続き手掛ける。
お話の本編に突入すると思ったけど、そうじゃなくて、瑣末なお話が描かれるだけ。天才ミュージシャンがひとりで世界を変えられるのに何故かバンドを組んで4人でメンバーたちと共に音楽シーンを席巻する、という話のはずが、いつの間にかよくある恋愛もの、みたいな展開になってる。
だけどこれももしかしたら戦略かもしれない。なんて思いながら、5〜7話までを見る。5.6話は再び柿本ケンサクが監督して、6話は兄(佐藤健)と弟(菅田将暉)の話に決着をつける。だけど通り魔に刺され入院したのにライブするとかないわぁ。この作品はあらゆるところでそんな無茶苦茶な展開をOKにする。
恋愛はなしね、と思っていたら、またそんなシーンもあるし、まさかの死の病とか。歌い続けると死ぬけど歌うとか、安い少女漫画みたいな展開が待ち受ける。7話のラストでいきなりのアリーナツアー当日キャンセルとか、有り得ない展開で7話が終わる。
ここからフィナーレの残り3話になる。正直言って最初の2話以降つまらない。ライブシーンはいいし、柿本ケンサクの撮影は見事。(全編彼がカメラを担当する、はず)岡田麿里の脚本は1.2話と4話のみだった。(ここまで、で)
この先、どこにお話を収めるのか、わからないけどあまり期待はできない。