
小川糸のエッセイ風日誌の最新刊。今回は2022年の1年間が描かれている。今はちょうど3月30日までを読んだところ。今日が2025年の3月30日。まぁたまたまだけど。
コロナが少し落ち着いた日々。日常が少しずつ戻ってきた中の小川糸の毎日が描かれる。そこには特別な「何か」があるというわけではないけど、それがいい。ただ彼女のこの日記を読んでいるとなんだか幸せな気分になる。それだけでいい。
今日という日が明日に続き、やがて1年が終わる。芝居を見るために久しぶりに神戸に行く日曜日。電車の中でのんびりこの文庫本を読んでいる。天気が良く、桜も咲いている。いい一日が始まる予感がする。