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映画・演劇のレビュー

『真昼の死闘』

2025-08-01 15:35:00 | 映画
1970年のアメリカ映画。あの有名な傑作『真昼の決闘』(『ハイヌーン』)ではない。ドン・シーゲル監督、クリント・イーストウッド主演の西部劇。だけど、クレジットではシャーリー・マクレーンがトップになっている。尼さんのシャーリーをイーストウッドが助ける場面から始まったふたりのバディ映画。原題たしか『尼僧と何たら』。(正確には『シスター・サラの二頭のラバ』Two Mules for Sister Sara 後で調べた)イーストウッドは2番手扱い。

今から55年も前のこの映画をたまたま今頃見る。まだ僕が見ていないイーストウッド作品だから、わざわざ見る価値があると思った。ドン・シーゲルとのコンビは『ダーティー・ハリー』につながる。そしてさらにはこの先にはイーストウッド自身による監督作品がある。マカロニウエスタンを経てアメリカ帰国後のイーストウッドによる西部劇。まだ伝説ではない無名に近い若者だった30代のイーストウッド。

描かれるのはメキシコを舞台にしたフランス軍対メキシコ人の抗仏ゲリラ戦だ。ただ前半はふたりの珍道中が描かれるコメディタッチ。それにしても(さっきも書いたけど)この日本版タイトル。そのまるで内容とは異なるいいかげんさにはびっくり。当時の映画会社は売るためならめちゃくちゃする。

1時間54分。昔の映画らしいのんびりしたお話の展開は悪くはないけど、少しダルい。ただ丁寧に作られてあるのは好感が持てる。それにデジタルリマスターによる美しい映像は凄い。鮮明な色鮮やかさを堪能する。映画としてはまあまあだけど、見て損はない。

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