GWお子さま特集として、2冊児童書を借りてきたが、これはその2冊目。1冊目の『嘘吹きアンドロイド』もよかったけど、こちらもなかなかの傑作。これは完全に児童書だろう。読みやすいし、大切なことをさらりと教えられる。
江戸古典である落語『元犬』という落語を題材にしているらしい。100年以上犬のままで人間になれない犬シロが人間になるまでのお話。
一日の12時間だけ人間の子どもになれることになったシロは史郎として小学校に通う。小学4年生だ。そこで友人ができる。
今までも何度も犬を主人公にした児童書を書いてきた今西乃子さんが放つ渾身の力作。感動のラストが待っている。