
浜本正機監督の久々の新作映画だ。ただそれだけで見逃せない、と思う。でも、この素材である。しかも、「幸福の科学」が製作するプロパガンダ映画である。様々な足枷手枷があったはずだ。作家としての自分の考えなんか、ここには展開出来る余地はない。それでも、浜本監督がメガフォンを取った作品なのだから、見逃せない。
正直言うと、あまりの惨さに悲しくなった。これでは映画とは言えない。『EKIDEN 駅伝』『あかね空』の浜本正機監督の個性がまるで発揮されない。ほんとうなら、こんな話でも彼らしさは表現できたはずだ。せめて、台本にでも、噛むことが出来たならいいのだが、そうもいかないのだろう。
「日本奪還!」なんていうキャッチフレーズのSF映画のはずなのだが、「幸福の科学」制作である。単純なSFではなく、宗教色が濃厚だ。派手なアクションを望んだのではない。ひとりの青年の苦悩と解脱というストーリーのなかに、単なるプロパガンダを超えるものを、提示して欲しかった。アジアの軍事国家による日本侵略と、そこからの脱却。まるで安物のSFなのだが、それをリアルに見せてくれたなら、興味深いものになったかもしれない。だが、うそくさいだけのB級仕立てで、突っ込みどころは満載。そのくせ、単調な話と、退屈な展開で途中からは、下を向いて目を閉じて見ていた。(なんて、器用な行為だ!)それでも話は充分わかる。
まぁ、もったいないし、もしかしたら、の期待もあって、ほとんどはちゃんと見たのだが、それだけだ。幸福の科学が作る今までのアニメ映画も大概な作品だったが、それを実写でやられると、今まで以上に粗が見えて、無残だ。せっかく作るのなら、まず映画として、独立して見れるものにしなくては、幸福の科学の宣伝にもならない。これでは浜本監督がかわいそうだ。
正直言うと、あまりの惨さに悲しくなった。これでは映画とは言えない。『EKIDEN 駅伝』『あかね空』の浜本正機監督の個性がまるで発揮されない。ほんとうなら、こんな話でも彼らしさは表現できたはずだ。せめて、台本にでも、噛むことが出来たならいいのだが、そうもいかないのだろう。
「日本奪還!」なんていうキャッチフレーズのSF映画のはずなのだが、「幸福の科学」制作である。単純なSFではなく、宗教色が濃厚だ。派手なアクションを望んだのではない。ひとりの青年の苦悩と解脱というストーリーのなかに、単なるプロパガンダを超えるものを、提示して欲しかった。アジアの軍事国家による日本侵略と、そこからの脱却。まるで安物のSFなのだが、それをリアルに見せてくれたなら、興味深いものになったかもしれない。だが、うそくさいだけのB級仕立てで、突っ込みどころは満載。そのくせ、単調な話と、退屈な展開で途中からは、下を向いて目を閉じて見ていた。(なんて、器用な行為だ!)それでも話は充分わかる。
まぁ、もったいないし、もしかしたら、の期待もあって、ほとんどはちゃんと見たのだが、それだけだ。幸福の科学が作る今までのアニメ映画も大概な作品だったが、それを実写でやられると、今まで以上に粗が見えて、無残だ。せっかく作るのなら、まず映画として、独立して見れるものにしなくては、幸福の科学の宣伝にもならない。これでは浜本監督がかわいそうだ。