実体経済と無関係に株価が上昇しています。
原因は、FRBの利下げによって債券金利が下がり過ぎた事。
既に、ジャンク債やCLOなど「ヤバイ」債券にしかまともな金利が付いていません。
ヨーロッパでは社債市場もゼロ金利やマイナス金利に沈んでおり、
トヨタ自動車が先日発行した社債も金利はゼロです。
国債の金利も抑え込まれています。
債券市場でチンケな金利を稼ぐ為に負うリスクが大きくなり過ぎた為に
債券市場から資金逃避が起きています。
それらに資金が、金利を求めて株式市場に流入しています。
資金が流入するから株価が上がる、
株価が上がるから、さらに資金が流入する・・・。
米中貿易交渉の成り行きも無視し始めた市場。
どこかで大きく調整が入るとは思いますが、
金融緩和バブルも、そろそろ終局をむかえつつ有ります。
FRBが「利上げ」というカードを切れなくなった時点で、ブレーキは壊れた。