■ 大発会から5日連続下落は初めて ■
年明けから世界の株式市場が大荒れです。東京市場は年頭の大発会から5日連続の下落となり、これは史上初めての事だとか。
FRBが利上げを決定したので、リスクマネーの動きに変化が出ている事は誰でも分かっているのですがい、それが具体的に「いつ」「どの様な」相場の変化となって現れるのか予想は難しいと思います。
■ 予測されたチャイナショック ■
今回の上海市場の暴落は凡そ想像出来たはずです。1月8日に上海市場の大量保有者の売買規制が解除される事は事前に知られていましたから、その前に売り抜けようとする人が大勢出る事は予想の範囲内です。
中国当局が1月4日に新しいサーキットブレーカーを導入したのも暴落を警戒したからですが・・・これが人々の恐怖心をさらに煽った可能性が有ります。サーキットブレーカーが発動したら売りたいのに売れなくなるのですから、人々は我さきにと売り注文を出します。結果的にサーキットブレーカーが何度も発動する事となりました。
■ 昨年8月に似た状況 ■
多くの人が指摘する様に年初以来の混乱は、昨年8月のチャイナショックに良く似ています。
中国は為替政策を変更しており、元をゆるやかに切り下げ初めていました。これは輸出振興によって低迷する経済を回復させる思惑があったと思われますが、為替が下がると分かっていれば投資家達が中国株を早めに手放そうとするのは当然です。これは海外の投資家に限った事では有りません。中国国内の富裕層は、あの手この手で資産を海外に持ち出していますが、元安はこの動きを加速させます。下がるであろう株を処分して、元が高いうちに海外に資産を持ち出そうとしたのでしょう。
■ 中国の米国債保有が気になる ■
8月のチャイナショックの際、中国は米国債保有額を減らしていると噂されましたが、実際には増やしていました。
私は今回のチャイナショックの裏に米中の阿吽の呼吸が潜んでいる様に思えてなりません。株式市場に圧力を掛けて資金を米国債に誘導しているのでは無いか・・・・?
中国は元安誘導で元売りドル買いした資金を米国債で運用しているのでは無いか???
■ 道連れになる日本市場 ■
日本市場は海外の投資家にとっては天国です。売り浴びせれば日銀や公的資金が買い支えてくれる。売り控えればジリジリと株価は回復する。
昨年、海外投資家は3兆円程日本株を売り越しています。この中にはサウジアラビアなどの産油国の年金基金などが含まれるでしょうから、本格的な売りは今年から始まると思われます。
海外の投資家が利益を最大化させる為には、日本市場を一気に売り崩すのは得策では有りません。何度も下落を仕掛けて、その都度公的資金やGPIFからチビチビとお金を揺すり取るのが一番です。そうして潮時を見て、今度は空売りも含めて一気に暴落を仕掛けます。
この局面に至るまでは、後1年程度は有るのでは無いでしょうか。ただ、株の上値は徐々に重くなります。昨年は2万円が一つの目標となっていましたが、外資が売り抜け始めると上値は徐々に19000円、18000円と下がって来ると思われます。
■ 流石に為替市場で日銀が介入したか? ■
昨日金曜日の前場は日本株も結構持ち直していました。午前中、為替市場で激しい動きが見られたので、急激に進行する円高を牽制して日銀が密かに円売りドル買いの介入をしていたかも知れません。
海外投資家の運用する日本株のアルゴリズム取引は為替相場に敏感ですから、日銀は日本株市場を買い支えるよりは、為替市場に介入する方が効果的です。将来値下がりするであろう日本株を抱え込むよりは、将来値上がりするであろうドル保有を増やす方が合理的で日銀のバランスシートも傷みません。
■ 円高?に振れるのか? ■
FRBの利上げで本来はドル高になる所ですが、逆に円高になっています。これは昨年辺りから指摘されていましたが、利上げを織り込んだ市場は十分に円安に振れていたので、利上げ実施で材料が出尽くし、円高に若干戻るという事らしい。
年末の日銀の「ショボイ追加緩和」がさらに拍車を掛けた感が有ります。「日銀は弾を撃ち尽くした」と見て、当面追加緩和による円安誘導は無いと見ているのでしょう。
尤も、これは日銀が追加緩和を発動するには良い条件にもなります。政府は輸入物価を押し上げる過度の円安を警戒していますから、円高傾向が強まれば日銀の追加緩和のハードルは下がります。
金融庁が地銀や信金に中長期国債を手放す様に相当圧力を掛けている様ですから、この動きと連動して日銀の追加緩和がもう一回発動すると私は見ています。
当然、円安に振れるので、炙り出された資金は米国債投資に向かうはずです。
・・・・まあ、そんなこんなで陰謀論者の私は「米国債」を中心に経済を眺めてしまう訳ですが、北朝鮮の水爆実験もそんな空気を読んだ、いつもながらの絶妙なタイミングだったと思います。
いかんいかん、新年早々に妄想が止まらない・・・。
隠された意味は素晴らしい。
10億円は法的に解決済されたので、約束通り支払
う。と、いう事です。よく先に払ったら、後で約束を守
らないのでは?という人が多くいます。しかし、韓国政
府は一旦受け取った以上、解決済み!という基本は変え
られないという事になります。市民がなんと言おうと政
府間では“解決済み”なのです。新団体がスンナリ賛成
しないだろうとは思っていたと思います。しかし明治維
新で“錦の御旗”がたってしまった様なものです。諸外
国がそれを観ています。当然反対する人々が残るのです
が、北朝鮮の水爆実験、経済界の困窮、中国の追い上げ
などにより、もう日本の協力が必要不可欠になっている
のです。
しれない・・・・
ISの人達が巧妙に人集めに活用している!と、いうニ
ュースが飛び込んできます。フェイスブックでも中東の
人やインドの人、東南アジア、南米の人も各国の言葉で
情報が自由に行きかっています。その国の言葉で、本音
で自由に語っているようです。紙での印刷が普及する前
にネットでの情報社会に突入しているのです。電気も水
道も新聞も行きわたっていない国の人々が出稼ぎにいっ
てスマホで、“ビットコイン”で自国の銀行に送金して
いるのです。家族とも“スカイプ”で話しあっていま
す。後進国の国では(中国は別ですが)、ネットでの情
報を検閲したりはしません。これは凄い事です。
あと前回やたらと誤字脱字が・・・
失礼いたしました。
これから教えて頂いたブログなど、参考にさせて頂きます。
またご自身のブログに対して「陰謀論」と良くおっしゃっていますが、「陰謀論」と言っても実際は利害関係の推測であると私は考えています。
決しておかしな考え方ではなく、寧ろ利害関係を深く推察するのは正当ではないか?という認識です。
「陰謀論」という言葉が悪いイメージとして独り歩きをしているか、利用されているかのどちらかではないでしょうか。
これからも拝見させて頂きます。
よろしくお願い致します。
嵐というものは、地震というものも、全ての地域に来る
物ではありません。限られた地域でのみ壊滅的な被害が
あり、少し離れた所では何事も無かったように通常の生
活をおくっている人がいます。中国経済の破綻も被害は
限られた人に集中的にきます。もちろんそれで大儲けを
する人が現れます。残念な事ですが、韓国にもロシアに
も訪れるハズです。石油価格の下落が収まりません。ア
メリカの金利が少し上がり一部の新興国から金融資産が
次々と逃げ出しています。日本でもある外国のファンド
などに投資をしている人は被害を受けると思います
が、一部の業界では莫大な利益を上げる人が現れま
す。今年の激変は現在の延長線上に推移はしないので
す。
う・・・・
年末年始、いろんな経済誌や日経などを読んでいる
と、どうやらデフレで国民全体が固まってしまったよう
ですネ。お金を手元に置いておいた方が有利!と、思え
てきたのです。企業はバブル崩壊で内部留保が無くな
り、仕事自体が次々に海外に出て行きました。個人個人
が生き延びるだけで精一杯だったのです。有名な経済学
者達は前向きな事をおっしゃったのですが、ほとんど動
きませんでした。しかしアメリカは1995年ぐらいか
らぐっと経済が成長しました。日本は更に硬直しまし
た。国民が異常に海外からの投資を警戒し、乗っ取られ
る事を極度に恐れました。中国や韓国と正反対です。堀
江さんなどの若手ベンチャーを警戒し、銀行もベンチャ
ーにお金を貸しませんでした。これもアメリカとまった
く反対です。さらに最悪の行政は本来つぶれないといけ
ない古い体質の地方企業に次々と融資しました。国民は
それを期待し、巧妙な嘘がまかり通りました。古くから
の地方の伝統工芸を壊滅させるな!とか、豊かで正しい
農業が無くなる・・・・今から思うと一見“思いやりの
補助金” "思いやりの道路工事“が傷を深くしたのかも
しれません。アメリカはICTに賭けました。アクドイ
金融政策が結果的に経済を活性化させ、シェールガス採
掘の技術も生まれました。たしかに日本の企業は頑張っ
ていたのですが、1980年代の成功体験が抜けていな
かったようです。2016年になり、やっと世界基準に
追いつけるスタート台に立ったようです。世界経済が一
回りして中国やEUが”まったく上手く動かなくなっ
て“きたのです。ロシアもアラブ産油国も経済の回復の
メドがたっていません。・・・・さらに悪くなるでしょ
う。ブラジルも韓国も・・・・・
>大きな経済の嵐が来る予兆・・・・・・
いつも悲観的な予測ばかり書いている私ですが、いざ、暗雲が漂い始めると・・・困ったもんです。
>SNSはむしろ後進国の人々に衝撃を与えているのかも しれない・・・・
村に電気が引かれるより先に小規模な太陽光発電が導入されたり・・・有線による大規模なインフラ投資を必要としない最新の通信も、人工密度の低い地域を一気に情報近代化させますね。外の世界の豊かさを知った若者達は・・・都会を目指して資本家の為に働く事になるのでしょう。
>何故、失われた20年25年になったン、だろう・・・・
私は金利の消失が最大の原因だと考えています。リスクに対する金利水準が低下し過ぎた結果、健全ね投資がされなくなる一方で、金利に引っ張られて資金は海外へ流出してしまった。これ、日本の成長率低下によって日本事態が「地方都市」になってしまったと考えれば分かりやすいのかも知れません。地方都市の自力での活性化は非常に難しい。
誤字脱字に関しては、私などは「王者」ですから。私はブログの誤字脱字をあえて直しません。仔細な事が気になる方はこれに辟易してこのブログに訪れなくなりますが、だからこそコメント欄も荒れる事が無いのでは無いかと思っています。さらには、アニメ記事が飛び出しても苦笑いで済ませて下さる寛容な方々が、ぬるーく見守ってくださっているのだと妄想しています。
これからもよろしくお願いいたします。
さすがに中国が経済破綻して米国債が市場に一気に放出されたらマズイのでは。
なので、アメリカは中国が破綻しないよう、全力で支援にまわると思うのですが。(これは日本に対しても同じと思います)
もしそうなったら、みんな共倒れ、になったりして。
中国とアメリカは裏ではベッタリの関係と私は妄想して
います。現在も米国債を買い支えているのは中国でしょ
う。そして彼らの密約が元の国際化。多分、将来的には
ドル、ユーロ、元が基軸通貨として利用されるのだと思
います。その方が世界は安定するし、経済も拡大しま
す。これからの世界は、3極体制への移行による再編成
が進むと思われますが、経済危機や軍事的危機を利用し
ながら世界は第二次世界大戦後の姿から変容して行くの
だと妄想しています。