ヨーロッパ大陸の西の果て、スペイン北西部ガリシア地方に、サンティアゴ・ディ・コンポステーラという小さな町がある。
聖地とされるこの小さな町への巡礼には、幾つかの “ カミノ・ディ・サンティアゴ・聖ヤコブ ” の道がある。
その彼のアトリビュートである帆立貝を身につけ、フランス中部ブルゴーニュ地方のヴェズレーの丘に建つサント・マドレーヌ聖堂などから旅立ち、ピレネー山脈を越えイベリア半島を西へと向かう 「フランスの道」。
また、ある者は、イベリア半島の北岸からフランスの西岸に面するビスケー湾、その湾に沿う 「北の道」を。
さらに、またある者は、スペイン南部のセビリアから北上、北部の交通の要衝サラマンカを経る 「銀の道」から、この小さくて偉大な聖地、聖ヤコブ大聖堂(写真上)を目指す。
ペトロ とカタリナ、リスボンから大西洋に沿って北上、ポルトから国境を越えビィーゴを経る 「リスボンの道」を辿った。
まずは、ポルトガルが誇る<新型特急アルファ・ペンドゥラール>で、首都リスボンからポルトガル第二の都市、坂の街ポルトへ。
スペイン国境を越える国際列車に乗るには、列車ダイヤの都合で、ポルトで一泊しなければならない。
ここから、一日二便のローカル色豊かな?国際列車(写真下)を乗り継いで、この聖地を目指した。
次回から、“ カミノ・ディ・サンティアゴ /リスボンの道 ” を折に触れ紹介する。あなたの、夢ある旅の一助となれば幸い。
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