実のところ、ここ数日のこと、少しだけれど憂鬱な感じにありました。
とにもかくにも約束を果たした・・・と、思ったサンクトペテルブルグ二日目辺りから、思っていた以上に孤独感に苛まれ、辛く感じたりしたことも度々でした。
最終日を前にさしたる予定もなく、思案の末ランチでもと外出。
終えてホテルへの帰り道、葱坊主の双塔のフラウエン教会の鐘が、正午を告げるために鳴り始めました。
迂闊にも今日(5/17)が日曜だったことを忘れてい、特段、次の予定がある訳でもない独り旅、誘われるように教会の扉を開けました。
丁度、主日のミサ(上)が始まったばかりのよう、パイプオルガンにリードされ「哀れみの賛歌」が聖堂に響いていました。
そう言えば何年か前の待降節でした、ここフラウエン教会で彼女 と夕方の主日ミサに与ったことを思い出しました。
鞄から小さな写真を取り出し、彼女と一緒にミサに与りました。
言葉の違いはあっても司式の進め方は同じです、聖書(福音書)朗読から司祭のお話し、聖体奉納へと進み、聖体を拝領、ベンチに額ずき旅の安寧を感謝し、アベマリアの祈りを唱えました。
与っている内にやはり独りじゃなかったんだ・・・と、あの少し気欝なものが薄れていくのを感じました。
朝、ホテルを出た時、降っていた雨も上がり、雲間からお日様が顔を出すまでに回復。
安息日で大方の店も閉まり、昨日(5/16)歩くのもままならぬほど賑わっていたノイハウザー通り(下)も観光客ばかりのよう。
カタリナと重ねた小さな旅、なんとか全うすることができたようです。
今(5/18)朝の6時、ふたりで歩いた “ エルミタージュの道 ” も最終旅程、数時間後、ミュンヘン空港へのリムジンバスに乗ります。
それでなくとも拙いブログ、毎日、現地から慌しくアップしましたが、お付き合いを頂いたこと、カタリナともども感謝申し上げます。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.980
PS:帰国後に少しリライト、写真にズームアップ機能を付加しました。
カタリナさんとの約束果たせたし、おじいさんの独り旅、よく頑張ったと思うよ。