ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

城郭の町

2013年08月16日 | 大聖年イタリア巡礼

 ガイドブックにも載らない小さな集落スビーアコ。
 清貧、純潔、従順の理念のもとヴェネディクト修道会を創設した聖ヴェネットは、山深い人里離れたこの地で、厳しい自然と対峙、己を虚しくし神に仕えたという。

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 巡礼でもない限りここまでくる観光客はいないでしょう
 
方丈の一方が大きく開け放たれ谷を挟んで山が迫る修道院の小さな礼拝堂

 その小さな礼拝堂でミサに与った後、オルヴィエートに向かった。

 オルヴィエートは、丘の上の小さな城郭都市。
 バスは、丘の上まで入ることができないので麓で停る。
 バスを捨て古い城壁に沿って坂道を歩いたが、次第に私達一行の列が段々と長く延びていく。
 ちなみにこの巡礼では、アッシジ、シエナなど丘の上の城郭に囲まれた町を訪ねた。

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 城壁が途切れたところに小さな広場、レプッブリカ広場です
 
長閑な田園が小春日和のなかで煌めき呆れるばかりに素朴で美しい

 この町は、何処がメイン通りかと思えるほどの、小さな道が入り組んでいる。
 城壁に沿って、また路地らしきものを抜けると急に視界が開け、目の前に大きな建物が聳えていた。
 オルヴィエートのドゥオモ、カテドラーレである。

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 カテドラーレは壮麗な彫刻やモザイクがファサードを彩り美しい
 
ここに限らず、こんな小さな町にも立派な大聖堂が聳えています
 
そして、歴史の持つ重みと深い信仰心を感じさせられるのです

 カテドラーレの前でCFの撮影をしてい、その様子を眺めながらシャトル・バスを待つ。
 バスは5分くらいでフニコラーレ、ケーブル乗り場に着く。

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 フニコラーレで丘を下るとオルヴィエート駅です
 
余りにも素晴らしい天気で、些かグロッキー気味です
 
アッシジのシンボル、サン・フランチェスコ聖堂、夕陽に桜色に染まっていました

 ここからまたバスに乗り、一路、アッシジに向かう。
 バスの揺れに身を任せまどろんでいると、ガイドの声に起こされた。

 オリーブの木立を抜けバスは坂を登って行く。
 車窓からは、スパージオ山麓の小高い丘の上に城郭に囲まれた町が望めた。
 聖フランチェスコの聖地アッシジである。

 大聖年(2000年)イタリア巡礼、そろそろ終わりに近づいてきた。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.688

 ※ 大聖年イタリア巡礼、前号「サンタントーニオ聖堂」へは、<コチラ>から入れます。

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