ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

マントヴァ

2013年07月17日 | 大聖年イタリア巡礼

 マントヴァは、14世紀にこの地を支配したゴンザーガ家の庇護によりルネッサンス期に華開いた町。
 スペリオーレ湖、メッゾ湖、インフェリオーレ湖の三つの湖に囲まれた静かな町である。
 
 驚くほど静かなマントヴァ駅から歩いて10分ほど、オフイス街を抜けると旧い建物に囲まれたエルベ広場に着いた。

 エルベ広場の一角に建つのがサンタンドレア教会。
 
左側廊の最初の礼拝堂には、この町の生まれで、降架後横たわるキリストを足下からという独特の構図で描いた 「死せるキリスト」(ミラノ・ブレラ美術館蔵)を描いたアンドレア・マンテーニャ(1431-1506/イタリア/初期ルネサンス・パドヴァ派)の墓となっている。

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 エルベ広場の一角にサンタンドレア教会があります
 教会の向かいに円形のサン・ロレンツォ礼拝堂があります

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 ロマネスク様式の礼拝堂の内陣、薄暗く素朴な佇まいでした
 エルベ広場から凱旋門ボールト・ディ・サン・ピエトロをくぐると敷石のソルデッロ広場です

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 ソルデッロ広場の突き当たりにドゥオモがありました
 
正午になると閉まってしまうので急ぎ堂内へ入り、祈を捧げました
 
広場の右手はゴンザーガ家の富と力の象徴ドゥカーレ宮です
 エルベ広場のカフェ・テラスでランチです

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 抜けるような青空のもとで飲むビールは格別でした

 この町で日本人に出会ったのは、凱旋門の所で新婚と思しき二人連れのみ。
 ヴェルディのオペラ 「リゴレット」の舞台となったこの町、イタリアとドイツからの観光客が多いのが特徴なンだそうで、日本人観光客、よほどの変人じゃなければここまで来ないらしい。
 とまれ、しばし巡礼団から離れ、初秋の小さな旅を楽しんだ二人だった。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.664

 ※ 大聖年イタリア巡礼、前号「わがままな旅行者」へは、<コチラ>から入れます。

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