マントヴァは、14世紀にこの地を支配したゴンザーガ家の庇護によりルネッサンス期に華開いた町。
スペリオーレ湖、メッゾ湖、インフェリオーレ湖の三つの湖に囲まれた静かな町である。
驚くほど静かなマントヴァ駅から歩いて10分ほど、オフイス街を抜けると旧い建物に囲まれたエルベ広場に着いた。
エルベ広場の一角に建つのがサンタンドレア教会。
左側廊の最初の礼拝堂には、この町の生まれで、降架後横たわるキリストを足下からという独特の構図で描いた 「死せるキリスト」(ミラノ・ブレラ美術館蔵)を描いたアンドレア・マンテーニャ(1431-1506/イタリア/初期ルネサンス・パドヴァ派)の墓となっている。
♪ エルベ広場の一角にサンタンドレア教会があります
♪ 教会の向かいに円形のサン・ロレンツォ礼拝堂があります
♪ ロマネスク様式の礼拝堂の内陣、薄暗く素朴な佇まいでした
♪ エルベ広場から凱旋門ボールト・ディ・サン・ピエトロをくぐると敷石のソルデッロ広場です
♪ ソルデッロ広場の突き当たりにドゥオモがありました
♪ 正午になると閉まってしまうので急ぎ堂内へ入り、祈を捧げました
♪ 広場の右手はゴンザーガ家の富と力の象徴ドゥカーレ宮です
♪ エルベ広場のカフェ・テラスでランチです
♪ 抜けるような青空のもとで飲むビールは格別でした
この町で日本人に出会ったのは、凱旋門の所で新婚と思しき二人連れのみ。
ヴェルディのオペラ 「リゴレット」の舞台となったこの町、イタリアとドイツからの観光客が多いのが特徴なンだそうで、日本人観光客、よほどの変人じゃなければここまで来ないらしい。
とまれ、しばし巡礼団から離れ、初秋の小さな旅を楽しんだ二人だった。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.664
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