寄れば 「酷い暑さですねえ!」と、口を合わせたあの夏も忘れてしまったよう。
朝晩に外に出れば、思わずジャケットの前を合わせる季節に何時の間にかなった。
移動祝日なって以来、もともとの日(10/10)に納まった 「体育の日」は何年振りのこと?
居座った秋雨前線も何処へやら、その日は空が高く六甲の上の辺、鰯雲が綺麗な模様を描いていた。
その雲を眺めていたら、山村暮鳥の詩を思い出した。
小学生の頃、国語の時間で 「雲」、正しくは 「おなじく」を声を出して読んだ覚えがあるが、詩人が言葉を紡いだ雲は、季節感から言えば初夏の雲だろうか。
「雲」
丘の上で としよりと こどもと うつとりと雲を ながめてゐる
「おなじく」
おうい雲よ いういうと 馬鹿にのんきさうぢやないか
どこまでゆくんだ ずつと磐城平(いはきたひら)の方までゆくんか
「ある時」
雲もまた自分のやうだ 自分のやうに すつかり途方にくれてゐるのだ
あまりにあまりにひろすぎる 涯(はて)のない蒼空なので
おう老子よ こんなときだ にこにことして ひよつこりとでてきませんか
秋は、無骨な者までを、しばしもの想いに浸らせる。
が、前々夜、久しい仲間と食欲の秋・・・を満喫、話が弾んでだいぶに聞こし召した、で、今稿はここ迄 💦
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1198
眼精疲労がとれにくいため、
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