ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

ヴェネツィア日記(5)

2013年10月11日 | イタリア

 9月××日 紺碧に輝く日の午後 (快晴) 「彼の、ゲーテにして・・・」 
 サン・マルコ寺院とドゥカーレ宮殿の向かい、サン・マルコ広場から運河に面した海岸通?スキアヴォーニ河岸へと続く道を隔てて鐘楼がある。

 鐘楼にはエレベーターがあって、誰でも簡単に昇ることができる。
 エレベーターを降りて回廊に足を運んだ途端、ふたりとも絶句。

 空はどこまでも蒼く、そして、藍よりも青い海が見晴るかす水平線となって渾然と、まさに、どの辺りが海と空の境なのか判然としないほど自然に溶け合い、しかも、耀く太陽のもとでキラキラと光っていたのである。

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  北に、ラグーナ・ヴェネト
 
南に陽光耀くアドリア海に浮かぶ小さな島々
 
その余りにも美しい景色に感嘆、言葉にならないとはこのことでしょうか

 暫し呆然とみとれ、そして、呆れてしまった。
 遠望するとムラーノやサン・ミケーレ、そして、リドの島々が美しく映え、白い船が波を蹴立て滑るように進んでいるのが見えた。

 イタリア紀行を著した彼のゲーテが、ヴェネツィアへ入るために、サン・ジュリアーノで5日間も待ったらしいのだが、その気持ちちょっぴり判るような気がした。

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  眼下には白壁と柿色の屋根、お馴染みの町並みが広がっています
 
サン・マルコ広場の人が芥子粒のように見えます
 
アドリア海、空も海も青く、ここはイタリア!を実感しました

 周りを囲む建物とそこで憩う人々、ナポレオンをして「世界で最も美しい広間」、広場ではないところが味噌?と言わしめた理由がそれなりに理解できた。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.714

 ※ ヴェネツィア日記(4)へは、<コチラ>から、同じく(6)へは、<コチラ>からも入れます。

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