9月××日 紺碧に輝く日の午後 (快晴) 「彼の、ゲーテにして・・・」
サン・マルコ寺院とドゥカーレ宮殿の向かい、サン・マルコ広場から運河に面した海岸通?スキアヴォーニ河岸へと続く道を隔てて鐘楼がある。
鐘楼にはエレベーターがあって、誰でも簡単に昇ることができる。
エレベーターを降りて回廊に足を運んだ途端、ふたりとも絶句。
空はどこまでも蒼く、そして、藍よりも青い海が見晴るかす水平線となって渾然と、まさに、どの辺りが海と空の境なのか判然としないほど自然に溶け合い、しかも、耀く太陽のもとでキラキラと光っていたのである。
♪ 北に、ラグーナ・ヴェネト
♪ 南に陽光耀くアドリア海に浮かぶ小さな島々
♪ その余りにも美しい景色に感嘆、言葉にならないとはこのことでしょうか
暫し呆然とみとれ、そして、呆れてしまった。
遠望するとムラーノやサン・ミケーレ、そして、リドの島々が美しく映え、白い船が波を蹴立て滑るように進んでいるのが見えた。
イタリア紀行を著した彼のゲーテが、ヴェネツィアへ入るために、サン・ジュリアーノで5日間も待ったらしいのだが、その気持ちちょっぴり判るような気がした。
♪ 眼下には白壁と柿色の屋根、お馴染みの町並みが広がっています
♪ サン・マルコ広場の人が芥子粒のように見えます
♪ アドリア海、空も海も青く、ここはイタリア!を実感しました
周りを囲む建物とそこで憩う人々、ナポレオンをして「世界で最も美しい広間」、広場ではないところが味噌?と言わしめた理由がそれなりに理解できた。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.714
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