ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

ヴィルヘルムの丘

2017年10月18日 |  ∟ドイツの美術館

 ドイツ カッセル/ヴィルヘルムスヘーエ城・古典絵画館編 (2) 中欧美術館絵画名作選 (105)

 カッセル・ヴィルヘルムスヘーエ駅に隣接するDB・ドイツ国鉄が運営するホテルに投宿。
 山手はかなりの雪と思い込み、「ヴィルヘルムスヘーエ城までタクシーでどのくらいなの?」と彼女 が訊くとフロントマン、「この程度の雪で何を! 1番の市電に乗ればOKだよ」と、一日乗り放題パスをくれた。

 グリム兄弟が暮らしたこの町も僅か半日の滞在、旅装を解くのももどかしくヴィルヘルムの丘へと向かった。

      

  雪が舞う駅前の停留所からその1番の市電に乗車、公園へと続く真っ直ぐな坂道を上って行きます
  10分ほど、雑木林の中の折り返しのループを左回りに弧を描き停車、終点ヴィルヘルムスヘーエです
  ホームの前、雑木林の丘が開け一面の銀世界、子供らが喚声を上げながら橇遊びをしていました

     

  山道を10分ほど登ると、町を見下ろす高台にヴィルヘルムスヘーエ城・古典絵画館があります
  子供たちが橇遊びをしていた城の前の高台からは、カッセルの町が遠く望めました

  入口のある建物の裏側に、収蔵する画家の名前が入った幟がはためき期待が膨らみます
 ♪ この丘の名物、水の芸術と称されるカスガーデンのヘラクレス像が雪の中に望めます

 ここ、ヴィルヘルムスヘーエ、つまりヴィルヘルムの丘に、カッセル方伯領の政務官だったヴィルヘルム8世が、軍司令官としてオランダ滞在中に蒐集したレンブラント(1606-1669)のコレクションをはじめ、王の画家にして画家の王と呼ばれたルーベンス(1577-1640)、ドイツ・ルネッサンスの巨匠デューラー(1471-1528)などの傑作が架る。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1410

 ※ 小編は、2009-06 に投稿した記事をリライト、再投稿したものです。


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2 コメント

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こんにちは (petro)
2017-10-18 13:24:25
九州さん
 コメントありがとうございました
 「田園都市の風景から」、毎回、楽しく拝読しています

 ところでカッセル、予定が半日のうえ雪に見舞われ、カスガーデンも休園中、遠くから眺めただけでした
 絵画館を出た足で、市電で市役所近辺まで行きましたが寒くって、ほうほうのていでホテルに戻ったことを思い出しました
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おはようございます (九州より)
2017-10-18 08:58:03
始めてコメントします。
20年近く前に視察でカッセル市を訪問したことがあります。
ヴィルヘルムスーエ公園のヘラクレス像の所まで行きました。
グリムの記念館にも行きました。
市庁舎に行った時、地下のレストランで昼食を摂りましたが、量が多くて食べきれませんでした。
ドイツでは自然環境が守られており、感心しました。
懐かしくてコメントしました。
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