ここ数日寒い日が続き、北国ならずとも雪の便りが届く。
そんな折政府は、福島原発の事故収束に向けた工程表のステップ2、冷温停止状態の達成の終了を確認したという。
この事故で避難を余儀なくされている方にもとよりその実感はなく、空々しく受け止められていると報道されていたが、記者会見でさも実直そうに話す泥鰌総理の巧言が季節と重なり寒い。
ところで、師走も押し詰まり、何処の家庭でも迎春準備で益々忙しなくなるのだろう。
準備と言えばカトリックの我が家、鏡餅もなければ注連飾りもないが、何故か若松だけは活ける。
カタリナ、お茶の稽古のお仲間の娘さんたちに、「資格はお取りしませんが」との条件付で月に一度、嵯峨御流の活花の手ほどきをしているのがその理由。
毎年この時期になると「若松」が花材になるという訳。
この花材、阪急夙川駅近くの「夙川生花店」で準備して貰っている。
ミサの途中で見つけたこの花屋さん、店主さんが活花の心得があるのか、季節にあった花を組み合わせて選ぶ目が早い上に的確というのがその理由らしい。
それでペトロ、彼女から珍しく「散歩に行こうよ」と誘われのこのこ付いて行くと、「ひょっとして、荷物持ちに借り出されたのじゃ?」と疑うことも少なからずある。
活花という代物、思いの外丈があり小柄な彼女が持つと、引き摺らないために万歳をしているような無様な格好になる。
件の花屋さん、頼めば車で運んでくれるが、ペトロが同行すればその手間から解放される。
で、今年納めの稽古の前日、暮れの忙しい中運んで下さったのだが、その折ペトロに嬉しくも花のプレゼントを頂いた。
理由は多分、一年何回かのポーターへの謝意と、その店の「花のカレンダー」が好きでわざわざ所望したことへのお礼だろうと思っている。
頂いた花、チュ-リップやストックなどメジャー? なものはともかく、ホワイトレースフラワーなる花が清楚で可愛く、その花言葉はいみじくも「感謝」だそうだ。思いもせぬ出来事に、気持ちがほっこりと温まった。
Peter & Catherine’s Travel Tour No.414
我が家も私と主人とても身長が違うのですが、こんな日がきたらいいなととっても羨ましくなりました。
私達も良い歳をとれるよう主人に気遣いを忘れぬようにしなければ[E:bearing] 反省です。