ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

ベツレヘム ‐ イスラエル(8)

2011年12月23日 | イスラエル巡礼

 25日は降誕祭・クリスマス、今年のそれは例年に比べて少し感慨深いものがある。
 ナザレの「受胎告知教会」、ベツレヘムの「聖誕教会」への巡礼が叶ったからだろうと思っている。

 神から遣わされた大天使ガブリエルが、ガリラヤの町ナザレのマリアのところにきて告げた。
 〈 恵まれた女よ、おめでとう、主があなたと共におられます
 〈 あなたはみごもって男の子を産むでしょう
 〈 その子をイエスと名づけなさい  (ルカ1章26 ‐ 31)

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  「受胎告知教会」のファサードは、アベ・マリアの頭文字 A がシンボライズされています
  聖堂内の洞窟はマリアが受胎告知をされた場所、何処かの国の巡礼団がミサをしていました
  お隣の「聖ヨセフ教会」からの夕景、とても綺麗な聖堂です

 ローマのサン・ピエトロ広場やサン・ピエトロ寺院などのそれと比ぶべくもないが、わがホーム教会の祭壇脇に、イエスが生まれた馬小屋を模したプレゼピオが飾られ、降誕祭までは空の飼葉桶が置かれている。

 その頃、ローマ皇帝アウグストから人口調査の勅令が出た。
 ヨセフも、すでに身重になっていたいいなづけの妻マリヤと共に、登録をするためナザレを出てダビデの町ベツレヘムへ行った。
 〈 ベツレヘムにいる間にマリアは月が満ちて初子を産み、布にくるんで飼葉桶の中に寝かせた
 〈 客間には彼らのいる余地がなかったからである  (ルカ2章1 - 7)

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  ベツレヘムの小高い丘の上の聖地「聖誕教会」です
  この聖堂の「聖餐台」はギリシャ正教のもの
  パレスチナ自治区にあるために貧乏らしく、聖堂全体が傷んでいます

 イエスが生まれたとき、東からきた三人の博士がエルサレムに着いて言った。
 〈 ユダヤ人の王としてお生まれになったかたはどこにおられますか
 〈 わたしたちは東の方でその星を見たので、そのかたを拝みにきました  (マタイ2章1 - 2)

 その「聖誕教会」の地下、イエスが生まれたという場所に、東方の三博士がこの地に導かれたという星の形をしたプレートが嵌め込まれている。
 その後ろに岩をくり貫いた小さな棚があって、そこに飼葉桶が置かれたという。

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  地下の「星形が嵌め込まれた洞窟」、2時間近く並んで10秒で追い立てられました
  「星の形をしたプレート」、その背後「飼葉桶が置かれた棚」です

 その飼葉桶の木片、ローマのサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の祭壇下に聖遺物として収められている。
 「えっ、そうなの??」、何、そう目くじらを立てることもあるまいて、この日、救い主イエス様がわたしたちのもとに遣わされたのだから。
 Peter & Catherine’s Travel Tour No.415

 ※ イスラエル巡礼、前回の《賑やかなランチ》へは、<コチラ>からお入り下さい。

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