エネルギー安定調達で連携 TPP交渉促進も 日・メキシコ首脳
(時事通信 2014/07/26-07:25)
【メキシコ市時事】安倍晋三首相は25日(日本時間26日)、メキシコ市の国立宮殿でペニャニエト大統領と会談し、石油やシェールガスなどのエネルギー安定調達に向け、連携を強化することで一致した。会談後、両首脳立ち会いの下、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)とメキシコ石油公社(PEMEX)が技術協力などの覚書を交わした。
首相は、ペニャニエト政権が進めるエネルギー分野での外資を含む民間への開放政策について「改革に注目している。石油増産やシェールガス開発は世界のエネルギー市場の安定にとって重要だ」と指摘。技術や資金面で日本が協力していく考えを示した。大統領は「今後も相互に信頼を強めていきたい」と応じた。
両首脳は環太平洋連携協定(TPP)交渉の早期妥結を目指す方針を確認。2005年発効のメキシコとの経済連携協定(EPA)について、一層の自由化を目指す再協議を速やかに開始することでも合意した。
首相は集団的自衛権の行使容認に向けた取り組みなどを説明し、「日本の平和国家としての歩みは決して変わることはない」と理解を求めた。これに対し、大統領は「日本が国際法を順守し、国際平和のために貢献していることに支持を表明する」と述べた。両首脳は国連安全保障理事会の改革が重要との認識でも一致した。
(時事通信 2014/07/26-07:25)
【メキシコ市時事】安倍晋三首相は25日(日本時間26日)、メキシコ市の国立宮殿でペニャニエト大統領と会談し、石油やシェールガスなどのエネルギー安定調達に向け、連携を強化することで一致した。会談後、両首脳立ち会いの下、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)とメキシコ石油公社(PEMEX)が技術協力などの覚書を交わした。
首相は、ペニャニエト政権が進めるエネルギー分野での外資を含む民間への開放政策について「改革に注目している。石油増産やシェールガス開発は世界のエネルギー市場の安定にとって重要だ」と指摘。技術や資金面で日本が協力していく考えを示した。大統領は「今後も相互に信頼を強めていきたい」と応じた。
両首脳は環太平洋連携協定(TPP)交渉の早期妥結を目指す方針を確認。2005年発効のメキシコとの経済連携協定(EPA)について、一層の自由化を目指す再協議を速やかに開始することでも合意した。
首相は集団的自衛権の行使容認に向けた取り組みなどを説明し、「日本の平和国家としての歩みは決して変わることはない」と理解を求めた。これに対し、大統領は「日本が国際法を順守し、国際平和のために貢献していることに支持を表明する」と述べた。両首脳は国連安全保障理事会の改革が重要との認識でも一致した。