アジア・オセアニアNews blog ~お日様とお月様の光と影~

アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

習主席 ドイツ巻き込み日本批判か (NHK NEWSWEB)

2014年03月29日 | 米中紛争と東アジア
習主席 ドイツ巻き込み日本批判か
NHK NEWSWEB 3月29日 9時26分

ヨーロッパを歴訪中の中国の習近平国家主席は28日、ドイツのベルリンで政治家や外交官らを前に講演しました。
この中で習主席は、「日本の軍国主義が引き起こした侵略戦争で3500万人以上の中国人が死傷した。この悲惨な歴史を中国人は忘れることはない」と述べました。
また、「1937年に起きた南京事件ではドイツ人の駐在員が日本軍から中国人を保護した」と指摘するなど、繰り返し過去の歴史を取り上げました。
さらに、習主席は「ドイツのブラント元首相はかつて『歴史を忘れた者は同じわだちを踏む』と述べたが、中国にも『過去の事を忘れず後の戒めにする』ということばがある」と述べ、ドイツの戦後処理を評価して暗に日本の取り組みと比較させる形で安倍政権の歴史認識を非難しました。
習主席は、今回のドイツ訪問で、第2次世界大戦中に虐殺されたユダヤ人の犠牲者の追悼施設への訪問を申し入れたもののドイツ側に断られたことから、講演の場を利用して、ドイツを巻き込んで日本に対する批判を強めるねらいがあったとみられます

北朝鮮の刑事責任追及勧告 「人道に対する罪」非難 (時事通信)

2014年03月29日 | 国連・国際社会
北朝鮮の刑事責任追及勧告 「人道に対する罪」非難 調査組織創設・国連人権理決議
時事通信 2014/03/28-22:49)

【ジュネーブ時事】国連人権理事会は28日、日本人拉致を含む北朝鮮による国家ぐるみの人権侵害行為は「人道に対する罪」と非難する決議を賛成多数で採択した。犯罪に関与した人物の責任を追及するよう明記。国連安保理に対し「適切な国際刑事司法機関」への付託の検討を勧告した。
 
採決には理事国47カ国が参加。日米欧や韓国など30カ国が賛成し、中国、ロシア、キューバ、パキスタン、ベネズエラ、ベトナムの6カ国が反対、インドやインドネシアなど11カ国が棄権した。
 
決議は日本と欧州連合(EU)が提案。拉致被害者らの帰国、全政治犯収容所の廃止と政治犯の釈放など、北朝鮮で今も続く深刻な人権侵害行為の即時停止を要求。人権状況を今後も把握するため「実態の監視と記録を強化する組織」の創設を盛り込んだ


中国主席「南京で30万人虐殺」 日本名指し批判、独で講演 ( 共同通信 )

2014年03月29日 | 米中紛争と東アジア
中国主席「南京で30万人虐殺」 日本名指し批判、独で講演
共同通信 47NEWS 2014/03/29 07:36】

 【ベルリン共同】ドイツ訪問中の中国の習近平国家主席は28日、ベルリンで講演を行い、日中戦争時に旧日本軍が南京を占領した際に起きた南京大虐殺に言及し「日本は30万人以上を虐殺した」と強調した。習主席は「日本軍国主義による侵略戦争で中国人3500万人以上の死傷者が出た」とも述べ、日本を名指し批判した。

 ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の歴史を抱えながら近隣諸国と和解したドイツで、習主席自らが歴史問題をめぐって日本批判を展開し、安倍晋三政権と徹底対決する姿勢を鮮明にした。

尖閣沖接続水域に海警局船3隻 (NHK NEWSWEB)

2014年03月29日 | 安全保障と東シナ海紛争
尖閣沖接続水域に海警局船3隻
NHK NEWSWEB 3月29日 10時51分
第11管区海上保安本部によりますと、沖縄県の尖閣諸島の沖合では、中国海警局の船3隻が日本の領海のすぐ外側にある接続水域を航行しています。
3隻は、29日午前9時現在、久場島の南東およそ29キロを航行しているということで、海上保安本部が領海に近づかないよう警告と監視を続けています。

朴大統領 北朝鮮に対する統一基盤作りの3大提案発表 (聯合ニュース)

2014年03月29日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
朴大統領 北朝鮮に対する統一基盤作りの3大提案発表
聯合ニュース 2014/03/28 20:59

【ドレスデン聯合ニュース】ドイツを訪問中の朴槿恵(パク・クネ)大統領は28日(現地時間)、旧東ドイツ地域のドレスデンを訪れ、平和統一のための基盤作りに向けた北朝鮮に対する3大提案を発表した。

 朴大統領はドレスデン工科大から政治法律分野の名誉博士号を授与され、「朝鮮半島平和統一に向けた構想」と題した基調演説を行った。

 朴大統領は演説の中で、①南北住民の人道的問題の優先的な解決 ②南北共同繁栄のための民生インフラ構築 ③南北住民間の同質性回復――の3大構想を北朝鮮側に提案した。


 3大構想提案の背景に関連し、「統一後の国で共に暮らすことになる南北住民が互いに理解し合ってこそ、ひとつの朝鮮半島に新たに生まれ変わることができる」との認識を示した。南北住民が助け合いながら同質性を回復できる交流と協力が必要だと主張した。
 朴大統領は「ドイツ国民がベルリンの壁を崩壊させ、自由と繁栄、平和を実現させたように、朝鮮半島でも新たな未来を切り開くために壁を取り払うべきだ」とした上で、新たな朝鮮半島の建設を呼び掛けた。

 人道的問題の優先的な解決については「分断により傷ついた離散家族の痛みを和らげるべきだ」として、離散家族再会の定例化をあらためて提案した。具体的な方策を北朝鮮側と協議し、赤十字国際委員会などの国際機関とも必要な協議を行うとの考えを示した。
 また、北朝鮮住民に対する人道的支援を拡大する方針も明らかにした。国連と共に妊婦と乳児のための栄養と保健に関する支援を行う「母子パッケージ事業」を展開すると説明した。

 インフラ構築に関連しては、「複合農村団地」の造成に向けて南北が力を合わせるべきだと提案。韓国が北朝鮮住民の便宜を図るため交通、通信などのインフラ建設に投資し、北朝鮮は韓国に対し地下資源の開発を進めることができるようにすれば、相互にとって有益だとの見方を示した
 また、北朝鮮・羅先の羅津港とロシア極東沿海地方のハサンを結ぶ鉄道の改修や、羅津港の近代化などが中心となる「羅津・ハサン物流協力事業」など、現在推進中の南北とロシアの協力事業に加え、北朝鮮・新義州などを中心とした南北と中国の協力事業を推進することも提案した。

 南北住民間の同質性回復については「純粋な民間レベルの接触が拡大されるよう歴史研究・保全、文化芸術、スポーツの分野の交流などを奨励していく」と述べた。この構想の実現のために「南北交流協力事務所」の設置を北朝鮮側に提案した。
 朴大統領は特に、北朝鮮に対する提案が成果を上げることができるよう「一日も早く北朝鮮は非核化に向かうべきだ」と促した。北朝鮮が核問題に対し誠意ある姿勢で6カ国協議復帰と核放棄を進め、住民の生活を守ることを願うとした上で、「北朝鮮が核放棄の決断を下せば、北朝鮮に必要な国際金融機関への加盟や投資誘致のために韓国が積極的に支援する」と約束した。

 また、必要であれば周辺国と共に北東アジア開発銀行を設立し、北朝鮮と周辺地域の経済開発を図ることもできるとした。「北東アジア平和協力構想」(平和協力構想は非政治的な分野から協力を重ねる新たな枠組み)を発展させて、北朝鮮の安保に対する憂慮についても扱うことができる「北東アジア多者安保協議体」を推進させることもできると述べた。

 一方、韓国青瓦台(大統領府)は朴大統領の3大提案が、2010年3月に発生した海軍哨戒艦「天安」沈没事件を受け同年5月から実施している対北朝鮮制裁措置と関係なしに推進されるかについて、「制裁措置は北朝鮮の責任ある措置が取られるまで維持されるべきだが、長い間、南北分断が続いているため民族的異質感が拡大している。北朝鮮住民のための協力は国民の共感を得て、段階的に検討を進める」と説明した。

 北朝鮮核問題との関連性については「国際規範などを順守する範囲内で段階的に北朝鮮に対する協力や支援を検討する。北朝鮮の非核化に確実な進展があれば、より本格的に推進する」との方針を示した。

北朝鮮非難決議を採択 国連人権理  (共同通信)

2014年03月29日 | 国連・国際社会
北朝鮮非難決議を採択 国連人権理
共同通信 47news 2014/03/28 21:56】


 【ジュネーブ共同】国連人権理事会(47カ国)は28日、外国人拉致を含む北朝鮮の人権侵害を厳しく非難する日本と欧州連合(EU)提出の決議案を賛成多数で採択した。日本などは採択を機に、人権状況改善に向け北朝鮮への圧力を一層強めたい考えだ。

 決議は、人権侵害に関与した個人の責任追及のため「適切な国際刑事司法メカニズム」への付託や制裁措置を検討するよう国連安全保障理事会に勧告した。

 国連調査委員会が2月に公表し、安保理に国際刑事裁判所(ICC)への付託や特別法廷の設置を勧告した最終報告書に基づくが、ICCなど具体的な機関名は盛り込まなかった。