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MotoGP : 第9戦 ドイツ プレビュー

2011-07-14 23:07:33 | MotoGP WSB BSB JRR





2011 MotoGP 第9戦 ドイツGP



■開催日:2011年7月15日(金)1日目フリー走行、16日(土)予選、17日(日)決勝
■開催地:ドイツ/ザクセンリンク






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ウェブパブリッシングに挑戦してみました。

従来の記事も下のリンクをクリックすれば見る事ができます。




CIRCUIT DATA


■開設:1966年
■コース長:3.671km
■サーキットレコードラップ:1分22秒126 (2009年:D・ペドロサ)
■サーキットベストラップ:1分21秒067(2008年:C・ストーナー)

■2010年のリザルト




[MotoGP]

1. ダニ・ペドロサ HONDA 28:50.476
2. ホルヘ・ロレンソ YAMAHA +3.355
3. ケーシー・ストーナー DUCATI +5.257
4. ヴァレンティーノ・ロッシ YAMAHA +5.623
5. アンドレア・ドヴィツィオーゾ HONDA +17.158
6. マルコ・シモンチェリ HONDA +17.757
7. ニッキー・ヘイデン DUCATI +17.935
8. ベン・スピーズ YAMAHA +20.957
9. エクトール・バルベラ DUCATI +22.000
10. マルコ・メランドリ HONDA +35.217
11. ロリス・カピロッシ SUZUKI +45.042
12. アレックス・デ・アンジェリス HONDA +45.204
RT. ミカ・カリオ DUCATI 21Laps
RT. ランディ・ド・ピュニエ HONDA
RT. アルバロ・バウティスタ SUZUKI
RT. アレックス・エスパルガロ DUCATI
RT. コーリン・エドワーズ YAMAHA

[Moto2]

1. トニー・エリアス MORIWAKI 41:57.745
2. アンドレア・イアンノーネ SPEED UP +3.297
3. ロベルト・ロルフォ SUTER +6.574
4. フォンシ・ニエト MORIWAKI +6.781
5. カレル・アブラハム FTR +7.396
6. ガボール・タルマクシ SPEED UP +9.555
7. ダミアン・クドリン PONS KALEX +9.697
8. ドミニク・エージャーター SUTER +11.373
9. ステファン・ブラドル SUTER +13.152
10. ヨニー・ヘルナンデス BQR-MOTO2 +13.726
11. アレックス・バルドリーニ I.C.P. +15.802
12. ジュール・クルーゼル SUTER +17.666
13. アンソニー・ウエスト MZ-RE HONDA +25.927
14. ウラジミール・イワノフ MORIWAKI +26.476
15. ザビエル・シメオン MORIWAKI +26.626
16. バレンティン・ドゥビーズ ADV +27.465
17. ラタパーク・ウィライロー BIMOTA +29.007
18. 富沢祥也 SUTER +42.961
19. 手島雄介 MOTOBI +43.141
20. ニッコロ・カネパ FORCE GP210 +43.277
RT. 高橋裕紀 TECH 3 +28Laps

[125cc]

1. M.マルケス デルビ 41:28.274
2. 小山知良 アプリリア +17.578
3. S.コルテセ デルビ +18.263
4. E.ラバト アプリリア +19.098
5. B.スミス アプリリア +19.713
6. J.ザルコ アプリリア +44.976
7. D.ウェッブ アプリリア +53.243
8. E.バスケス デルビ +53.302
9. S.ファーゲルハウグ アプリリア +53.589
10. D.カルタイニンガー KTM +1:05.078




■特徴

 ザクセンリンクは、旧東ドイツ、ドレスデン近郊に造られた低速サーキット。1927年に公道レースが開催され、1961~72年には「東ドイツGP」が開催されている。1998年には全面改修を経て「ドイツGP」として、今年で13回目の開催となる。
 コースは、全長3.671kmと短いが、アップダウンのあるテクニカルコースとなっている。コーナーは、右4、左10からなり、前半、タイトな低速コーナーが連続するが、後半セクションには下りの超高速コーナーがあり、ショートコースながら、見どころの多いサーキットだ。
 マシン的には、最高速よりも瞬発力に優れたエンジン性能とクイックな旋回性、繊細なスロットルワークが求められる。








■パッシングポイント

後半セクションの下り高速コーナー。
バックストレートエンド。
最終コーナーが、最大のパッシングポイントとなる。



■タイヤ

コーナー数が、右4、左10となり、左側の消耗が激しくなる。
エッジグリップとトラクション、耐久性、旋回性と全ての面で高いレベルが要求される。

フロント : ハード ・ エキストラハード
リア : ミディアム ・ ハード(左右非対称コンパウンド)(昨年より1ランクソフト側となっている)

ウェットタイヤ フロント、リア共にソフト




ドイツの紹介




国名をドイツ語で正式に表すと、Bundesrepublik Deutschland (ブンデスレプブリーク・ドイチュラント)。通称は、Deutschland。
英語表記はFederal Republic of Germany。通称はGermany。
日本語表記はドイツ連邦共和国。通称はドイツとなる。

ドイツは、16の連邦州から構成され、歴史を遡れば、数多くの王国、公国、小領邦君主領が登場しては消えていった。
民族は、ゲルマン系のドイツ語を母語とするドイツ人が多数を占めるが、その中でも、バイエルン人、ザクセン人、フリース人、ヘッセン人等、それぞれが自分たちの方言と伝統を持っている。

世界第4位のGDPを誇る経済大国であり、EU加盟国第一の経済力を持つ。

ドイツでは現在も徴兵制度が有り、健康な満18歳以上の男子には9カ月の兵役義務が課せられている。

次に、ザクセンリンクサーキットがあるザクセン州に関して紹介しよう。

ザクセン州はドイツの東の端にあり、南はチェコ、東はポーランドと接している。
北から南にかけて全体が田園地帯であり、南部は次第に標高が上がりチェコとの境界付近は山岳地帯である。
州都は、ドレスデン。
マイセン磁器で有名なマイセンの街もザクセン州に含まれる。
東部ドイツの中で、急成長を遂げている経済発展地域の一つでもあり、中でもIT産業、時計製造、自動車産業が飛躍してきている。



ザクセン州の世界遺産



文化遺産

該当なし

自然遺産

ドレスデン・エルベ渓谷(2009年に、景観を損ねる橋の建設を理由にリストから削除された。)
ムスカウアー公園




■天気

     





■タイムスケジュール(日本時間)


2011. 7.15

125cc FP1 16:15 - 16:55
MotoGP FP1 17:10 - 17:55
Moto2 FP1 18:10 - 18:55

125cc FP2 20:15 - 20:55
MotoGP FP2 21:10 - 21:55
Moto2 FP2 22:10 - 22:55

2010. 7.16

125cc FP3 16:15 - 16:55
MotoGP FP3 17:10 - 17:55
Moto2 FP3 18:10 - 18:55

125cc QP 20:00 - 20:40
MotoGP QP 20:55 - 21:55
Moto2 QP 22:10 - 22:55

2010. 7.17

125cc WUP 15:40 - 16:00
Moto2 WUP 16:10 - 16:30
MotoGP WUP 16:40 - 17:00

125cc RAC 18:00
Moto2 RAC 19:15
MotoGP RAC 21:00


Japan Time : GMT +9
local time : GMT +2







■TVオンエア情報

G+SPORTS

予選

7月16日(土) 20:00~23:15 (生放送) ※最大23:30まで放送

7月21日(木) 18:30~21:30
7月31日(日) 18:30~21:30

決勝

7月17日(日) 17:45~22:30 (生放送) ※野球中継延長時、時間変更の場合あり

7月21日(木) 23:00~27:15
7月24日(日) 17:00~21:15
7月31日(日) 23:00~27:15

日本テレビ系

7月17日(日) 25:20~26:20

※放送日時、内容は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください





REPORT

MotoGP


 今季、絶好調のストーナーが、2008年に優勝経験のある得意のトラックに臨む。昨年は3位だったが、ホンダのマシンと相性のいいトラックで、優勝候補筆頭にあげられるだろう。

トップから19ポイント差のランキング2位、ロレンソは、前戦ムジェロの優勝の勢いをザクセンリンクにぶつける。優勝経験のないトラックで初優勝を狙う。

安定した速さを身につけたドビチオーゾは、33ポイント差のランキング3位。来季、レプソル・ホンダの状況が見えないだけに、ここは踏ん張りどころ。

ドカティに苦しんでいる感のあるロッシだが、いつの間にランキング4位とはさすがとしか言いようがない。昨年、怪我からの復帰レースでは4位。自他共に認める得意コースと言うだけに、雨のレースとなれば優勝争いに絡んでくる可能性も。

青山は、アッセンでの転倒で背中を痛め、前戦ムジェロでは痛みに耐えながらのレースとなったが、脊椎を骨折していたことが判明。本来、6週間の安静が必要であったのだが、ザクセンリンクも出場する意思は変わらない。昨年は欠場しているトラックだが、日本人と相性のいいコースレイアウトを攻略して上位を期待したい。

カピロッシは、2戦ぶりに復帰する。


Moto2

 ポイントリーダーのブラドルは、ホームレースを迎える。前戦ムジェロでは僅差の2位。昨年は9位だったが、今年は既に4勝と強さを発揮、地元の応援を武器とすれば敵無しか。

マルケスは、52ポイント差でトップを追う。シーズン開始直後は不運に見舞われたが、徐々に非凡な才能を発揮し、3勝をあげた。昨年は、125クラスで優勝を飾った舞台に臨む。

スミスも3連続表彰台と波に乗ってきた。同じテック3のシャーシを使うチームメイト、ディ・メッリオは結果を出せないだけに、ランク3位は、スミスの卓越したライディング能力だからこそ成し得た結果なのか。

期待の大きかったイアンノーネは、第3戦以降は低迷。地元レースの前戦で5位に入り、復調の兆しもあるが、昨年、3位の舞台で流れを引き寄せたいところ。

高橋裕紀は、2006年に優勝した舞台で、優勝を狙う。現在、トップから89ポイント差のランキング8位。シーズン折り返しのザクセンで勝つ事ができなければ、チャンピオンへの道は遠のく。正念場だ。

第5戦カタルニアのクラッシュで大怪我を負ったシモンは、10日にアルバセテでテストを実施、回復具合を確認した。まだ、痛みも激しく完全ではないが、ザクセンで復帰を決意。

地元メーカーのMZが、レギュラーライダーのウエスト、ノイキルヒナーに加えて、アルヌ・トーベをワイルドカードとして起用する。


ドイツ人選手: ステファン・ブラドル、マックス・ノイキルヒナー、アルヌ・トーベ(ワイルドカード)


125

 前戦ムジェロで今季5勝目を飾ったテロールが、ランキングトップを快走。昨年、腰椎骨折で走行が認められず、チャンピオン争いに大きな痛手となった舞台だけに雪辱を果たしたい。

今季4度表彰台を獲得し、大きく成長したザルコは、39ポイント差のランキング2位。昨年は、自身のベストリザルトを獲得した舞台だけに、そろそろ優勝も狙っているのではないか。

ビニャーレスは、ルマンでの優勝以来、シルバーストーンのリタイアはあったが、それ以外は全て表彰台に乗る活躍を見せている。今、最も勢いに乗ったライダーと言えるだろう。ルーキーらしからぬ勝負強さを発揮すれば、ザクセンでの上位進出も堅い。

52ポイント差のランキング4位に位置するのが、ホームレースを迎えるフォルガーである。前戦ではリタイアとなったが、大きな成長をみせる期待のライダーだ。

ランキング5位も地元ドイツのコルテセ。昨年は、3位表彰台を獲得している。


ドイツ人選手: サンドロ・コルテセ、マルセル・シュロッター、ジョナス・フォルガー





COMMENT



HONDA

ケーシー・ストーナー

「ザクセンリンクはこの数年、いいレースができているし、すごく楽しみにしています。コースのレイアウトは独特でタイトなコーナーが続くし、ザクセンリンクならでというライディングを要求されます。恐らく、これまでとは違うセットアップが要求されると思うし、初日からセットアップに集中したいです。ここは左コーナーが多く、左のロングコーナーもあるので、左側のグリップがとても重要になります。最後までいいペースをキープするためにも、マシンをいい状態に仕上げることが要求されます。ザクセンリンクは、とてもすばらしい環境の中にサーキットがあって、とても美しい。サーキットの盛り上がりもすばらしく、ドイツGPはいつもエンジョイしています。このサーキットではいつもいい走りをしてきました。Hondaで走るザクセンリンクを本当に楽しみにしています」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「いい状態でドイツGPに挑むことができてうれしいです。前回のイタリアGPは、地元ファンの前で2位になれたことで、モチベーションも上がっています。レース後のテストでは、新しいスイングアームを試すなど、重要なテストになりました。いままで以上にいいベースセッティングを見つけられたし、いままでよりも楽にペースをキープすることができます。テストでは、全体的にいいフィードバックを得られたし、新しいスイングアームを今回使う予定です。ムジェロのように、今回も初日から全力でセットアップに取り組みたいです。3戦連続で表彰台に立っているし、総合3番手をキープしています。さらにポイントを獲得するためにも全力を尽くしたいです」

ダニ・ペドロサ

「前回のムジェロの8位というリザルトは、長い間レースから離れていたことを思えば、とてもよかったと思います。序盤に遅れてしまったので追い上げるのが厳しかったですが、速く走れることを確認できたし、早くベストな状態に戻れるように、今週も全力でレースに取り組みたいと思います。これまでザクセンリンクでは常にいいレースをしてきました。自分の得意とするサーキットで、こうして復帰2戦目を迎えられることがうれしいです。ここはムジェロとはまったく反対で、左コーナーが続くので、右鎖骨を負傷している自分には大きな助けになると思います。昨年は、ここで優勝することができました。今年もプラクティスからいい仕事ができるように全力を尽くしたいです。不運に襲われないように、レースに向けていいチャンスが来ることを願っています」

青山 博一

「アッセンでRepsol Honda Teamのファクトリーマシンに乗ったので、ムジェロでは、自分のマシンの感触を取り戻すのに少し苦労しました。おまけに、オランダの転倒で背中を強く打って、まだ身体に不快感が残っています。でも、徐々に自分のペースを取り戻しています。ムジェロのテストでは、ザクセンリンクを視野に入れたテストを行い、とてもポジティブでした。昨年はケガのためにドイツGPを走っていないので、最後に走った2年前の250cc時代の経験を思い出さなければいけません。2005年には表彰台に立ち、07年には優勝しています。MotoGPマシンは、250ccとはまるで違うので、どんな走りができるのか想像もできないけれど、ドイツGPを楽しみにしています」

マルコ・シモンチェリ

「ムジェロの結果には満足していないが、いいレースができたと思っています。悪いドラマもなく、無事にレースを終えられたことが何より重要でした。シルバーストーンとアッセンの悪い出来事を忘れることができました。レース後の月曜日のテストも、とてもよかったです。ムジェロでは、路面温度が上がるにつれて他のライダーよりグリップに苦しみましたが、そういった問題を解決するために、いろんなことにトライできました。イタリアGPは、ドイツGPに向けて自信もモチベーションも高まりました。ザクセンリンクは大好きなサーキットです。125ccや250ccではいつも速かったです。2008年と09年には250ccで優勝しています。昨年はMotoGPクラスで5位争いのいいレースをしました。目標は、ベストを尽くして、ムジェロよりいいリザルトを残すことです」



Moto2

ステファン・ブラドル (Moto2 ランキング1位)

「ここまで7戦を戦い、4回優勝しています。カタール、エストリル、ル・マン、カタルニアと、どのサーキットもキャラクターが違います。これは、どんなサーキットでもいいパフォーマンスができている証拠だし、今回のザクセンリンクも自信があります。今回は、自分にとって本当に特別なレースになります。この数カ月、自分をサポートしてくれた人たちの前でレースを戦うことになります。もし、ここで優勝することができて、国歌を聞けたら、こんなすばらしいことはないと思っています。父のヘルムートは、ホッケンハイムで行われたドイツGPの250ccで優勝しています。自分も優勝できたら、こんなにすばらしいことはありません」

マルク・マルケス (Moto2 ランキング2位)

「2連勝しているので、最高の状態でドイツGPを迎えることができます。しかし、これまでと同じようにセットアップに集中して決勝に挑みたいです。ザクセンリンクは、コースも短く、スローコーナーが多いので、すごい接戦になります。Moto2クラスは、どのサーキットでもすごい接近戦になっていますが、ザクセンリンクは特にすごいことになりそうです。ここはアドバンテージを築くのが難しいですが、ここでいいレースをして、いい夏休みを迎えたいです」

ブラッドリー・スミス (Moto2 ランキング3位)

「Moto2クラスにとってザクセンリンクは、最高に面白いサーキットだと思います。コース幅は狭いし、いくつかのポイントでは、ゴーカートをやっているような感じになります。とても楽しい。だから、ここは土曜日の予選がすごく重要になります。いいグリッドを得ることが、いい結果を残すために決定的な要素となります」

高橋裕紀 (Moto2 ランキング8位)

「フランスGPで優勝争いに加わって表彰台に立ってからの4戦は、なかなかいい流れに乗れませんでした。セッティングが決まらなかったり、セットアップが決まっても天候が悪かったり。何度か表彰台に立てそうなレースはありましたが、うまくいきませんでした。今回は、この4戦の反省から、前回のイタリアの決勝の状態から、しっかりとセッティングをつめていきたいです。ザクセンリンクは2006年に優勝しています。今年は表彰台に立つことを目標に、チャンスがあれば優勝を狙いたいです」


フリアン・シモン (Moto2 ランキング9位)

「医師から骨折した骨は十分に固まっている。まだ完治していないけど、週末に走ることができると説明を受けた。バイクから降りているときには、休息することを指示された。リハビリを指導してくれた物理療法士に今回は同行してもらう。大好きなザクセンリンクで復帰できることはナイス。いつも速く走ることができたけど、今回の目標は手術後のレスポンスを確かめ、完走することだ。現実的には、ハードな怪我の後で、体調は100%ではないし、筋力も落ちているけど、ザクセンリンクに行けることに興奮している。先日のテストはすごく良かった。方向転換に少し苦労するけど、全体的には良い感じで走れた。合格点。順調に回復した。」




YAMAHA

ホルヘ・ロレンソ

「ムジェロでの優勝以来、気分がいいよ!あの優勝が大きな自信になったんだ。今後はさらにパワーを引き出して、とくに今回とその次の2回は好成績を目指したい。ザクセンリンクはユニークなコースで、僕は2002年からずっと出場しているのに未だに一度も勝ったことがない。だから今回こそそれを実現したいんだ。ドイツのファンの前で面白いチャレンジになるよ。チームも僕も、ケイシーとの差を縮めるべく頑張っている。目標はいつものように表彰台に上るることだけど、そのなかでも勝利を目指しプッシュしていく」

ベン・スピース

「これからの2戦はとても楽しみなんだ。昨年のザクセンリンクはとても好調だったけれど、それを結果に結びつけることができなかった。予選であのようなアクシデントがなければ、もっと上位に近づくことができていたはずなんだ。今はチーム全体がとてもいい状態にあるし、マシンのフィーリングも上々。僕自身も自信を持って乗れていて、しっかり結果に残してきた。そして、来週は地元に戻ってアメリカGPに出場。そこではまた、赤と白のカラーリングで走ることになっているんだ!」

ウィルコ・ツェーレンベルグ (ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム監督)

「前回のムジェロでは、それまでの厳しい状況を克服し、本来の力をとりもどしてついに優勝を果たすことができた。そのあとだけに、今週と来週の2戦が楽しみだ。我々が良いマシンを用意しさえすれば、ホルヘは優勝争いを展開することができるというわけだ。ザクセンリンクとラグナセカも、それが我々が目標になる。夏休みに入る前のこの2戦は非常に重要。トップとの差は19ポイント。シーズンはあと半分残っているので、可能性はまだ十分にあるのだ」

マッシモ・メレガリ (ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームディレクター)

「前回、前々回と好調だったので、自信を持ってドイツGPに臨むことができる。そしてこの好調をキープしたいと願っている。ザクセンリンクとヤマハとの相性は良く、この3年間はいつも順調だった。今年も両ライダーともセッティングがうまくいっているので不安はない。私自身はこのコースを初めて訪れることになるが、これまでの歴史を見れば、きっと素晴らしいパフォーマンスを見せてくれると確信している」




SUZUKI

アルバロ・バウティスタ

「早く走りたい。ムジェロで僕たちは前進し、テストはすごく良かった。今、ザクセンリンクと今後のサーキットに向けて、どのように仕事に取り組むのか、ポジティブに分かっている。多くのサーキットで、トップ6、7以内に進出できると思う。幸運なのか、何かは分からないけど、何かを見つけることが必要だけど、僕たちは追求し続ける。過去に3度表彰台に登ったザクセンリンクが好き。セッティングの関しては、簡単なトラックではない。カギは傾斜時のグリップエンド。その仕事に取り組まないといけない」




DUCATI

ヴァレンティーノ・ロッシ

「ムジェロでは、これまでとは異なった方向性でセッティングの仕事を始めたけど、ウォームアップ走行では雨が降ってしまい、あまり試す時間がなかった。レースでは、バイクがセッションよりも良かったけど、この方向性で仕事を続け、ザクセンリンクでもグッドなベースとなるか確認しなければいけない。昨年、ここでケガから復帰して、グッドなレースをした。天候と気温が良いことを願う。セッティングの仕事を可能な限りに進めるためには必要なことだ」


ニッキー・ヘイデン

「少しストレンジなトラック。ショートでタイトだけど大好き。ラグナセカと同様に、ラップタイムが短く、レースが長い。それに、常に左側に傾いている。ほとんどのコーナーが同じ方向。それも大好き。チャンピオンシップで最もエキサイティングなトラックの1つだ。」

ランディ・ド・ピュニエ

「昨年脚を骨折した悪い記憶があるけど、ザクセンリンクが好きだ。トラックのキャラクターは僕たちのバイクに合うと思う。上手く走ることができる自信がある。先週のテストは懸命に働いた。ポジティブなリザルトを獲得できることを期待する。」

ロリス・カピロッシ

「まだ完璧に治っていないけど、あと2日間治療を続ければ、もう少し良くなる。トラックに戻ることはポジティブだけど、僕の目標はラグナセカに向けて、体調を100%に戻すこと。ムジェロを欠場したことはとても辛かった。今はそのことを過去にして、トラックに戻る。」