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ダカールラリー 1/11

2011-01-12 23:09:15 | Dakar
The Dakar rally raid 2011

2011年1月11日(火)




第9ステージ : コピアポ(チリ) → コピアポ(チリ)

全車     : 走行距離 270km(ロードセクション 0km、リンク 35km、SS 235km)







第9ステージ リザルト

1 7 STREET (USA) YAMAHA 03:06:56 - -
2 16 VERHOEVEN (BEL) BMW 03:10:34 00:03:38 -
3 5 CASTEU (FRA) SHERCO 03:10:36 00:03:40 -
4 18 FARRES GUELL (ESP) APRILIA 03:11:26 00:04:30 -
5 8 VILADOMS (ESP) YAMAHA 03:12:42 00:05:46 -
6 148 GOUET (CHL) HONDA 03:12:58 00:06:02 -
7 2 DESPRES (FRA) KTM 03:12:59 00:06:03 -
8 6 ULLEVALSETER (NOR) KTM 03:13:55 00:06:59 -
9 1 COMA (ESP) KTM 03:14:04 00:07:08 -
10 3 LOPEZ CONTARDO (CHL) APRILIA 03:14:49 00:07:53 -





総合順位(第9ステージ終了時点)


1 1 COMA (ESP) KTM 11:32:56 - -
2 2 DESPRES (FRA) KTM 11:41:10 00:08:14 00:10:00  (ペナルティ10分加算)
3 3 LOPEZ CONTARDO (CHL) APRILIA 11:56:29 00:23:33 -
4 4 RODRIGUES (PRT) YAMAHA 12:34:47 01:01:51 -
5 11 FARIA (PRT) KTM 12:54:16 01:21:20 00:01:00  (ペナルティ1分加算)
6 6 ULLEVALSETER (NOR) KTM 13:35:13 02:02:17 -
7 10 PEDRERO GARCIA (ESP) KTM 13:37:40 02:04:44 00:04:00  (ペナルティ4分加算)
8 15 CODY (USA) HONDA 14:12:36 02:39:40 -
9 33 DE AZEVEDO (BRA) KTM 14:15:51 02:42:55 00:10:00  (ペナルティ10分加算)
10 43 JAKES (SVK) YAMAHA 14:30:28 02:57:32 -





伏兵ジョナー・ストリートが見事なナビゲーションで勝利

ジョナー・ストリート(ヤマハ、USA)が第9ステージを制した。
3分38秒差でフラン・バーホーベン(BMW、ベルギー)が2位。
3分40秒差でダヴィッド・キャストゥ(シェルコ、フランス)が3位。

総合順位ではマルク・コーマ(KTM、スペイン)が首位を守り、シリル・デプレ(KTM、フランス)が8分14秒差で追っている。




第9ステージは主催者が壮大なトリックを仕掛けていた。
そのトリックの罠にかかったライダー、罠をものともせず上位に飛び出したライダー、それぞれ悲喜交々のステージとなった。

最初の罠は、スタートにあった。
通常、前ステージの順位毎に2分間隔で一台ずつスタートを切るのだが、今回は10台スタートから始まり、以後、20台毎のグループスタートとなった。

そして、この短いステージに難易度の高いナビゲーションルートを設定してきた。

グループスタートというライバル達が目の前にいる状況下で、互いに疑心暗鬼を生む心理戦。
誰が正しいのか、自分の信じる道を進んでいいのか、ミスすれば大きく順位を落とすステージだった。
更に集団での走行が埃を巻き上げ、どこで曲がって良いのか見ることさえできない。
混乱の中、精神的にダメージを負ったライダーも多かったようだ。

この混乱のステージを制したのがジョナー・ストリートで、KTM勢の牙城を崩す見事なナビゲーションで勝利をものにした。
総合でトップを走るコーマは9位、デプレは7位に入るのがやっと。
地元のロペスですら10位。ロペスは地元でタイム差を縮める事が出来ない。
ファリアは26位と少しのミスが大きく順位を落とした。
第6ステージ勝者のエルダー・ロドリゲス(ヤマハ、ポルトガル)はミスコースで燃料を使い果たしゴール手前で止まってしまった。

ライダー達は、主催者の仕掛けた罠に翻弄されたが、チャンスをものにしたライダーにとっては絶好のステージとなった。


明日からのステージは再びアルゼンチンへ戻る。
コピアポからアルゼンチンのチレシトへ向かう走行距離862km(ロードセクション:686km、SS:176km)のアンデス山脈越えのルートとなる。





Interview


ジョナ・ストリート :
「夢みたいだ。今回のラリーではたくさん不運が重なった。ついていないことばかりだった。ステージ優勝ができて感激だ。すごくうれしい。優勝する為にここに来ているのだからね。最初から全然思うような走りができていなかった。そんな中でSSを取れた、本当にそれは特別だ。今朝僕は3番目のグループに入ってスタートしたが、それは良くもあり、悪くもあった。前を走るライダーがなかなか追い越させてくれないので、アタックした。最終的に、僕は全員を追い越した。最後のデューンで一回転んだ。そこでハンドルを壊したが、走るのには問題なかった。今日はメカ・トラブルが全くなかったので、嬉しい。」


フランス・ヴェルホーヴェン :
「今日は一斉スタートだった。僕はクロスが得意なので、今日のような他のライダーの中を走るのは怖くない。スタートからアタックした。その後デューンや山の中で霧が濃かった。パルアンダース・ウルヴァルスターに出会ったが、5分前をスタートした彼がいたので理解できなかった。そこで前のグループは本当に道が判らなくて、僕がナビゲーションが上手くいったことが分かった。完璧だ!」


ダヴィッド・キャストゥ :
「今日は一人でナビゲーションした。すごいだろう!自分の前にまったくワダチがなかった。フランス・ヴェルホーヴェンといっしょに、正しいカップで走った。デューンの中を上手く走れた。そのうち、チャレコやコーマのバイクが見えた。ゴールまで全速力で走った。それはすごく上手く行った。ギアボックスが壊れていたのを忘れてしまったほどだった。」


シリル・デプレ :
「スタートした後、すごく長い時間みんなと走っていたわけではない。17kmでエルダー・ロドリゲスが間違ったカップに向かい、全員がそれにくっついては走った。Uターンして、正しいコースに戻ったら第2グループと合流した。埃の中をしばらく走らなければならなかった。今日のは変なステージだった。もう数年もネコとネズミ合戦を繰り返してきているのでいい加減嫌になったので、今日は総合タイムを縮めて俺の責任を果たした。これからどうなるか見てろよ。フィアンバラまでが勝負だ!」

マルク・コーマ :
「グループスタートと一団が放つ埃。この両方がナビゲーションをよりいっそう難しくしたんだ。最初の10台はすぐに迷ってしまったからね。正しいルートに戻った頃、セカンドグループが追いついてきて、埃のひどさは増すばかり。その中からペースの速い20台ぐらいがいつものように抜け出し、ステージを走りきったけれど、結果的に難しい一日だった」


エルダー・ロドリゲス :
「今日はすばらしいスタートから始まった一日だった。215Kmまで、スーパーな走りができた。その後少しタイム・ロスした。そして9kmほど行き過ぎたので、Uターンした。そこでガス欠になった。参ったよ。幸いフェリペ・プロヘンスがガソリンを分けてくれた。ここまでの15kmを最高速度で走った。しかし、レースはこんなものさ。」






The stage summary - Stage 9 (Copiapó - Copiapó) - 2011/01/11

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Magazine - Stage 9 (Copiapó - Copiapó) - 11/01/2011

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MotoGP : ロッシの移籍後初コメント

2011-01-12 00:20:43 | MotoGP WSB BSB JRR








ヴァレンティーノ・ロッシは、ドカティ恒例のイベント「Wrooom」でプレスカンファレンスに臨み、移籍後初めてのコメントを発表した。

写真を見るとやつれた感じのロッシ。
肩の状態も思わしくないようで、開幕に間に合わせる事が出来るだろうか。
セパンのテストは走るだけになりそうな感じがする。



Rossi: The Ducati is a real prototype

「ドゥカティは他の全てのマシンとは違う。プロパー(固有)なプロトタイプだ。コンセプトはジャパニーズファクトリーとは違う。
デスモセディチを走らせるには、少しダーティ(汚れた)なスタイルが必要だ。
(11月14日に手術を受けた右肩の回復具合については)期待していたよりもあまり良くない。時間が必要だ。
開幕戦への準備に向け、特にフィジカルコンディションに関して、時間との戦いとなる。
100%に回復するには、手術を受けてから5、6ヶ月が必要だから、4月にはもっと良くなっているだろう」




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ロッシとアロンソの対決はお預けか


いつだったか、ロッシがフェラーリF1のテストで好タイムを叩き出した事に関し、アロンソが言った言葉。

「僕だって十分時間が与えられたらMotoGPマシンで表彰台に乗れる」

それに対しロッシは、

「それではMotoGPとF1とWRCの3本勝負しよう。それでどっちが速いかわかるだろう」と、持ちかけた。

アロンソは、

「F1ドライバーはスケジュールが一杯でそんな暇はない」と、ロッシの挑戦状を拒否した。

ロッシはこんな事も言っていた。

「アロンソがMotoGPマシンに乗れば、僕より12秒以上遅いだろうね」


どちらも冗談半分のコメントだと思うが、実際に2輪のモンスターマシンを乗りこなすのは至難の業。
おそらくアロンソはモーターサイクルに乗ったことがないのだろう。



そんな因縁を持つ2人がドカティとフェラーリの2011発表会“Wrooom”で顔を合わせた。
このイベントの最終日にはスキーレースと氷上レースが予定されており、念願の対決が実現すると思われていた。
しかし、ロッシの肩の状態が思わしくなく、イベントには参加できないようだ。

MotoGPファンとしては、ロッシがアロンソに勝つところを見たかった。