◆ダカール・ラリー2011◆
南米にステージを移して3年目となるダカール・ラリーがスタートした。
今年のステージも例年以上に厳しい設定となっており、アルゼンチンのブエノス・アイレスをスタートしチリへ向かい、再びブエノス・アイレスに戻る16日間、9,000kmの過酷なレースが繰り広げられる。 3年前からレースのステージを南米に移したダカール・ラリー(通称パリダカ)はアルゼンチンのブエノス・アイレスを1月1日にスタートする。世界一過酷なレース-と言われているが、2011年大会は例年にも増してアップダウンの厳しいアンデスの山岳部を中心に、9,000kmに及ぶコース、チリから再びアルゼンチンのブ-エノス・アイレスに戻る16日間におけるクルマとヒトの死力を尽くす戦いが繰り広げられる。
ダカール・アルゼンチン・チリ大会の数字
総計走行距離9500 kms,そのうちSS5000km、 13ステージ
出場台数 407台 (モト170台、クワッド30台、オート140台、カミヨン67台)
ビバークする競技者・アシスタント、関係者 :総勢2,500名
朝食2000食、ランチパック1,600個、 ランチ1,000食、夕食2,300食
ビバーク地で配給されるミネラルウォーター12,000本
警備の為の警官の動員数25,000人
安全の為の標識・垂れ幕・テープなど350,000個
登録新聞記者 256名 媒体数138紙、 35カ国
新レギュレーション
Bikes: 全競技車 450ccに向けて (モト部門)
2010年大会からモト部門のレギュレーションの改定に向けて、段階的に実行を続けているが、2011年大会では450cc以上のマシーンに乗るライダーがさらに制限される。
ASOのエリートリストにリストアップされている競技者は、2011年大会以降450cc以下のマシーンによる出場が義務。
上記以外のライダーは、マシーンの選択は自由。
Dakar 2012以降、全競技車は450cc以下となる。
行程
01/01 ブエノス・アイレス Buenos Aires ヴィクトリア Victoria
01/02 ヴィクトリア Victoria コルドバ Cordoba
01/03 コルドバ Cordoba サン・ミゲル San Miguel de Tucuman
01/04 サン・ミゲル San Miguel de Tucuman サン・サルヴァドール San Salvador de Jujuy
01/05 サン・サルヴァドール San Salvador de Jujuy カラマCalama
01/06 カラマ Calama イキケ Iquique
01/07 イキケ Iquique アリカ Arica
01/08 休息日
01/09 アリカ Arica アントファガスタ Antofagasta
01/10 アントファガスタ Antofagasta コピアポ Copiapo
01/11 コピアポ Copiapo コピアポ Copiapo
01/12 コピアポ Copiapo チレシト Chilecito
01/13 チレシト Chilecito サン・ホアン San Juan
01/14 サン・ホアン San Juan コルドバ Cordoba
01/15 コルドバ Cordoba ブエノス・アイレス Buenos Aires
16/01 ゴール
2011年1月1日(土)
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span style="color: #0000FF;">第1ステージ :ブエノス・アイレス→ヴィクトリア
リエゾン 377km
初日はセレモニー後、377㎞のリエゾンとなり本格的競技は2日目からとなる。
Interview
オリヴィエ・パン :
「モチベーションはバッチリ、自信も満々、気分は最高だよ。去年は総合9位だったので、今年はもっと上に、できればトップ5入りを目指している。願わくばステージ優勝も一回してみたい。でも目標はYamaha 450 YZFを完走させることだ。このマシーンがダカール・ラリーに出るのは初めてなのでね。僕にとってはチャレンジだが、ストレスは無いよ。 シード選手になっていないので、まだチャレンジャーだからね。何よりも楽しんでやるよ。」
アラン・デュクロ :
「アプリリアが僕に出ないかという申し出は、規則が450ccへ移行の時期にちょうどタイミングが良かった。KTMと比較するのにモロッコラリーに出ていないので、今のところマシーンのパフォーマンスは判っていないが、データは非常にいい。僕の目標はトップ5入りを実現すること。でも、コースの状況によってそれも変わることがある。より良い成績を目指して、プロになりたい。肉体的には僕はラッキーだが、8時間から10時間も仕事をして、その後で練習しているので自分が望むような本格的なトレーニングができなかった。でも、これまでの経験を生かして走ろうと思う。」
フランシスコ・ロペス :
「去年、総合3位になったのは大きなご褒美だった。だが、それが今年の走りにプレッシャーになることはない。周りが大いに期待しているがね。僕自身もとても今回のダカール・ラリーを待ち焦がれていた。皆が僕を応援してくれているので落ち着いた気分でいられる。皆は良い成績を期待しているが、レースの難しさも知っている。僕もこれまで3度出て、2度リタイアした。何か言い訳する前に、このレースをよく知り、慣れなくてはいけないと思った。その為に数多く出場しなければならないだろう。今は、僕は準備万端だ。マシーンもすばらしいし、チームもバッチリだ。」
ナニ・ローマ :
「ブリーフィングって大好き。親しい仲間に会えるし、レース中ではあまり出会うこともない競技者にも会える。全員集まっているし、みんな和気あいあいとしてすごくいい雰囲気なんだ。レースを頑張ろうって気持ちを盛り上げる場でもある。そして、ここでいつも、レース中何を注意しなければいけないとか、新しいことを知る。それに、全力を傾けて仕事をしたことがスタートの時、その日のレースの最初に証明されるのも好きな理由なんだ。
我々としては、余分にプレッシャーをかけることもなく、おとなしく走ろうと思う。すばらしいチームとメカニックたちが揃っているのだから、おのずと良い成績が待っているはずだ。」
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