Pegasus_rc's blog

MotoGP / SBK / BSB / 全日本ロードレース選手権 アーカイブス

MotoGP : TSRとBB

2010-03-18 22:32:36 | MotoGP 2010


日本グランプリ Moto2クラスへのワイルドカード参戦



先日の記事で、Moto2クラスへのワイルドカード参戦枠が2つである事をお伝えしたのだが、この度、日本グランプリへの出場チームが明らかになった。

ひとつは、周知の事実であったTSRで、ライダーは手島選手。

そして、残りの枠にバーニングブラッドが入る事となった。
ライダーは、高橋江紀選手。
兄の裕紀選手も今年はMoto2クラスなので兄弟対決が見られそうです。

残念ながらバーニングブラッドと枠争いをしていたモリワキ・レーシングは落選という事になってしまいました。



もう一度おさらいをしておきますと、Moto2ワイルドカード参戦枠というのは、FIM枠とMFJ枠がそれぞれ1名の計2名の参戦が可能となっています。
そして、MFJ枠の方は、昨年のST600チャンピオンである手島選手に自動的に振り分けられました。
一方のFIM枠ですが、これも事実上MFJが決定権を持っており、これをモリワキとバーニングブラッドが争っていたのです。

今回、バーニングブラッドが参戦権を得た理由としてMFJは、全日本のJ-GP2クラスに出場しているチームを優先させたとの事。
つまり、全日本のプロモーション並びに活性化の為だという事です。

確かに国内のレースが活性化しない事には世界への道も開けない訳ですから、MFJの決定は正当だと言えます。

ただモリワキワークスとして日本人ライダーがグランプリを走る姿も見てみたかったですね。
Moto2クラスはエンジン供給の問題などがあり、そう簡単には枠を増やす事もできないのが残念です。




写真はバーニングブラッドが採用したダブルスイングアーム。
意欲的な開発姿勢がうかがえる。







MORIWAKI BLOG









全日本ロード : HGAテスト

2010-03-18 22:27:05 | 全日本ロード 2010




ツインリンクもてぎでホンダの主力ユーザーチームのテストが行われている。




3月17日 初日のテスト結果


JSB1000クラスでは、亀谷長純がトップタイムの1分51秒1を記録。

「新しく組んでもらったマシンの確認とタイヤのテストがメインの項目でしたね。昨年の最終戦以来の走行にしては順調でした。開幕戦から勢いをつけて、今年こそチャンピオンを獲れるように頑張ります。応援よろしくお願いします!」

2番手はバーニングブラッドからHARC-PROに移籍した高橋巧で自己ベストを更新する1分51秒24をマーク。

「マシンもブリヂストンタイヤも、いい感触です。50秒に入るかと思ったのですが、まだまだですね。明日は、もっとセットを詰めていきたい」

伊藤真一は、午後の走行でテスト項目があったため、午前中にマークした1分51秒7がベストタイムだった。


ST600クラスは、トップタイムが小林龍太で1分57秒02。

「テスト項目が多い中で、しっかりタイムを出せたのでホッとしています。タイでのトレーニング効果もあり、調子はいいですね。この勢いで開幕戦、前半戦といきたいですね」


2番手は中上貴晶が1分58秒33。

「125ccでしか走ったことのないツインリンクもてぎでしたが、すんなり乗れましたね。本田社長にアドバイスしていただきながら、自分の走りができるように試行錯誤している真っ最中です」

以下、3番手 野田弘樹が1分58秒5。

4番手 山口辰也が1分58秒6。

5番手 渡辺一馬が1分59秒06。

6番手 関口太郎が1分59秒29。



J-GP2クラスは、小西良輝が1分56秒5をマーク。

日本GPにも参戦予定の高橋江紀は2分を切る事ができなかった。



モリワキとTSRはMoto2マシンをテスト。

森脇尚護が1分54秒4。
手島雄介も1分54秒5。






3月18日 2日目のテスト結果


JSB1000クラスは、高橋巧が1分50秒59をマークしトップタイム。

「今年の初テストを順調に終わることができました。久しぶりのブリヂストンタイヤですが、違和感なく乗れています。ツインリンクもてぎで、これだけタイムを詰められたので、来週の筑波テストが楽しみです。この調子をキープして開幕戦に臨みたいです」


昨日、トップタイムだった亀谷長純は、1分51秒09。

伊藤真一は、1分52秒14だった。



ST600クラスは、小林龍太が昨日に引き続きトップタイムのが1分56秒31をマーク。

「今日もいいフィーリングで走れましたね。マシンもいい感じで走っているので、チーム力の高さを改めて感じています。皆さんの期待に応えられるように頑張りますので、開幕戦はぜひ筑波に来て僕たちの走りを見てください」


中上貴晶は、1分56秒71で2番手。

中上は、午前に転倒を喫し、足の小指を痛めたが、開幕戦には問題ない様子。

「走る度に進歩できています。今日は初めて新品タイヤを入れてロングランもできましたし、転倒を除けばいいテストになりました。まだまだ人間もマシンも詰める部分があるので、筑波でもっといい状態にしたいですね」

3番手 山口辰也が1分57秒21。

4番手 渡辺一馬が1分57秒41。

5番手 野田弘樹が1分57秒52。

6番手 関口太郎。

7番手 中山真太郎。



J-GP2クラスは、小西良輝が1分56秒93でトップ。



Moto2マシンで走行する森脇尚護が1分52秒77。

同じくMoto2マシンの手島雄介が1分53秒57であった。




MotoGP : ロレンゾ OK

2010-03-18 08:58:02 | MotoGP 2010

開幕前のMotoGPクラス最後のテストを前に最近の話題を少しピックアップ。








ストップ&ゴー・チームはビモータで参戦



Moto2クラスに参戦予定の Thai Honda PTT SAG (Stop & Go team) は、エクトール・ファウベルとラタパー・ウィライローを擁しビモータのシャーシで戦う事が明らかになった。

このチームは、先日行われたテストには参加していなかったのだが、これはシューターとの契約上の問題があった為だという。
結局、シューターとの契約は破談し、新たにビモータとの契約に合意した。

これらの決定の遅れは、すなわちテスト機会の損失にもつながり、両ライダーは2週間後のヘレス・テストで多くの作業をこなさなければならない。




キーノ・レーシング、計画頓挫


キーノ・レーシングは、アルゼンチン人ライダーのファブリッツィオ・ペレンを擁して参戦予定であったが、参戦しない事を決めた。

このチームは、スペインを拠点としており、BQRで参戦するはずであった。
チームマネージャーのキーノ・コントレラスは、フルシーズン戦う為の最小限の予算すら確保できずプロジェクトを打ち切る事にすると発表。




アンソニー・ウェスト、グランプリ復帰


キーノ・レーシング撤退の一方で、リザーブチームとして登録されていたMZレーシングが繰り上がり参戦が認められた。
MZレーシングは、アンソニー・ウェストをライダーとして起用しており、先日のバレンシアとヘレスのオフシャルテストにも参加していた。
ドイツを拠点とするこのチームは、往年の名ライダー、マーチン・ウィマーとラルフ・ウォルドマンが率いているチームである。




ロレンゾ、カタールテスト OK


フィアット・ヤマハのホルヘ・ロレンゾは、今週のカタールテストに参加出来る見通しとなった。

ロレンゾは、2月のトレーニング中のアクシデントで右手を骨折しており、今回のテストへの参加が危ぶまれていた。

「レース前最後のテストなのでジッとしている訳にはいかない。
カタールに行くことがとても重要なのです。
なんとか参加できそうなので、医者からカーボン製のプロテクションを作ってもらい、ダイネーゼは特別なグローブを用意してくれた。
これで走られる。まぁ、見ててよ!」