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WSBK 第1戦 オーストラリア アフターザフラッグ

2010-03-01 23:32:16 | Superbike 2010
FIM Superbike World Championship Australia

スーパーバイク世界選手権 第1戦 オーストラリア大会








■開催日:2010年2月28日(日)
■天候:曇り、時々 晴れ
■コースコンディション:ドライ
■気温:18℃(第1レース)、20℃(第2レース)
■開催地:オーストラリア/フィリップアイランド(1周4.445km)
■レース距離:22周(97.79km)×2
■PP:L・ハスラム(スズキ/1分31秒229)
■FL:L・ハスラム(スズキ/1分32秒193)







RIDERS COMMENT





1 : レオン・ハスラム  Suzuki  (1位/2位)  45ポイント


WSBKで初勝利できて、とてもハッピーで素晴らしい。この勝利にかかわった全ての人達に感謝している。
最初のレースは、凄くハードなレースで一瞬たりとも気が抜けなかった。
ミッシェルとノリがピッタリ付いているのが分かっていたので、僕はラインをキープする事に集中し、ブレーキングで頑張った。
最終コーナーでは、ミッシェルが僕のスリップを使いパスしようとしていた。
ゴールラインを抜けた時、どっちが勝ったのか分からなかった。しかし、僕が勝ったのを知った時は天にも昇る気分だった。
今週末は勝利の可能性を感じていたが、本当に勝てるとはね。

第2レースでは、リアのトラクションに問題を抱えていました。それでも、勝てると思っていました。
シルバンとバトルになったのだが、最終的には彼を突き放す事が出来た。
その後、シルバンが僕と他のライバル達の間に入って抑えてくれるだろうと考えた。
そしたら、いきなりカルロスが現れた。
最終ラップに彼は、最後から3つ手前のコーナーで僕のインに入ってきた。
何とか抜き返そうと頑張ったけど、抑えられて彼は勝利した。

それにしても、チームと共に最初のレースに勝利し、選手権のポイントリーダーである事は大変うれしいです。




2 : ミシェル・ファブリッツィオ  Ducati  (2位/3位)  36ポイント

レース1では、レオンとかなりのバトルとなりました。
ラスト4ラップで、どこで抜けるか見ていましたが、なかなか隙がありませんでしたので、フィニッシュライン勝負になった。
勝ったと思ったが、ラインを一緒に抜け、写真判定となった。
スクリーンには、僕の妻が喜んでいる姿が写されていた。僕は20ポイントを受け入れなければなりませんでした。
しかしながら、この選手権の素晴らしいのは2回レースが行われる事で・・
第2レースに向け、私達はマシンに何も変更を加えませんでした。
そして、再び好調なスタートを切る事が出来ましたが、非常に難しいレースでした。
先頭集団にはいましたが、勝つのが難しいと感じました。
ラスト4ラップでは、さらに難しい戦いとなっていました。
今日の結果には満足しています。第1戦を終え、ランキング2番手に位置しています。
長くてチャレンジングなシーズンになるでしょうが、好調なスタートとなりました。





3 : カルロス・チェカ  Ducati  (7位/1位)  34ポイント

レース2は完ぺきでしたね。
レース1では、タイヤがハードすぎました。
そして、ブレーキングが難しいのが分かりました。
レース2では、タイヤ選択が当たり、ブレーキングも良くなりました。
ペースも良かったし、楽にパスする事も出来ました。
タイヤの持ちも他のライダーより良かったでしょう。
ハスラムをもっと早くパスしたかったのですが、彼はスペースを開けてくれませんでした。
結果にはとても満足しています。アルテア・チームとドカティ1198で最初のレースでした。
私達は今シーズン、戦う為の良いパッケージを手に入れました。
チームのハードワークに感謝しています。


4 : 芳賀 紀行  Ducati  (3位/5位)  27ポイント


レース1の結果は、ウォーミングアップランでのクラッシュでレース中、ずっと腕の痛みが収まらなかった事を考えると良かったと言えるでしょう。
10番目のスタートポジションからジャンプアップ出来ると思っていたし、実際に成功した。
次にミッシェルとレオンについて行こうとしましたが、腕の痛みの影響でいくつかの小さなミスを犯しました。
レース自体はとても楽しかったし、ポイントを稼いだ事はチャンピオンシップにとっても良いスタートになったと思います。

レース2では、腕の状況が更に悪化し、ブレーキングが困難になりました。疲れを感じていました。
しかし、総合的に、朝のアクシデントがあった事を考えれば悪くは無いでしょう。
3位と5位でしたが、ポイントを持ち帰ることが出来ます。



5 : シルバン・ギュントーリ  Suzuki  (6位/4位)  23ポイント

今日はとてもレースを楽しんだよ。
レース2では、かなりの時間レースをリードできた。とてもいい気分だったので、またぜひ再現してみたいね。
先頭を走っていた時は、快適だったし、良いペースを維持できる事が分かっていた。
全てがスムースに行き、計画通りに行くと思っていた。
しかし、小さなミスを犯してしまい、レオンとカルロスが通り過ぎて行った。
カルロスと私が8コーナーに差し掛かった時、私の肘が彼のフロントホイールと接触した。
私は転びそうになったが、何とかコースに留まる事が出来た。

第1レースもスタートが悪くなければ、もっと良い成績だったでしょう。
ペースは良かったが、既に先頭が先に遠のいていました。
私は、WSBKのレースペースや多くの事を学ぶ事が出来ました。
私は、これまでやってきた仕事やこのマシンに乗る事などを楽しんでいます。
レース2では、ファステストラップも獲得した。
これからも多くの物を得られるように期待している。
ポルティマオで、ぜひトロフィーをゲットしたい。




6 : ジョナサン・レイ  Honda  (4位/6位)  23ポイント

開幕前にここで行ったテストから、グリップに問題を抱えてきたけれど、こうして決勝レースで4位と6位になれてよかったと思う。
特に第1レースは、4位になるためにとてもハードだったし、一時は5台くらいまで膨れあがった4位争いを制することができてよかった。
第2レースは、フロントのセッティングを少し変えた影響で、オープニングラップのヘアピンのブレーキングに失敗してコースアウトして大きく遅れてしまった。
1周目最下位(22位)だったことを思えば、6位でチェッカーを受けられてよかった。今日は2レースともに表彰台に立てず残念だった。
次の大会では、優勝争いに加わって表彰台に立ちたい。



7 : マックス・ビアッジ  Aprilia  (5位/8位)  19ポイント

順調に行きませんでした。
レース2では、コーナーを真っ直ぐ行ってしまった。
キャミアも2度コースオフしたところです。
マシンを曲げていくことが出来ないので、現状ではこれが精一杯です。
まだまだ沢山の仕事をしていかねばなりませんが、私達には解決出来ると信じていますし、これから良くなりますのでガッカリもしていません。




8 : トロイ・コーサー  BMW  (9位/7位)  16ポイント




9 : レオン・キャミア  Aprilia  (11位/11位)  10ポイント

レース1では、ブレーキングでチームメイトにぶつかりそうになりコースオフしました。
そして、出来るだけポジションを挽回するためにプッシュせねばなりませんでした。
私が今日した誤りを全てお詫びしたい。
レース2のスタートは順調だった。
先頭グループにいて、ジェームス・トーズラントとカルロス・チェカの後ろにいました。
私がトーズランドをパスしようと試みた時、はらんでしまいました。
ギアを間違えて、レース1と同じ場所でコースオフしたのです。

ラップタイムも良かったので、もっと素晴らしい結果が得られたはずなのでガッカリしています。
私達は大きく向上したのですが、チャンスを逃してしまいました。
次のポルティマオを楽しみにしています。
そこは良くい知っているコースで、トップに付いていくつもりです。
まだ多くの仕事があり、特にスーパーポールの結果を良くしていく必要がありますが、レースペースは良く希望を持っています。





10 : ロレンツォ・ランツィ   Ducati   (10位/13位)  9ポイント





11 : ヤコブ・シュムルツ   Ducati   (8位/DNF) 8ポイント




12 : カル・クラッチロー  Yamaha  (DNF/9位)  7ポイント

第1レースは運が悪かったんだ。
ペースは良かったし、フィーリングもとても良かったから、5位以内に入れると思って走っていたのに自分のミスでこんなことになってしまった。
ヘアピン進入はリーよりも僕のほうがちょっと速かったから、彼にぶつからないようにするために大回りせざるを得なくて、そうしたら砂に乗って転倒してしまったんだ。
第2レースもとてもハードだった。スタート直後からグリップがうまくできなくて、その上、チャタリングも出ていてどうにもならなかったんだ。グリップがもう少し良ければ、もっと力を引き出すことができたはずなんだけれど...。
この調子だと、すべて最初からやり直さなければならないかもしれないよ。



13 : ジェームス・トーズランド  Yamaha  (DNF/10位)  6ポイント

第1レースで転倒してしまったから、第2レースはどうしても完走しなければならなかったんだ。今回は予選中からずっと、あまり調子が良くなかったので、トップから14秒差という結果も悪くないと思っている。それにしても第1レースのことは悔しくて仕方がない。
金曜日に怪我をしてしまったこともあったので、今日は両レースでいいレースをしたかったのだけれど...。
チームは本当によく頑張ってくれて、僕は彼らを心から信頼することができたのだけれど、残念ながら今回はどうしても問題を解決することができなかった。問題の原因はわかっていたし、僕もできるかぎりのフィードバックをして解決のための方向性を見つけようと努力をしてきたんだけれど。
今の僕らに課題は多い。それは間違いない。
でもこれだけの問題があったとしても、僕らは依然として、追いつけないほど離されているわけではないんだ。
マシンの仕上がり、パワー、バランス、それからサスペンションも、ここへきて格段に良くなった。
シーズンは長いのだから、必ずやれるさ。


14 : シェーン・バーン   Ducati  (14位/12位)  6ポイント





15 : マックス・ノイキルヒナー   Honda  (12位/16位) 4ポイント

今大会は、テストの段階からあまりいいフィーリングにはならず、ベストな状態にするために全力を尽くした。しかし、最後までうまくいかなかった。
今日は、朝のウオームアップで試したことを第1レースに取り入れ、第1レースの結果から第2レースのセッティングを変えた。こうして、少しづつよくなったが、2レースともに、リザルトにはがっかりしている。
特に第2レースは、レース序盤に、ビアッジの後ろにいてブレーキングに失敗して大きく遅れてしまった。それでほとんど最後尾まで落ちてしまい、16位まで追い上げるのがやっとだった。
次の大会は、いい状態で決勝に挑みたい。




16 : トム・サイクス  Kawasaki  (13位/DNF) 3ポイント

レース1ではいくつかのセッティングを変えたが、会うタイヤが無かった。
レース2では、スタートは成功したが集団の中で滑りやすい路面まで押し出されてしまった。
6位にはなれるだろうと考えていたが、結局15位となった。マシンは調子良かったが、最終手前のコーナーでリアに違和感を感じた。
マシンをチェックしてもコースに復帰したが結局リタイアした。なんと、ステアリングの違和感の原因は、10セント程度(安い部品)のステアリングダンパーのオーリングだった。それ以外は、マシンは良かったし、ペースも良かった。
今回の件は、良い経験となったので、次のポルティマオ戦で生かしたい。
大変な努力をしてくれたカワサキとチームに感謝している。




17 : ジョシュ・ブルックス  Honda  (19位/14位)  2ポイント




18 : アンドリュー・ピット  BMW  (15位/15位) 2ポイント





クリス・ヴァーミューレン  Kawasaki (DNF/DNF) 0ポイント

2日間のプレシーズンテストと予選後にはポジティブな気持だった。
2レースともスタートを成功したけれど、第1レースでは7番手走行時にフロントを失った。
第2レースでは、問題があり高速セクションで転倒してしまった。かなり高速だったので打ち付けて痛みがあるけど大丈夫だと思う。相当強い衝撃だったので、右足と指は酷い状況だけどね。レントゲン検査では骨折は見当たらなかったが、念の為、メルボルンの病院で詳しい検査を受ける。
次のポルティマオ戦までは1ヵ月ほどあるから助かる。身体を完全な状態にして戻るつもりだ。














監督


M・メレガリ  スティルガルダ・ヤマハ チームマネジャー

予選から決勝まで、我々にとっては非常に厳しい週末になってしまった。このなかでいくつかの問題を解決することができたが、いくつかは解決できないまま残ってしまった。2日間のテストとレースウイークに入ってからの初日はチャタリングの問題解決に奔走。そして予選日と決勝日でようやく2010年型マシンのセッティングに取り組んだという状況だ。
しかし、そうしたなかでも我々チームには高いポテンシャルがあると信じているので、これから本拠地へ戻って、次のレースに向けてもう一度始めからやり直すつもりだ。
チームはこの数日、全力で問題解決に取り組んでくれた。カルとジェームスも100%の力を注いで、この厳しい状況に立ち向かってくれた。







WSS


ユージェーヌ・ラバティ (スーパースポーツ 優勝)

今回は、ラスコルツとソフォーグルとの厳しいレースになると覚悟していたが、思ったよりも簡単に逃げることができた。
ベストタイムでは彼らの方が上回っていたが、決勝に向けてアベレージを改善することができたし、それが優勝につながったと思う。
チームの努力に、とにかく感謝するばかり。そして、ウイークを通じてすばらしいタイヤを供給してくれたピレリにも感謝したい。
今年はよいスタートを切ることができた。次戦のポルティマオは、我々のホームコースなので、すごく楽しみにしている。
まだ開幕戦が終わったばかりだが、初めてチャンピオンシップで首位に立った。すごくうれしい。

ケナン・ソフォーグル (スーパースポーツ 3位)

今日は散々なレースだった。スタートしてすぐにコースアウトを喫し、大きく遅れてレースに戻った後に、今度は、コース上のオイルに乗って転倒してしまった。レースは赤旗中断になったけれど、以前に痛めた左ヒザを痛め、再開したレースは痛み止めの注射を打って走らなければならなかった。
今日はとても厳しいレースだった。2位争いは特に激しかったし、終盤、ペースを落としてしまったのも残念だった。
次のポルトガルでは、優勝を目指してがんばりたい。


ミケーレ・ピロ (スーパースポーツ リタイア)

スタートして赤旗が出るまでは、すべて順調だった。しかし、突然、ヘルメットのバイザーがオイルまみれになり、それと同時に転んでしまった。バイクのダメージは大きかったが、なんとか、再スタートすることができた。
そして、このときも、2位争いをしていた中盤までは何も問題はなかったのだが、リアタイヤに異常を感じたので仕方なくピットに戻ることにした。
タイヤの問題だと思うのだが、エアーが完全に抜けていた。今日は本当にがっかりした。