Pegasus_rc's blog

MotoGP / SBK / BSB / 全日本ロードレース選手権 アーカイブス

MotoGP : 第5戦 イタリア パドックの小ネタ

2009-05-29 21:35:48 | MotoGP 2009
今年は、Moto2クラス新設やスーパーバイクの状況など複雑な状況が絡んでおり、移籍情報がすでに飛び交っている。
ヨーロッパのメディア情報は、東スポ以上にいい加減な報道が多いし、まだシーズンを折り返してもいない段階での情報なので、話半分で聞いておく必要がある。
とりあえず、簡単にまとめてみました。




ストーブリーグの噂情報

Fiat Yamaha Team

ホルヘ・ロレンソ
スペイン系チームのレプソル・ホンダへ移籍の噂
レプソルは否定。

バレンティーノ・ロッシ
F1興行主とフェラーリとの交渉が決裂した場合、フェラーリ3台体制で別のカテゴリー創設。
その際には、ロッシにシートを与える交渉が進行中。
ロッシは、来年の契約が残っている為、あり得ないと否定しているが、興味はある様子。


Monster Yamaha Tech 3
チーム監督のポンシャラルは、MotoGPマシンに自分たち独自の改良を施せない現状に不満を持っており、来期から施行される新カテゴリーのMoto2クラスに興味を持ち始めた。
冬の間に自分達の力でマシンを熟成させていくプロセスを重要だと考えており、クラス替えを検討し始めている。

コーリン・エドワーズ
B・スピーズと入れ替わりでヤマハのスーパーバイク、もしくはアプリリアのスーパーバイクへ。
エドワーズが、アプリリアに移籍となると、ビアッジは残留当確なので、中野選手が放出される。

ジェームス・トーズランド
トーズランドは放出で、シモンチェリと入れ替わるとの噂


Repsol Honda Team

ダニ・ペドロサ
レプソルが、なかなか勝てないペドロサを切ってロレンゾを取るとの噂
レプソルは、完全否定。




San Carlo Honda Gresini
グレシーニは、Moto2クラスにも参戦する意向。


Rizla Suzuki MotoGP


ロリス・カピロッシ
継続参戦の意思を表明しスズキと交渉を始めている模様。




250クラスの噂


アルバロ・バウティスタ
MotoGP入りが確実視されているバウティスタだが、スズキ入りの噂


マルコ・シモンチェリ
MotoGPのテック3入りの噂もあるが、スーパーバイクに移る可能性が浮上してきた。
アプリリアが、WGPのオーガナイズに不満を持っており、資源をスーパーバイクにシフトしている。
アプリリアは、来期2チーム4台体制を目指しており、ファクトリー体制のサテライトチームにシモンチェリを迎えたい意向だ。


ガボール・タルマクシ
アスパーとの契約を正式に破棄した。
今後、シーズン中の復帰を視野に移籍先を探す事になるが、依然として高橋のいるチームスコット入りの噂の他、スーパーバイク行きの噂も。
バラトンリンクチームは、後任のハンガリー人ライダーとして、バラージュ・ネメスの起用を決定した。
メネスは23歳で、今年はST1000に参戦していた。



MotoGP : 第5戦 イタリア 事前コメント

2009-05-29 20:55:01 | MotoGP 2009
事前コメント (ポイントランキング順)

MotoGP

1 Jorge LORENZO SPA 66

「ムジェロは、フィリップアイランドと並んで最も美しいサーキットのひとつ。
僕はもちろん、このコースが大好きだよ! 
しかも今回は、ルマンでいいレースをしたばかりだから、心身ともにとても絶好調の状態で臨むことができるんだ。
今シーズンはこれまで天候に悩まされることが多くて難しい状況が続いていたから、24ポイント差をたった一度のレースで縮められるなどとは考えてみたこともなかった。

今はランキングトップに立って、多分、天気にも恵まれるはずのイタリアを迎えるわけだけれど、好調さと自信をキープすることが一番大切だと思うんだ。
昨年のこの大会は非常に厳しかった。
足首に怪我をしていたうえに、A・ドビツィオーゾをパスしようとして転倒。
あの時期はずっとノーポイントが続いたんだ。
でも今年はここでポイントを獲得し、次のカタルニアにつなげたい。
水曜日にはローマに到着し、チャンピオンズ・リーグの決勝戦でバルセロナ対マンチェスター・ユナイテッドの試合を見る予定。
ここでタイトルを獲得してもらって弾みをつけ、パーフェクトな週末を迎えたい。」


2 Valentino ROSSI ITA 65

「ムジェロでのレースは僕にとって特別なもの。
でも7連続優勝は、もう十分にすごい記録で、それを更新することは年々厳しくなってきているよ。
その意味でプレッシャーも感じているけれど、同時に、ここではいつもたくさんのファンが勇気を与えてくれるから自分でも信じられないような力が出てしまうということもあるんだ。
今年もそうなってくれることを期待したい。
と言うのも、前回のルマンでは大変な失敗をしてしまったからね!
あれは本当に悔しかったけれど、誰にでもうまくいかない日があって、あの日は僕がそうだったということなんだ。
すべてのことは、どんな最悪の状況にもなり得る。
でも前回でバッドラックは終わったと信じたい。
そしてこのホーム・グランプリでまたベストの状態に戻れるに違いない。
僕は毎年、ムジェロを楽しみにしている。
ここではレース以外にもいろいろあって忙しいんだけれど、いつも驚くようなプレゼントを与えてくれるので、今年もまた素晴らしい思い出をつくれるよう頑張りたい。」


3 Casey STONER AUS 65

「ムジェロを走りたい。
グッドなリザルトを獲得し、グレートな思い出もある。
2007年にドゥカティでの初ポールを奪取。
そのレースでは表彰台を逃したけど、昨年は2位。
進歩したと考え、今回も成長しなければいけない。
今年は非常にタフなレースとなるだろう。
レースレベルは、ランキングが示すように非常に高く、非常に接近しているけど、ムジェロは僕のお気に入りのコース。
ファンは非常に熱狂的で、1人1人のライダーをサポートするけど、全体的に、このスポーツへのグレートなパッションに包まれる。
ドゥカティのホームサーキットだから、グッドなリザルトを獲得したい。」


4 Dani PEDROSA SPA 57

「ムジェロは、コースレイアウトがエキサイティングで観客も熱狂的。
シーズンを通じて最高のグランプリのひとつだと思うし、いつも楽しみにしている。
身体の状態もどんどんよくなっている。
前回のフランスGPの走りには自分でも満足している。
特にムジェロは、体力を要するコースなので、身体の状態は重要だからね。
今回はさらによくなっているし、自分にとっては大きなプラスになる。
4戦を終えて総合4位。
ウインターテストができなかったこと、左ヒザのケガのことを考えれば悪くないポジションだと思う。
チームメートはもちろんのこと、ここがホームGPになるチーム、選手は多い。
厳しい戦いが待ち受けていると思うが、それだけにやりがいはある。今回もベストを尽したい。」


5 Marco MELANDRI ITA 43



6 Andrea DOVIZIOSO ITA 43

「ムジェロは自分にとって特別なレース。
とにかく、ここでレースをするということは、自分にとって一大イベントだからね。
サーキットはもちろんのこと、熱烈なファンも食べ物も、なにもかも……。
ムジェロがあるトスカーナ地方のすべてに敬意を払わなければならない。
ムジェロには、これまでたくさんの思い出がある。
ムジェロを速く走るためには、リズムよくバイクに乗らなけらばならない。
しかし、攻略しなければならないコーナーがたくさんあって、それが一番難しい。
ムジェロはホームGPだけれど、ここは一年に一度レースで走るだけなので、初日はセットアップに集中しなければならない。
ここはただでさえ体力的に厳しいコースなのに、バンピーな路面が厳しさに一段と拍車をかける。
ムジェロは本当に特別なレース。地元ファンの期待に応えたい。」


7 Colin EDWARDS USA 35



8 Chris VERMEULEN AUS 31

「ルマンのリザルトはまぁまぁだね。
しかし、我々が求めている結果ではない。
一生懸命仕事を続け、マシンの性能を最大限に引き出せるようにしなければならない。
ムジェロのレースは、とても楽しい。
雰囲気が最高だし、トラックも最高だからね。
ムジェロでは、いつもタフなレースになるが、可能な限り改良し続けるよ。
今期のベストリザルトは狙っていくよ。」


9 Loris CAPIROSSI ITA 27

「僕にとってムジェロはとても大切な場所です。
昨年は残念が結果だったから、今回は正しく物事が進むようにしたい。
今年のマシンは、昨年型よりも確実に良くなっている。
2,3日テストが出来るならば、先頭争いが出来るレベルに持っていけると信じている。
現状では、タイヤからの情報が得にくいので、更に分析が必要だ。
つまり、我々のライバル達は、タイヤからの多くの情報を得ているって事さ。
集中して仕事をして、最大限にプッシュしなければならない。」


10 Randy DE PUNIET FRA 26

「ムジェロは得意なサーキットなので楽しみにしている。
シーズンを通じてもっとも長いストレートがあり、バイクのセッティングをきちんと決めないと、ここでバシバシ抜かれてしまうからね。
エンジン、車体ともに、ここはマシンのセットアップが本当に重要になる。
ムジェロは高速コーナーがたくさんあって、とてもエキサイティング。
今年のRC212Vは、去年に比べてエンジンパフォーマンスが上がっているので、すごく楽しみだ。
自分にとってホームGPとなった前回のル・マンの結果には、本当にがっかりした。
今回はチームの地元なのでベストを尽す。トップ10フィニッシュを目標にがんばりたい。」


11 Toni ELIAS SPA 21

「前回のフランスは完ぺきな体調でレースに臨めなかった。
スペインGPの後に腕の手術を行い、完全な状態ではなかったからなのだが、あれから一日2回の物理療法を行い、かなり回復した。
ここは体力の必要とするサーキットなので、腕がよくなっていることを願っている。
今年は開幕戦から着実に進歩、前進してきたと感じているが、それがなかなか結果につながらない。
今大会はチームのホーム大会になるのでベストを尽す。
今大会をきっかけに、いい流れに変えられればと思っている」


12 Alex DE ANGELIS RSM 20

「今年はなかなか思い通りにレースを戦えていないが、今回は自分にとって特別な大会になるし、今大会をターニングポイントにしたい。
前回のル・マンは、ウエットからドライになる難しいコンディションとなった。
スリックタイヤを装着してからすごくフィーリングがよかったし、今回はあのときのセッティングをベースにスタートしたい。
250cc時代にムジェロでは3回表彰台に立っているし、MotoGPクラスでも去年は4位でフィニッシュすることができた。
自分にとってホームGPはミサノで行われる『サンマリノGP』だが、ムジェロにも大勢のファンがかけつけてくれる。
ここから上昇ムードに乗れればと思っている。」


13 James TOSELAND GBR 17



14 Mika KALLIO FIN 16



15 Nicky HAYDEN USA 9



16 Sete GIBERNAU SPA 8



17 Yuki TAKAHASHI JPN 8

「250cc 時代からムジェロは大好きなサーキット。
このコースは、鈴鹿と同じで、すべての要素が含まれているし、楽しいサーキットだ。
アップダウンに富み、高速コーナーをはじめ、すべてのコーナーがある。
250ccで戦った去年は、ラスト4周で転倒してしまった。
表彰台を狙える位置にいたので悔しいレースだった。
今年は、いいレースができればと思っている。
前回のフランスは難しいコンディションになって、路面が乾き始めてからは不完全燃焼のレースになった。
ムジェロも雨の多いサーキットだけれど、RC212Vで走るのは初めてなのでいい天気になることを願っている。
今大会はチームにとってホームGP。みんなが喜んでくれるようなレースがしたい。」


18 Niccolo CANEPA ITA 3


YAMAHA ロレンゾチーム監督

D・ロマニョーリ

「前回のルマンで優勝を飾り、ランキングトップに立って迎える今回は、ホルヘもチームも最高のモチベーションを持っている。
今シーズンは上位陣が非常に接近しているので、トップをキープするためには毎回確実に表彰台を獲得していかなければならない。
そのためには集中力を高いレベルでキープし、しかも地に足をつけていることが必要。
昨年はここで転倒してしまったが、今年はマシンの状態もとてもいいし、ホルヘも体調は万全で、もちろん怪我もないので好成績を確信している。
チームのなかにはイタリア人が多く、彼らにとってのホームGPでもあるので、素晴らしいレースを期待している。」

YAMAHA ロッシチーム監督

D・ブリビオ

「ムジェロは言うまでもなく、我々にとって非常に重要なレース。
でも連続優勝記録の更新は年々、難しくなってきている。
今回バレンティーノは8回目を狙うわけだが、多くのライバルたちが彼を越えようと挑んでくるのだから、厳しい戦いになることは間違いないだろう。
しかし、その難しいチャレンジに我々はやり甲斐をかんじているのだ。
ルマンは残念なことになったが、今回ここで、それ以前の勢いを取り戻し、少しでも多くのポイントを獲得したい。
そしてまた盛大な'ムジェロ・パーティー'を開きたい!」





250クラス

青山博一(250cc ランキング2位)

「ムジェロは大好きなサーキットで、自分自身、ここではいつもいいリザルトを期待している。
しかし、ここではアプリリア勢にアドバンテージがあって、いつも厳しい戦いになる。
今年もそうなることは間違いない。
前回のフランスGPは、決勝レースが雨になって思うような走りができなかった。
予選までは順調にセットアップが進んでいただけに残念だった。
4戦を終えてバウティスタ(アプリリア)と1点差で総合2位にいるけれど、ここからは、チャンピオンシップのことは考えず、一戦一戦に集中していきたい。
今回はチームのホームGP。もちろん、最高のリザルトを狙っていきたい。」


ラファエレ・デ・ロサ(250cc ランキング5位)

「ムジェロはシーズンを通じてもっとも難しく厳しいサーキットのひとつ。
バイクのセットアップは難しいけれど、125ccのころからここは大好きなサーキットなのでがんばりたい。
250ccで走るのは初めてだが、すごく楽しみにしている。
今回は僕にとってもチームにとってもホームGP。楽しみにしているし、ベストを尽したい。」


富沢祥也(250cc ランキング15位)

「前回のフランスGPは、1周目に転倒してしまい、本当に残念だった。
自分では特別ペースが速すぎたとは思わなかったのだが、シケインの立ち上がりでリアから転んでしまった。
開幕から3戦連続でポイントを獲得したし、フランスはチームの地元大会なのできっちりと完走してポイントを取りたいと思っていただけに残念だった。
ムジェロは、前回のル・マンと同じで初めて走るが、テレビで見ているだけでも興奮するサーキット。すごく楽しみにしている。」