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パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

タイミング〜灰編

2023年10月19日 | Weblog
10月19日(木)晴れ

鹿児島では17日まで国体をやってまして、天皇皇后両陛下がいらしたり、国体がらみのニュースが多く扱われたりしておりました。
スタジアム近辺での交通規制は、駐車どころか停車もダメと聞くと、近づかないようにしようとビビったり。
いよいよ終盤に差し掛かった先週金曜の朝。
久しぶりにドカ灰。
桜島の爆発に伴う灰は、その時の風向きにより降る地域が変わるのだが、
久々鹿児島市内に降ったようで、朝、外に出ると灰のにおい。
匂いと書くほど良いものではないが臭いと書くほどくさくもない(これは人それぞれ)
それよりは、車に積もってるという現象の方がちょー厄介。
色の濃い車には白いシミに、色の薄い車には黒いシミとしてこびりつく。
まぢで厄介。
出張の振替で仕事が休みだった夫と、雑用を片付けるために街へ出かける。
我が家の辺りも灰が酷かったが、電車通りはもっとひどい。
自慢の桜島も見えない。
あゝ国体がらみで来鹿されてる選手や関係者の方々はさぞ驚かれた事だろう。
ワタクシが子供の頃は、桜島の爆発が今より激しく、しょっちゅうドカ灰に見舞われていた。
みんなが灰を洗い流すために水を大量に使うから、とうとう足りなくなって断水になって、給水車が回って来た事もある。
体育の時間に突然灰雨が降ってくると、体操着が気持ち悪い水玉模様になる。
傘を差さないと髪の毛がゴワゴワになる。
東京に引っ越してその事を忘れていたら、遊びにきたもんちゃんが「鹿児島では見られない光景だね」と言う。
赤坂サカスの屋上庭園だったか、ちょうどお昼時で、OLやサラリーマンがベンチや芝生の上でテイクアウトしたお弁当を食べている光景。
そうだった。鹿児島では灰が降るから簡単にベンチや芝生に座れないんだったと思い出し、
ついでに、窓を開けっ放してた時に灰が降ってくると部屋の中がザラザラになる事を思い出し、数年後に帰る事を考えてちょっとうんざりした。
しかし、帰ってきてみると、昔ほど桜島は暴れん坊ではなくなっておった。
かっこいいだけの、自慢なだけの、桜島になっておった。
それなのに、なぜこのタイミング。
なにゆえ県外の人が大勢いらしてるこのタイミングでやらかすのだ!?と舌打ちしたい気持ちになる。
その昔、尼崎の友人が遊びに来た時にドカ灰に見舞われた。
彼女が真顔で「この灰って、健康被害はないの?」
それくらい、心配になるくらい、不快だし、見た目も悪いし、掃除も大変だし(余談ですが、鹿児島では灰を集めて入れる克灰袋が支給され、指定場所に出すと集荷してくれる)
ちょうどこのタイミングで鹿児島に来ていた方々の90%くらいが「鹿児島って食べるものも美味しいし、温泉もいいし、桜島もかっこいいけど、住むところじゃないよなあ」と思っただろう。
貴重な体験ができて面白かった〜と思った方もおられただろうし、目に灰が入って死ぬかとおもたわ!と憤慨された方もおられたかも。
そして「住むには過酷な土地」とインプットされたに違いない。
あゝなぜこのタイミングだったのだっ。
滅多にこんな事なかったのに。
口惜しい。悔やまれる。タイミングが悪すぎたぞと、桜島に説教したい。

今日の一枚は、うちの黒猫イチ。
室内飼いイチと違い、昔飼ってた自由人ならぬ自由猫の黒猫チビは灰の積もった外階段でゴロンゴロンしてはロシアンブルーの色味になって帰って来ていた・・・
コメント
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