パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

ワタクシの金銭感覚〜衣編

2023年10月21日 | 衣・食・住
10月21日(土)晴れ
ブランド物に全く興味のないnです。
バブル真っ只中が青春時代で、D Cブランドとかの出現もあり心動いた季節もあったけど、なんせ中流(正確には中流の下か)家庭育ち。
可愛さ余って憎さ百倍なのか、今ではブランド名が入った物や、明らかにそれとわかるデザインの物などには触れる気にもならない。
そもそもブランド名(社名)のバッグ持って、タダで宣伝して回る意味がわからん。
だから有名ブランドのバッグのみならず、カルディのバッグとかDEAN & DELUCAのバッグも持たないし、スタバのタンブラーも買わない。
スタバ信奉者の従姉Kemiちゃんに借りたタンブラーの保温力の素晴らしさに感銘はしたものの、スタバのロゴが入ってるものはワタクシのポリシーに反する。
そんな変なこだわりのせいで未だタンブラーを買えずにいる辺りがワタクシらしいと苦笑する。
こういうとこです。

娘がしみじみと「ママの腕、肉体労働の人みたい」
筋骨隆々という事ではない。
ブヨブヨの二の腕ではあるが、くっきりと半袖の形が浮き出ているほど日焼けがひどい。
チラシ配りのせいだ。
それだけじゃない。チャリでどこにでも行くし、基本的に日焼けを防止する繊細さに欠けた結果だ。
日傘なんてここ何年もさしていない。持ってもいない。
そんなワタクシが、激安衣料品店でラブリーな日傘、もといパラソルを見かけた。
真っ白なフリフリのパラソル。
聖子ちゃんがくるくる回しながら♪渚に白いパラソル 心は砂時計よぉ〜♪という映像が浮かぶほどラブリー。
お値段297円。
え?え?え?こんなに可愛いのに?
広げてみると、所々日焼けしている。あゝ日焼けとは何と残酷なものぞ。
こんなに可愛いのに台無しだ。
まるでワタクシみたいだ(・・・日焼けに全責任を背負わせるな)
真っ白なだけに、その部分が目立っている。
諦めた。
ひと月ほど経ってまたその激安衣料品店へ出かけたら、まだそのパラソルが売れ残っている。
痛々しい。
また手にとってみる。
いや、やはり真っ白に薄ベージュっぽいシミのような日焼け数カ所は致命的だ。
また戻す。
先週、激安衣料品店に行ったら(良く行きますなあ)・・・もちろんまだあった。
もう10月だ。
パラソルの要らない季節になった。
いよいよこれも近々処分されるだろう。
ダメ元で染めてみたらどうだろう。
黒とか濃い色に染めたら、日焼け部分もわからなくなるのでは?
いや、染色なんてした事ないのにいきなり傘とはハードル高過ぎだろ。
手に取っては戻し、店内1周してはまた戻り、また手に取って・・・を繰り返す。
そして意を決する。
たったの297円ではないか。
ちなみにこの日に買ったものはこの日傘と、レジカゴにフィットするエコバッグ297円と、農作業用のヤッケズボン99円。

染めるとなったらダイロンかなあ。
帰宅して、検索する。
思ったほど高くはないが、元々が297円の代物にかけられる金額って一体いくらだ?
そんな事を思うワタクシの頭に「はっ!草木染めってどうよ。玉ねぎの皮とかで染めたらタダ!うっすらベージュになってくれたら日焼け部分も気にならないんじゃ?」
検索検索検索。
ただ、ネックは日傘という形。
煮れない。
ただでさえ染まらなそうな草木染めを、煮る事も出来ずに漬け込んでて、果たして染まるのか???
玉ねぎの皮も、一体どれくらいの量ひつようなのだろうか?
それなら紅茶の方が・・・
はっ!コーヒーのダシガラで染めたらいいじゃないか。
毎日職場にコーヒーを持って行く夫のために入れたコーヒーの大量のダシガラがある。
乾燥させて消臭剤がわりにしたり、庭に撒いて虫除けにしたりしてるが、それでもどんどん溜まる。
この、タダのものを有効活用できるという発想が一番ワタクシを喜ばせる。
ただ、検索して知った事だが、自然素材でも植物性のもの(綿や麻)は動物性のもの(シルク、ウール、カシミヤ)より染まりにくいのでタンパク質を足した方がいいとある。
このパラソルの素材は麻。
牛乳か豆乳を水で割ったもの(1:1)に浸すと良いらしい。
ここでだ!
ワタクシの引き寄せの力だ!
昨日の買い物のレシートにあった「明治おいしい牛乳半額134円」を覚えておいでか。
1日で1リットル飲む事など、子だくさんの大家族ならまだしも中年夫婦では無理な話で、さすがのワタクシでも牛乳の半額は手にした事なかった。
しかし、今回はこれに「染めてみなさい」と背中を押されたようなものだ。
ただ「おいしい牛乳」という文字に少し心が痛んだが。

練習も兼ねて、着古した白Tシャツ2枚をまず牛乳に浸した後、乾かす。
その後、45Lゴミ袋に移しかえてパラソルを牛乳漬けして、こちらも干す。
翌日、コーヒーの出がらし三日分で濃いコーヒー液を作ってTシャツを煮てから、またゴミ袋に液を移しかえてパラソルを漬け込む。
乾かして、完成。
Tシャツは・・・

これがランニングだったら、戦後の浮浪児が着ているものと寸分違わぬクオリティ。
UCCのサイトで見たコーヒー染めのTシャツはナチュラル感満載で素敵だったのに、この違いはなんだ???
そして、牛乳とコーヒーでカフェオレになっているはずなのに、なぜか臭い。
小学校の頃の雑巾を思い出す。
給食でこぼした牛乳を拭いたりしてたからか?
まあいいでしょ、これは練習。
本命はパラソル。

これまたビミョーな仕上がり。
しかし、真っ白なぶりぶりラブリーパラソルの所々の色褪せは許せなくても、薄いベージュの婆色の日傘なら気にならない。
大満足の出来上がりとまではいかなかったが、来年はこの婆色日傘をさして、少しは日焼けを気にしようと思える程度の仕上がり。
そして、実際の経費としてはパラソル代297円と牛乳代134円で出来たというのが何よりもワタクシの金銭感覚を喜びで撼わす。
長くなりましたが、ワタクシの金銭感覚〜衣編、終了です。
ご静聴ありがとうございました。
コメント (2)
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