パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

理想と現実

2022年01月17日 | 衣・食・住
1月17日(月)曇り
引っ越しも完了していないところに、娘が帰ってきて、生活のリズムを整えるのが難しい。
うちでリモートワークして、またおばあちゃんちに帰るという生活。
朝は夫が迎えに行き、夜はご飯食べてビール飲んでご機嫌な娘を送って行くシラフな母・・・
黒猫も毎朝ご出勤。
この黒猫がねえ〜
襖をガリガリ、廊下にオシッコ漏らし、走り回って餌のお皿をひっくりかえす。
すっかりご老体の我が家のイチはおとなしく寝ている事が多くなっているので、久々にこんなヤンチャな猫を見ると、叱り飛ばしどなりつけながら、懐かしい気持ちにもなる。

と、猫と娘に生活のリズムを狂わされておりますが、毎日がいちいち楽しいのは否めない。
ご飯作るのも、一緒にご飯食べる時のおしゃべりも、何もかも。
そして、何より嬉しいのが、ワタクシが誰よりも気に入り、誰よりも大好きなこの我が家を、娘がべた褒めしてくれるところ。
庭の木も、縁側も、照明器具、カーテン、立地、新しい水まわりも。
ああ、やはりここにして良かった、間違ってなかった、とすごく嬉しい。
いや、あの、ぢつは少しだけ理想と現実のギャップを感じた時があったのですよ。

南国鹿児島に雪がチラついた去年の暮れ。
まぢで押し詰まり過ぎた年末の雪の日に、義弟Aの手を借り、軽トラックをレンタルして、テレビやら本棚などの大物を運ぶ。
初めて新居(古いけど)で迎えた夜・・・
寒い。
古民家には丸いストーブでしょ。いや、ほんとのこと言えば薪ストーブが欲しいところだけど、まあそこはおいおいということで・・・と、買った丸型ストーブ。

17畳用は大き過ぎるとか、アラジンのが欲しいとか、モタモタしているうちにどんどん店頭から売れていき、やっと入手したものだ。
その、大き過ぎるはずの対流型ストーブが、全然暖かくない。
天井へ天井へと暖かい空気は抜けていく。
寒すぎて、この丸ストーブに、立ったままへばりつく二人と1匹。
この画を後ろから撮ってたらさぞ面白かっただろうと、今なら思えるのだが、その晩の寒さったら!
そもそも、理想としては、茶の間には丸いちゃぶ台と丸ストーブのはずだったのだ。
しかし、あまりの寒さに、翌日、夫が速攻で義弟Aにもらったファンヒーターを運び込み、お客さん用で滅多に出したことないコタツもセット。
背に腹はかえられぬ。泣く子と寒さには勝てないのだ。
コタツを出した瞬間に夫が「オレ、座椅子が欲しい!」
ああ。理想の茶の間からどんどん遠ざかっていく。
ニシムタ(←ホームセンター)で1980円で座椅子2つ購入。
なぜに2つか。
義弟Aの分らしい。
しょうがない、お正月が過ぎ義弟Aが帰っていった後、ワタクシが使ってみる。
悪くない。
どころか、コタツと座椅子はもう切っても切れない。
あの寒かった夜に比べれば、ファンヒーターがあっという間に4畳半の部屋を温め、コタツに座椅子のセットで、万全である。
理想と現実のギャップはこれからもどんどん出てくるだろう。
少し、現実に流され気味だったところに娘の帰省。
彼女がこの家を褒めちぎってくれることで、また理想を思い出し、理想に近づけていこうという気になる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする