パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

努力に勝る天才なし

2008年01月17日 | 子供ネタ
1月17日(木)曇り
寒い寒い寒い。
でも、マンションってのは一軒家とは格段に暖かさが違う。
気密性の違いなのか?
九州に住んでた頃、朝起きたら石油ファンヒーターのスイッチを押すのが当たり前だった。
だが、今は、寒い寒しと言いながらも、靴下履いたり重ね着したりすると
暖房器具に頼らずともナントカいける。
かわいそうなのはネコのイチで、暖かい場所を探して右往左往。
娘の部屋のベッドにもぐりこんでみたり、
温水器の上にいたり、電話やらパソコン関係の器具が入ってる棚の中にいたり。
母の膝の上が一番暖かいらしく、こうしてパソコンの前に座ってたりすると、
膝の上に丸まる。
しかし母は忙しいからすぐ「はいはい、ごめんね~イッちゃん下りて下りて!」
(・・・ほんとぉ?)
先日娘が「ママ!書き初め、金賞に選ばれたよ。」
母はホッとする。
冬休みの宿題の一つの書き初め。
中学生になると、楷書と行書、二つの課題が出され、どちらか一つ選んで練習し、
学校からもらった清書用紙(8枚くらいもらえる)に書いて提出する。
娘とワタクシは、親子の習字サークルに入っており、
その先生が、冬休みに入ってすぐに、書き初めの練習日をもうけて下さる。
おうちで、大きい書き初め用紙を広げたり、墨汁の扱い方にハラハラすることなく、
宿題の一つが片付くので、母達はとても助かっている。
去年は、先生から行書の課題にしなさいと言われ、
初の行書に苦しみ、不本意な出来のまま提出。
娘の一番の仲良しAちゃんは楷書で金賞、娘は銅賞という結果だった。
何をやらせてもお出来になるAちゃんに、娘が唯一優位に立ててるはずと思える習字でこの結果は、
親ばかママから見ても、かわいそうであった。
そして今年・・・楷書は「強い信念」、草書は「自然を守る」
去年で懲りてる娘は迷わず「楷書にするっ!」と書き始めるが、
先生から「両方書いてからどちらにするか決めたら?」と言われ、
渋々両方書き、またもや「行書のほうがいいんじゃない?」
ここで「いいえっ!どうしても私、楷書にしたいんですっ!」と言えるような娘ではない。
不満そうな不安そうな複雑な表情のまま、行書を書く。
やる気がないのでなかなかうまくいかず、制限時間終了。
しょうがないので自宅へお持ち帰り~ということに。
ずっと心に引っかかってはいるくせに、すぐ取りかからないのはいつものこと。
結局冬休みが残り二日となってからやっと書き始める。
見てると腹が立つので、母の目の届かない本部屋で書いとくれ!
しばらくしてのぞきに行くと、少しは調子とやる気が出てきたらしく、
集中して頑張っている。
しかし、行書はやはり不利かもね~
母は去年のことやら、ねちねちとほじくり返し、娘の心に粗塩を塗る。
娘も、あともうちょっと書けば何とかなりそうかもと思ってはいるが、
計画性のない書き方をしてて、もう清書用紙は使い切ってしまっている。
「そうだ!O塚に清書用紙もらおう!」
Oクンは、こちらに転校してきて以来、小学校から中学校4年間同じクラスの男子。
おもしろくてかわいくて優しくて、母も大好きな少年だ。
早速メールして聞いてみると
「もう習字終わった!紙は3、4枚余ってるからあげるよ」とのこと。
「おうちにもらいに行くよ」と言うと、「部活に行く前に郵便受けに入れとくよ」と言う。
なんて優しいんだ!
そして、冬休み最後の日、Oクンにもらった用紙に書き、提出。
やはり練習を重ねれば、苦手な行書もサマになってくるものね。
そして「金賞」
名誉挽回!
娘を見ていて、いつも思うこと。
頑張れば頑張っただけ、それはどんな形であれ、彼女の何かに役立つということ。
努力するっていうことの大事さ。
「努力に勝る天才なしな~んて言うけど、天才っているのよね~」と、
母は、ひねた子供時代思っていたが、天才は天才なりに努力してるし、
それより何より、努力のあとに出る結果が、自分にとっての一番のご褒美。
娘も頑張ってる。
母だって頑張るよ。
梅の蕾はまだまだ小さく硬いけど、彼らが凛とした花を咲かせる頃、
あちらこちらで「おめでとう!」の声が聞こえてくる。
道真さんもそんな春の訪れを待っている。
コメント (2)
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