秘密の釣り

それはいつのことなのか誰も知らない。ふらりと朝だけ釣りに出かけた。

まずは本湖エセハチに入ったがアタリひとつ無い。ナルヒシまで攻め上がって何も無いのを確かめて見切り、北利根、与田浦と回っていく。しかし、芳しい反応はない。今日はボーズか。嫌な感じがしてきた。

風が吹き付ける面のオダにきて、最期の勝負に出る。ルアーはファットクローのテキサス。オダを直撃し、奥の奥へと叩き込むのだ。

ゴゴン！ フィッシュ！
いた。これはレギュラーサイズだったが、やはり風の当たる面がいいのだ。スピナーベイトで広範囲に探っていこう。

タイフーン！
風が強く、少々荒れているから、このくらいアピール力があったほうが良かろう。これで与田浦の千本杭の外側を流していく。

ガツン、ゴツン、グバア！ きた。3連発。戻りは逮捕状で潜伏しているバスを取り締まる。グン、ググン、ゴゴッ！ きたァー、またまた3連発。こりゃ、言うことないぜ。上がるかー。

帰りに横利根で1匹加え、上機嫌で水郷を後にした。