幸福学専門30年 筬島正夫が語る本当の幸せ


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ふたつ手がある。ひとつは自分を助ける手、もうひとつは他人を助ける手(オードリー・ヘプバーン)

2009-03-25 | 因果の道理


Audrey Hepburn 1929-1993
   人には
 ふたつの手がある
   ひとつは
 自分を助ける手
  もうひとつは
 他人を助ける手

オードリー・ヘプバーン
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ヘップバーンは幼いとき、戦争により、食うや食わずの生活を

送っていました。

それは後に『アンネの日記』についてこう述べているところからも

分かります。

「アンネと私は、同じ年に生まれ、同じ国に住み、同じ戦争を体験しました。

違っていたのは、アンネは家の中に閉じこもり、私は外にいたという点だけです。

まるで自分の体験をアンネの視点から読んでいるような気がしてなりませんでした。」

そして、あまりの辛さから57年に出演依頼がきた映画『アンネの日記』を

引き受けなかったといわれています。

いかにひどい生活を送っていたかが伺えます。

そんな不遇な時代、ユニセフの前身「アンラ」から受け取ったチョコレートで生命を

つなぎ、その経験から88年ユニセフの特別親善大使となったのでした。

1988年エチオピアから始まり、トルコ、南アメリカ、中央アメリカ、スーダン、

バングラシュ、べトナム、1992年のソマリアへと4年間続きました。

彼女は

「私はこの仕事をするためにこれまで女優をしていたのかもしれない」

とまで言っています。

そしてオードリーが、息子たちへの遺言ともいえる言葉として残したのが

冒頭の言葉。

  
「忘れないでください。

 年をとったら自分にふたつ手があるということを。
 
 ひとつは自分を助ける手。
 
 そして、
 
 もうひとつは他人を助ける手」


これは、オードリーが、亡くなる年の末、

サム・レヴソン(Sam Levenson)の詩集『時の試練をへた人生の知恵』から、

ニ人の息子のショーンとルカに読み聞かせたものです。

以下Audrey Hepburn(Barry・Paris 永井淳訳)より引用
 
 美しい唇のためには、親切な言葉を話すこと。
 
 美しい目のためには、他人の美点を探すこと。
 
 スリムな体型のためには、おなかを空かした人に

食物を分けてやること。
 
 美しい髪のためには、

 一日に一度子供の指で梳いてもらうこと。
 
 バランスのためには、

 決して自分一人で歩くことはないと知って歩くこと・・・・
 
 人間は、物以上に修復され、更新され、生きかえらされ、
 
 再利用され、改善されなければならない。
 
 何人をも決して見捨てては、ならない。
 
 助けてくれる手が必要ならば、

 自分の腕の先にその手があることを忘れるな。
 
 年をとれば、きみは二本の手を持ってることに

 気づくだろう。
 
 自分自身を助ける手と、他人を助ける手と。
 
 

読み聞かせた後、オードリーは二人の息子達に

「私がつくりだした最大の宝物だ、あなたたちは」といって詩集を置いた。

以下は原文です。 

For attractive lips, speak words of kindness.

For lovely eyes, seek out the good in people.

For a slim figure, share your food with the hungry.

For beautiful hair, let a child run his fingers through it once a day.

For poise, walk with the knowledge you’ll never walk alone ...

People, even more than things, have to be restored, renewed, revived,

reclaimed and redeemed and redeemed ...

Never throw out anybody.

Remember, if you ever need a helping hand,

you’ll find one at the end of your arm.

As you grow older you will discover that you have two hands.

One for helping yourself, the other for helping others.





仏教では布施の精神を教えています。

布施とは「利他」ともいい、自分のことでなく、
他(相手)を幸せにする(利する)ことが大切であり、
素晴らしいことなのです。
今日の言葉でいえば、布施は「親切」

こころがけたいですね。

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 今、979部(^-^)/



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2 コメント

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初コメント! (ガラッパ)
2005-08-28 23:45:23
24時間テレビでも少し、この内容を見て

感動していました。

それ以上に詳しくまとめてあり感動を更に

深くしました!

いつもこれだけ多岐に渡って、

人生の大事なことをまとめられているのに

感動の連続です!
返信する
もう一人のアンネフランク (norin♪)
2005-08-30 00:11:22
オードリがユニセフの慈善事業を

はじめたのは、自分が戦争から解放され

救援物資をユニセフから受けたご恩を

返していきたいとう事から始めたようです。

冒頭の息子への言葉を最初に聞いた時は

涙が溢れてきました。

重みのある言葉だと受止めています。

オードリーの記事をTBせせて下さいね
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