ジム・ロジャーズをご存知ですか?
「世界の3大投資家」の一人に数え上げられる人物です。
彼は10年間で4200%のリターン(同時期のS&P500株価指数は50%)
を得て、生涯働かなくても生きていける富を手に入れました。
その後、37歳で引退し、バイクで世界を旅し、ギネスにものりました。
その後さらに3年かけて、世界を一周。
紛争がおきている危険な地域も回りました。
そんなジムに、デフレについてや、経済について質問したとき、
彼はどう答えたと思いますか?
唐突に、日本の古典「方丈記」の冒頭の言葉を話はじめたのです。
以下はジムの言葉です。
「『ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず』
すべては流転するということだよ。
鉄道が最高のハイテクだった時代もあったし、
ラジオこそこれからのトレンドだと思われた時代もある
でも今ではそれらは過去のものだ
今から1000年後には
「世紀」という言い方だってなくなっているかもしれない
1000年前世界でいちばん栄えていた都市はどこか知ってる?
コルドバだよ
南米ではマヤだったね?
1000年の間、ずーと繁栄し続けた都市なんてないんだよ
今は廃墟になってしまった都市もいっぱいある
国そのものがなくなってしまったり、消えてしまった民族もある」
世界の経済に明るく、世界中を回って知らされたのが、
仏教の無常観だったわけですね。
日本人は、この深い哲学をどこまで大切にしているでしょうか?
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