芥川龍之介「人生とはマッチ箱に似ている」

芥川龍之介の言葉に「人生とはマッチ箱に似ている」というのが
　ある。なぜか、「重大に扱うのはばかばかしいが重大に扱わない
　と危険である」から。
　　マッチ箱といえば、ちっぽけなどこにでもある箱だから、重大に
　扱うのは馬鹿馬鹿しい、しかし、そのマッチ一つで家一軒を焼失す
　るのだから、重大に扱わないと危険である。

　　ちょうどそのように、人生と聞くと多くの人は「そんな人生なんか
　考えなくたってそのときそのとき楽しく生きていけばいいんじゃないの」
　と人生について考えることを嫌がり、敬遠するけれど、本当に楽しく、
　明るく毎日を生きているなら、そういう人生について考えたり、語る
　ことを嫌がらないはず。

　人生、そんなことを考えているのは暗いよ、
　考えるだけ無駄だよと思うのは、そういう人の人生そのものが暗く
　どうにもならないと感ずる人生なのかもしれません。
　　なかなか楽しく思い通りにならないから、あっちでもこっち
　でも不登校になったり、ムカついたり、キレたり、人を殺したり、自殺
　をしたり・・・
　だいたい毎日が楽しくて、明るい人は、キレたり、ムカついたりしない
　　
　　本当は誰しも、その暗い人生を明るい人生に、つまらない人生を楽しい
　人生に、不平不満だらけで、キレたり、ムカついたりしている毎日を
　満足と喜びと感謝で一杯の毎日に変えたり、変わりたいと思っているんじゃ
　ないかな。にもかかわらず、どうしたらよいか分からないから、考える
　ことをアキラメて、投げやりになっているように思う。
　
　　しかし、そんな捨てたものが、人生じゃない。変えるチャンスも
　あるんですよ！！

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