さまよえるパンダ

野鳥やカヤックやクラフトのブログです。

渡船場の船長さんと利根川カヤック!

2021-06-16 18:44:35 | 野鳥

ふと知り合った渡船場の船長Nさんに利根川でカヤック体験をしてもらいました。

カヤックは未経験ですが、船長さんは私生活でもクルーザーヨットを所有するほどの方で驚きの初乗りになりました。

埼玉県側の待合室ですが、この黄色い旗を揚げて対岸に待機している船長さん達に合図します。

その合図を確認すると船を出して船着き場に来てくれます。

土日は観光目的の乗船客も増えて日に何度も何度も往復するようです。

今日は2艇持参しました。

近くの草むらにトビが降りていました。

結構大きいです!

 

まずは3mの小さい方に乗ってもらいました。

この時は風も弱く波も無くカヤック日和になりそうな予感ででした。

大きい方が安定感があると御本人の判断で二人乗りに乗り換えてもらいました。

この判断が大正解だったことに私も船長さんもまだ全く気づいて居ませんでした。

上流へ向かって漕いでます。

初心者が陥る腕だけで漕いでしまうパターンですが特に注意はしません。

経験を積むことによって自然と無理の無い漕ぎ方に変わっていきます。

最初は我流で良いと思います。

流れの弱い運河を通り本流に出たときすこし風が強くなってきたなと思いました。

早めに戻りましょうと言うことになりましたが下流の正面に黒い怪しい雲が出ています。

風があっという間に強くなり、波がドンドン大きく波頭が崩れ始めました。

悪戦苦闘しながら必死に艇の向きをコントロールしながら向かい風に挑んでいます。

私は3mの短い艇で後ろからついていきますが、船首が薄く波を被りそれが全部コクピットに入ってきます。

初心者の船長さんには過酷な条件ですが、手助けは出来ません!

疲れ果ててしまい船長さんから休みたいとの声が!

小さな中州の影でしばし休息しました。

多分腕はパンパンになっているはずです。

何とか無事に出発地点に戻れましたが、最初からこんな風が吹いていたら中止にしていた程の強風でした。

この強風を真横から受けながらの横断は危険と考え艇は船長さんと一緒に渡し船で渡ることになりました。

風と波の中を無事帰れたのはこの艇の安定性の良さと、船長さんのヨット乗りの経験があったからだと思います。

全くの初心者だったら恐怖心で途中で動けなくなっていたと思います。

殆どの乗り物に共通すると思うのですが動いていればコントロールできます。

漕ぐのを止めてしまうと風に押され横向きになり波を真横から受けてしまいます。

船長さんは経験からこぎ続けてくれたのだと思います。

アウトドアは天候の急変が一番怖いです。

反省をしっかりして今後に生かします。