「誇」-URAWA REDS-
共に…
 



同じものが日本にもあると思ったけど、見当たらないな。

日本代表は稲本潤一。
トッティやロベカル、ジェラードと方を並べるなんて
凄いじゃん。

プリングルス、好みの味じゃないんだよね。

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「負けられない」
こんな経験は今まで何度もあった。
第13節を終えて首位との勝ち点差は4。
「負けたら終わり」
まだそこまで逼迫してはいないんだ。
「冷静に、いつものように」
自分自身に言い聞かせてきた。

仕事を終え渋谷乗り換え東横線。
ジンクスや縁起を担がない僕が、いつもとルートを変えた。
新丸子を越え武蔵小杉下車、歩かずにシャトルバス。
“何をしてでも勝ちたい”
その気持ちを抑えることが出来なかった。

GK山岸
DF堀之内・闘莉王・坪井
MF平川・啓太・長谷部・アレックス・暢久・伸二
FW達也
SUB都築・内舘・酒井・相馬・永井・黒部・岡野
出場停止明けの長谷部が復帰、達也の1トップ。

等々力競技場に響き渡る「ララ浦和」。
“まだ45分もあるのに・・・”
これが今のウチのスタイルならそれでもいい。
でも僕は「いつもの通り」90分だけ。
ララ浦和が終わるまでコンコースでBEER。

走る、奪う。
ウチらしさが甦っている。
しかし相手は首位・川崎。
思い通りにならない。
伸二、長谷部を軸にした早いパスワーク。
前線へ渡るボール。
1トップ、達也が潰される。
“アレもいいよね、今日”
左から中央へ、左から縦へ。
アレックスが翼を広げている。
坪井、闘莉王が上がる。平川が打つ。
“いいよ、いいぞ”
“これなら負けない。勝てる、いけるぞ”
30分、右からのクロスに達也。
“行け、打て! 達也!!”
ニアに消えるボール、浦和先制1-0。
“達也、良くやった”
喜びも束の間、試合に戻る。
“ここからが怖いんだ。集中、集中しよう”
34分、もうひとつの恐れていたことが現実になる。
暢久、退場。
“えっ、何で??”
“(警告は)1枚目じゃないの?”
“最初のカード、長谷部だったよな・・・”
“間違ったんじゃないの? ジョージ”
またアイツに試合を壊された。
怒りよりも先に脱力感に苛まれる。
“そんなに酷い接触だったのかよ、今の”
暢久が副審に確認するも判定は覆らず。
残り60分、1人少ない浦和と1人見方が増えた川崎。
“こんなヤツに負けて堪るか!”
“お前ら、頼んだぞ”
“俺たちはいつでもお前らの味方だからな”
“一緒に、戦おう”

浦和の勢いは衰えない。
“もう1点、取れるんじゃないか?”
アレのFKはGK正面。
PA内で倒された達也はノーファール。
“PK!”
明らかにもう一人敵がいる。10対12、なのか。
“何なんだよ、ジョージ・・・”

後半立ち上がり。
伸二&ヒラが局面を打開する。
“こういうときの伸二って、安心するなぁ“
“ヒラにだけ厳しいよね、伸二”
5分、平川。GKとの1対1。
13分、伸二。ボレーシュート。
“まずいな、取れそうで取れない時が一番ヤバいんだ”
自陣内で守備を固める浦和。PA内への進出を許さない。
遠い位置から打たれるミドルは全て枠の外。
“そうだ、いいぞ”
跳ねながら、声を出しながら強く手を叩く。
“勝たせてやりたい、あいつらに”
“10人で戦う奴らを支えてやらなければ”
“いつもより高く、いつもより大きく跳ねてやる!”
67分長谷部out内舘in。
“ウッチー、頼んだぞ”
前線の選手を増やし、一気呵成に攻める川崎。
少しでも前でボールを奪おうとする浦和。
アレが、伸二が、坪井が走る、奪う。
闘莉王、ホリ、啓太が進出を許さない。
ヒラがバテている。
“あれだけ走ったらキツいよね、ヒラ”

いつ追い付かれてもおかしくない時間帯が続く。
73分平川out相馬in。
右に内舘が回り相馬はボランチに入る。
“新潟戦と同じ使い方だ、相馬”
75分達也out永井in。
“永井、決めてくれ”
“永井、張ってくれよ”
ハーフウェイ付近でアレがボールを奪う、縦にスルーパス。
DFの裏を狙う永井。
76分、追加点。
“永井!!!”
“もらったぞ、この試合”
80分、アレックス警告。
89分、ギシに警告。
“遅延? そんなに遅いか??”
壊れる主審、柏原丈二。
“失せろ邪魔だ、ジョージ!”
時計が止まる、ロスタイム表示はない。
“何時まででもヤってやるよ”
“俺たちは止めねーよ”
20時54分、ロスタイムが4分と表示される。
“もう終わりじゃないの?”
時計を見ようともしないジョージ”
プライドを掛けて戦う選手たちに、できることはひとつだけ。
“終了の笛が鳴るまで全力でサポートしてやること”
“明日の朝まで跳ねてやるぞ、頑張れ、頑張るんだ”

2-0。
仲間達と握手を交わす。
膝に手を置き、コンクリートを見つめながら聴く
「We are DIAMONDS」
心地よかった、いい気分だった。

“次は駒場、また一緒に戦おう”


祝杯が、うまかった。
渇ききったノドに効いたよ。
「勝つ」って、いいよね。

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お前ら、やるじゃねーか。
お前達の「魂」が掴んだ勝利だよな。
敵が何人いようとも、あれなら大丈夫だ。
プライド、魅せてもらったよ。

今日は疲れただろう?
良くやった、頑張った。
次は駒場。
また一緒に戦おうな。

[追記]
武蔵小杉で祝杯をあげ、渋谷経由で浦和着。
下りの階段がもう、可笑しくて可笑しくて。
僕の膝がね、笑っちゃってるんだ。
酔ったんじゃないよ。
暢久の退場劇の後、いつも以上に「集中」してたからね。
試合が終わってから一気にガクッ、と来たんだ。
明日の朝が怖いね。
どんな筋肉痛が待ち受けてるんだろうか?

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