「誇」-URAWA REDS-
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ドイツが始めてW杯で優勝した1954年、
代表チームが休養を取るためだけに宿泊したホテル。
ここが、トミー・マリッチとの再会の場。

まずは藤口さんと山道強化部長のトークショー。
オヤジギャグ出るか!?
と期待したもののあまり出ず。
僕らにも「社長」とは呼んで欲しくないそうで、
「藤口さん」「フジさん」と呼んでくれ、だそう。

Q&Aの中で覚えていることをいくつか。

Q.駒場と埼スタの試合数について
A.ビッグクラブになるには資金が必要。だからキャパシティのある埼スタを使いたい。ただ、旧浦和市への恩やサポーターの思いもある。けれど、できれば埼スタへ(試合を全て)もって行きたい。

Q.いわゆる「死にチケ」問題について
A.運営部長時代、シーズンチケット席が2試合続けて空席だと、ホルダーに直接電話確認していた。埼スタでは難しいかも知れないが、もう一度、精査したい。

Q.下部組織の充実について
A.全ての年代を統括・強化する「ユースアカデミー」を新設した。駒場はユースやレディースの本拠地として使用する。駒場から埼スタへ羽ばたく選手を育成したい。

Q.補強について
A.来年のACLを見据えた36人構成になっている。が、新しい血を入れなければチームは停滞する。今のメンバーを「ファミリー」として来年へ向かうが、それだけではないと考えている。これから登場するマリッチも「ファミリー」だった。

Q.ACLについて
A.今年のG大阪戦を視察させた。入念な準備が必要である。アウェイでは10人程度のサポーターしか来ない。でも浦和レッズは、沢山のサポーターと共に戦いたい。例えば韓国の5万人のスタジアムを、4万5千人の浦和サポーターが埋める。こんなことが出来たら素晴らしいと思っている。

Q.レディースの有料試合化について
A.ドイツでは(ヨーロッパのサッカー先進国では)どんな試合も有料になっている。例えば今回も4部のチームと浦和との試合が15ユーロだった。その売り上げで僕らを歓待してくれた。そういうシステムになっている。有料にした方が警備などで経費は掛かってしまうが、先進国に倣いたい。どうか理解して欲しい。

駒場は「思い出」の沢山詰まった「宝物」だけど、
あの雰囲気を作ってくれた藤口さんがそう言うなら、僕らは逆らえないや。
辛い時代を支えてくれた藤口さんなら、きっと僕らの気持ちを分かってくれる。
だから、これからも信じて着いて行くよ。
でもな、ACLねぇ。
仕事、休めるのか・・・。
「有料試合」は当たり前だと思うな。
何でもタダで得しようとし過ぎだよ、この国は。
“つまらなかったから金返せ!”
なんていうのも下衆だね。
楽しみ方なんて、幾らでもあるんだから。

そしてギド。
忙しいのだろうに、わざわざ来てくれた。
今回のツアーでも、色々手配をしてくれて凄くありがたかった。
やっぱりギドはすげーや。

会いたかった。
1月2日の大原は、正月早々近所迷惑だから(飲みすぎただけとも言う)行かなかった。空港に見送りに行きたかったけど、自粛した。
ありがとうを言いたかった。
もう一度、会いたかった。

マリッチは「ナイスガイ」だった。
礼儀正しく生真面目で優しくて。
言葉では表せないよ。

[追記]
ここでの夕食が、ドイツ滞在中一番まともな食事だった。
だって、ビール2杯しか飲んでないもの。


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7月1日午後。
いよいよマリッチに会える。

黒い森を走るバス。

棚引くフラッグ。
リゾートホテル。

そう、それは選手たちの宿泊施設。

見渡す限りの森と草原。
“これじゃ岡野も街に繰り出せないね”

このツアー何度目だろう。
ギドから僕らへの温かいおもてなし。
今度はお祭り会場への入場券。
「貴重なチケットだから地元の人に転売しないように」
との伝言つき。

明るい日差し、お店は準備中。

“ビールでも飲む?”
“飲んだらこの後食べられなくなっちゃうよ”

駅のキオスクで一休み。
カールスルーエ行きの電車が入線。

“あの電車にも乗ってみたいよね”
まったりとした時間が流れていった。

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“どこにしようかな”
「浦和」のない日。
J2第26節で観戦可能な試合は、
・東京Vvs鳥栖(国立)
・柏vs横浜FC(柏の葉)
・草津vs湘南(敷島)
近いのは国立、でも興味は薄いな。
ガラガラのスタジアムじゃ、サムイしね。
早川、市衛、小林、吉野、秋葉の横浜FCか、
城定、アジエル、梅ちゃんの湘南か。

派手なパフォーマンスの柏より、
苦しい経営状態の中、頑張ってる草津。
“敷島に決めた”

キックオフと共に降り出す雨。
去年、サテライト草津戦の時に嬬恋で買ったレインコートを取り出す。
“暑くてヤだなぁ”
雨の中、ウチ以外の試合を観るなんて・・・。
“酔狂だよね”

ゴール裏のない、ザスパ草津ホームゲーム。
でも・・・
バックスタンドは熱かった。
温くて薄いのかな、と思ってた。
それは、僕の早合点だった。
オリジナリティ溢れるコール。
スタジアムの雰囲気。
汚い野次もなく、みんなで「俺たちの草津」を応援している。
有名な選手なんて一人もいないのに。

ウチの試合にはない「何か」が、そこにはあった。

試合内容はね。
00年に体験したサッカーが目の前で繰り広げられてた。

ヨソ者が観た感想だから、いい加減なものだけど。
フットボールの素晴らしさを体感できたよ。

やるじゃん!草津サポーター。

[追記]
城定はセンターバックで出場。
生白さは健在、左足も健在だった。
梅ちゃん。
先制点を挙げた直後、負傷退場。残念!
アジエルは相変わらず巧かった。
走り方も、相変わらずだった。


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