「誇」-URAWA REDS-
共に…
 



「あ、スルッとKANSAI忘れた…」
残額のあるカードがウチに2枚あったはずなのに。
今年最後の遠征。
6時43分発の新幹線は、赤い人がいっぱい。
「弱いのにね」
勝っても負けても赴いてしまう。
これも“浦和らしさ”なのかな。

京都駅から四条乗り換え、阪急電車で西京極。
階段の場所さえ覚えてしまった、行き慣れた道のり。
ぎゅっと詰め込まれた待機列。
「イベントやってるからかなぁ」
「でも、まだ開門まで40分もあるんだけど…」
厳しいチケットチェック、荷物検査はなし。
「ガンバと同じやり方だよね」
運営に苛付かなくなったのは、成長の証しだろうか。
それとも、諦めなのだろうか。

GK山岸
DF細貝・闘莉王・坪井・平川
MF阿部勇樹・啓太・ロビー
FW高原・達也・エジミウソン
リザーブ都築・濱田・暢久・直輝・林・原口・セルヒオ
前節と同じスタメン。
リザーブに直輝と原口が復帰。
「あのやり方でOKってことか」
「勝ったときは弄らない、だね」

後ろからパスが繋がる。
セカンドボールを拾う。
SBの裏を突かれる事もなく、安定した立ち上がり。
「向こうも出てこないな」
右から崩す浦和。
「達也が前にいるとヒラも楽なのかな」
冷たい風が吹く西京極。
西日が眩しい。
エジにボールが収まる。
エジが、囲まれる。
「3人付いてるんだよね」
細貝、平川、達也がクロスを上げる。
「チャンスはあるのにな」
「こういう所で決めないと、苦しくなるんだよな」
何時先制してもおかしくないのに。
面白いようにパスが繋がるのに。
得点が入らない。
「今年はこういうの、多いな」
1点取れば楽なのに、1点が遠い。

前半残り10分。
ロビー&高原のカウンター。
「そうだよ、もっと速く」
阿部勇樹のミドルシュート。
「そうだ、打てば何かが起こるんだから」
漸く“得点の匂い”が感じられるようになる。
「タカ!打て!!」
高原のシュートはバーの上。
「(PA)中にいないか!?」
エジのクロスは達也に合わず。

前半終了、0-0。

声が抜ける感じがする。
屋根のない競技場。
中心から1ブロック離れた立ち位置。
“声、出てないのか?”
後ろからは攻撃を急かす声も聞かれる。
「落ち着いて、しっかり」
ピッチだけじゃなく、自分も、周りも。

ディエゴが裏を抜ける。
副審の旗が上がる。
「オフサイド!」
26番のミドルシュート。
「フリーだよ…」
「バタバタするな、落ち着け!」
流れが京都に傾く。
「ここが堪え所だよ、頑張れ」

CKに闘莉王が詰める、決まらない。
エジが前線で踏ん張る、こぼれ球を狙う。
「そうだ、もうちょっとだ」
66分、啓太out直輝in。
「どうかな・・・」
「啓太が万全じゃないってこと!?」
ロビーの突破、PA内で相手選手と交錯。
「PKじゃ、ないのかぁ」
「押されてたんだけどな」
主審は松尾氏。
「流すんだよなぁ、今日の審判」
試合が、動き出す。
どちらに転ぶのか。
「ここが勝負どころか」
袖を直す、足元の間隔を確認する。
「あと25分、勝って帰るんだ」

「入った、のか…」
CKからの混戦、重なり落ちる京都イレブン。
70分、京都先制1-0。
「ワンチャンス、かよ…」
ここ一番に弱い今年の浦和。
「ったく、しょうがないなぁ」
膝に手を当てる。
もう一度、気合を入れ直す。
「追い付くぞ」
77分、高原・ロビーout原口・セルヒオin。
「ん?どうするんだ!?」
攻撃の枚数を増やす浦和。
直輝が必死でボールを奪う。
「その後なんだ、その後」
シュートまで持っていけない。
「もっと打たなきゃ」
細かいパス交換を繰り返す。
「崩す前に打ったっていいのに」
それがやり方ならば、仕方ない。
でも、決めなきゃ負けなんだ。

ロスタイム3分。
「追い付こう、勝ち点持って帰ろう」
先週やれたなら、今日だって。
攣りかけた足、焼ける咽喉。

京都1-0浦和。
目標に足を掛けると踏み外す。
どうしても越えられない壁。
選手を迎えずに、競技場を後にした。
「もう1試合しかないのかよ…」



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




諦めず、最後まで闘えただろうか。

1点差。

自分の声が空に吸い込まれるようだった。
どうしてだろう。
安定した力を発揮出来ないのは、
僕らも同じなのか。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




前へ進むのは、俺たちだ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




今年は大分と千葉と。
余所のクラブだから関係ないね。
と、ドライに構えてはみたけれど、
項垂れる選手と、訴えかけるサポーターの姿というのはやはり、
身につまされるものがあったね。

あれから10年だよ。
そこから始まった51週間は、それはもう・・・。
失った光を取り戻すために闘った日々。
あれが“ガマン”というヤツだったね。
今年もね、我慢の年だなんていうけれど、
希望の光を追い求める闘いは、決して辛くはないんだよ。

辛くて悔しくて切なくて。
嫌だったねえ。
1年に1回、
原点を振り返り、今の自分を見つめ直すこと。
あの日に帰りたくないから、頑張れる。
あの日があったから、頑張れる。


99年11月27日。
浦和レッズ、J2降格。

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )




色々とね、外野が煩かったりして落ち着かないね。
優勝の可能性もなくなり、
最終戦が覇権の行方に大きな影響を与えそうな展開になりつつあるし。
鹿島には絶対負けない!
鹿島には優勝させない!
目の前でだけは勘弁だ!
なんて声も聞かれるけれど、
今週末は最終節じゃなくて、西京極なんだよね。

ディエゴの球離れが良くなっているようだし、
やなーギサーワ・あ・つ・しぃ、も裏を狙ってくるだろうし、
タケタケは相変わらずドリブルで仕掛けてくるし。
なかなか手強い相手だよ。
遠くばかり見ていると、足元の石に躓いてしまうよ。
気をつけなきゃ。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




あった、ここここ。
田島通りの、、、どのあたりだっけ?
Jのない休日。
することがないから、おいしいものでも買いに行こうと。

田島団地の直ぐ近く、ベッカライ ブロートツァイト に寄ったんだ。
小さなウインドウの向こう。
「あれ?もう売り切れかな」
棚にもバスケットにも、それらしき姿はなく…。
「ま、いっか」
と店内に入ると・・・。
「ははは・・・」
チーズケーキ2個とリーフパイが3つ。
あとはみんな売り切れ。
「じゃ、2つずつ買おうよ」
「すみませ~ん、これを」
「すみませんね、何にもなくて」
「いいえ、いいんですよまた来ますから」
「雨の日の翌日はこういうことが多いんですよ」
「あの、、これもどうぞ」
「いいんですか!?」
「あまりもので申し訳ないですけど」

リーフパイ、おまけしてもらっちゃった。
パイじゃないよ、これは。
パンだよ、パン。
歯ごたえも濃厚な味も、パンなんだよ。

今度は雨の日に行ってみようかな。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




鳥唐揚げ、焼きそば、ピザにポテトフライと。
最初はビールで後はその日の気分で何でもOK!
明け方まで飲んでても全然平気。
そのままシャワー浴びて出勤しちゃう。

そんなこと、良く出来たよなぁ。
今じゃ考えられないよ。
知らぬ間に僕も
ブリ照りを肴にチビチビ焼酎舐めるおっさんに
なったんだな・・・。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




ホンダロックと引き分け。
あと1節を残し、J2昇格条件の4位との勝ち点差は3。
ガイナーレ鳥取が苦しい戦いを強いられている。
岡野や梅ちゃんも在籍しているだけに、
昇格して欲しいけれど、
どうかな・・・。
現在4位のソニー仙台が負け、
鳥取がVファーレン長崎に勝てば4位に上がるという状況。

去年もあと1歩届かなかった“J切符”。
今度の日曜日。
米子へ向かう僕の仲間から吉報は届くのだろうか。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




既に予選敗退が決まっている、Jユースカップ。
3年生にとって、これが最後の試合。
「勝たせてあげたいね」
そんな思いが伝わるスタンド。
あちこちから“頑張れ”と声が掛かる。

「今年の横浜は強いんだよね」
追い付いても追い越しても、確実に決めてくる。
「あ…」
前半、2枚目の警告で2年生が退場。
「辛いだろうね」
その後、3年生の岡田くんが交代。
「11人でやらせてあげたかったな」

10人になってもヒケを取らない。
「頑張れ、いいぞ」
スタンドは、子供の運動会に来た保護者のよう。
勝たせてあげたい。
いつもそうだけど、今日は特にね。
ロスタイム、3-3の同点。
「みんな一杯いっぱいなんだよね」
「昨日だってロスタイムに逆転したんだから」

「頑張れ!」

3-4、敗戦。
泣いてる子、天を仰ぐ子、仲間を支える子。
卒業、おめでとう。

[追記]
GK中村くん、仙台の練習に参加したんだってね。
ウチはGKの選手層、厚いからなぁ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




真っ青な空、降り注ぐ陽光。
「暑いくらいだね」
「や、日陰は流石に寒いよ」
「今年は冬が来る前にシーズン終わりなんだよね」
あと3試合、たった3試合しか楽しめないなんて。

「少なくない?」
当日抽選組の入場が終わっても、埋まらないスタンド。
「勝っても負けても来る人の数がこれくらい、ってことかな」
「密度が高ければ、これでもいいんだよ」
アウェイでは出来るのに、ホームでは出来ない。
その答えは、どこにあるのだろう。

GK山岸
DF細貝・闘莉王・坪井・平川
MF阿部勇樹・啓太・ロビー
FW高原・達也・エジミウソン
リザーブ都築・濱田・近藤・暢久・西澤・林・セルヒオ
原口が出場停止、峻希はインフルエンザ罹患。
梅崎が長期離脱、直輝も間に合わず。
「FW3人が機能したら、凄いよね」
「もしかしたらこれがベストメンバーだったりして」

悪くない立ち上がり。
「バランス、いいかもね」
相手の両サイドを抑え、2トップにボールを入れさせない。
「イグノもマーク出来てるね」
上段に場所を戻して数試合目。
下段の薄さにもがいていたストレスもなく、ピッチが近く感じる。
“いい形”で試合に入る。
右サイドを駆ける坪井。
「行った、行ったよ!」
中央を上がる闘莉王。
「やるねぇ」
動くサッカーが、戻っている。

高原がドリブルを仕掛ける。
「タカ!」
クロスを上げる。
「(PA内に)ひとりしかいないか…」
エジが頭に当てる。
GKを越え、サイドネット内側にボールが沈む。
21分、浦和先制1-0。
「やった!!」
「良く決めたよねー」
先制すればやれる、はず。
1点だけじゃ、分からない。
2つの気持ちが交差する。

高原が躍動する。
激しいチェックに倒れても、直ぐに起き上がる。
個人技でDFを交わしミドルシュート。
「タカはいい選手だよ、やっぱり」
「総合力なら原口はまだ叶わないね」
勢いに乗り切れない浦和。
巻き返す磐田。
11番が抜け出す。
副審の旗が上がる。
シュート体制に入る西。
「オフサイド!!」
駒野のクロスにイグノ。
「ギシくん、ナイスだ」
磐田に流れそうな勢いを、山岸が渡さない。

前半終了、浦和1-0磐田。

「しっかり」
磐田の出足に後手を踏む浦和。
「打たせるな!」
PA内からのシュートはギシくんが弾く。
「何バタついてんだ!?」
右サイドを崩される。
55分、磐田同点1-1。
「誰?前田!?」
力で圧倒出来ない今年の浦和。
「しっかり、落ち着いて」
59分、CKから失点、1-2。
「ったく…」
怒りでもない、落胆でもない。
俺たちがやらないと、駄目なのか?
100%やっていたつもり。
でもそれでも駄目ならそれ以上やってやるよ。
“負けたくないんだ”
それだけだった。

主導権は磐田。
激しいタックル、チャージに笛は鳴らない。
「ひとつでも吹いてくれたら、流れが止まるのに」
主審は奥谷氏。
「惜しい!」
闘莉王のループはGKパンチング。
ベンチでは6番が準備している。
「どこで使うんだろう?」
66分、細貝out暢久in。
「萌ちゃん、インフル明けだからね」
左サイド平川からロビーのミドル。
「打って行こう、打てば変わるよ」
徐々にリズムを掴む浦和。
右サイドを達也が襲う。
「キレてるね、達也」
達也らしい切り返しが甦っている。
「啓太、傷んでる…」
足を引き摺る啓太。
「代えて!早く代えてやらなきゃ」
72分、啓太outセルヒオin。
「ロビーが下がり目、か!?」
攻撃の枚数を増やす浦和。
CKから阿部勇樹のダイビングヘッド。
「!!」
「決まらないのか…」
達也が、暢久が右からクロスを上げる。
「中は揃ってるのに…」
2列目、3列目の選手がPA内に侵入する。
「追い付ける、行けるよ行ける」
カウンターの恐怖に晒されながら攻撃を続ける。
「ヒラ、打て!」
こぼれ球に反応した平川のミドルはクロスバーの上。

「あと10分、まだ10分」
セルが粘る、ラストパスを送る。
「セル!」
闘莉王がゴール前でスライディング、
ポストに当たるボール。
「まだまだ!」
エジが詰める。
「決まった!!」
82分、浦和同点2-2。
「一気に、今だよ今!」
85分、磐田成岡out鈴木秀人in。
「向こうは引き分けでいいのか?」
暢久のクロス、高原が合わせる。
「タカ!!!」
ヘディングシュートはクロスバー直撃。
ロスタイム3分。
磐田が攻める、CKを奪う。
「引き分けでも仕方ないのか…」
15時52分。
高原のドルブルから達也のシュート。
「まだある、まだあるぞ!」
「セル!セル!セル!」
「何切り返してんだよ…」
セルヒオのシュートはGKキャッチ。

「時間、ないな」
「これがラストだ、頼むぞ!ロビー」
FKからの混戦。
「決まれ!入ってくれ」
「エジ!!!」
ニアポスト内側に突き刺さるシュート。
「やった!やっ…」
声にならない。
仲間たちと、
共に闘った仲間たちと抱き合う、タッチを繰り返す。
埼スタから消えて久しい“歓喜の輪”。

主審の手が挙がる。
「勝った…、勝った…」
4万3千人。
数じゃないんだ。
どれだけ気持ちがあるかってことだよ。
ホームでも出来るんだ。

冬の風が吹く埼玉スタジアム。
寒さなんて、忘れてたよ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




埼スタサブグランド。
マリノスユース対浦和ユース。

3年生最後の試合。

ロスタイムに昨日と反対のことが起きて、敗戦。


流した涙が、美しかったよ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




今年はこんなものか。

引き分けなら上出来だな。
ロスタイム。
磐田のFWが圧力を掛ける。

これがラストか?

勝ちたい。
引き分けは、嫌だ。

勝つぞ。
最後まで、あきらめない。
吸い込まれるボール。
埼スタが、ひとつになる。

これだよ、これ。
頑張れば、諦めなければ、
何かが起こるんだ。

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )




勘九郎くん、かわいいな。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




前十字靭帯損傷。

やっちゃったか・・・

痛いね。

いい選手だからね。

負傷が癒えて、ようやく戻って来たかという時だっただけに。

好きなことをやれない辛さは、傷の痛みより大きいよね。

復帰は半年後。

僕らは、待つことしか出来ないけれど。

早く戻って来て欲しいけれど。

ゆっくりね。

W杯明けに100%になってくれれば。

しっかり治して、それからだから。

待ってるよ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




タバスコ、じゃないよ。

こんなことするの、チェリオかサンガリヤくらいだよなぁ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 前ページ