「誇」-URAWA REDS-
共に…
 



何もしなくてもお腹は空く。
空くから食べる。
何食べよ、何食べよ。

盛楼閣』で冷麺。
「スイカじゃなくて梨だ!」
そんなのどうでもいっか。

相方は特製温麺。
どうなのよ?と思ってちょっと貰ったら、

うまかった。

駅前をまっすぐ歩いて橋を渡ると、
川の岸辺に“ガンバ”。
縁起の悪いものを見てしまった・・・

またもや、ガイドも何にも見ずに、
町内案内板みたいなやつを頼りに散策。
「取り敢えず城じゃない?」
「あれ、城跡かも」
「じゃ、これは何?」
「きっと何か有名な何か」

旧盛岡銀行とござ九と紺屋町番屋と。
「こんなもんでよろし?」
「さ、さあ?」

「あ、グレートサスケだ!」

一番食い付きが良かったものは、これだったりして。

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WestSideより、一番街が好き。
赤信号が、じれったい。
薄暗い参道を早足で歩く、歩く。
キックオフには十分間に合うのに、
気が急いてしまう。
いつでも、どんな試合でもそうなんだ。

「完売じゃなかったっけ?」
空席の目立つスタンド。
「あっちの2階、ガラガラじゃん」
ナビスコ杯2回戦2ndレグ。
水曜日、19時。
どこもこんなもんなのかな。

GK山岸
DF暢久・スピラ・永田・野田
MF啓太・マルシオ・梅崎・直輝・原口
FWランコ
リザーブ加藤・坪井・濱田・小島・柏木・セルヒオ・マゾーラ
前節から先発6人を入れ替え。
風雲急を告げるリーグ戦、
どういう訳か好調なカップ戦。
こんな時に限って、過密日程。
しかも来月リーグ戦で対戦する当面のライバルが、この日の相手。
「これが笑って観られる最後の試合かな」
「週末からはもう、顔付き変わっちゃう気がするから」
きっと勝ち進むはず、
大宮に巻き返すだけのモチベーションはないはずだから。

「ランコとウメが決めてくれたらな」
残り試合に向け、ラッキーボーイが欲しい。
「止めてくれよ…」
原口が倒される。
「休ませても良かったんじゃないのかな」
浦和の得点源、いなくては困る選手。

ふわっとボールが前線に入る、
直輝が食らい付く、奪う。
「よっしゃ!」
6分、浦和先制0-1。
「ランコでしょ、ランコだよね」
眠れるFWが再びナビスコ杯で得点。
「これで吹っ切れてくれるといいんだけど」
これで2戦合計4-0。
「次、どうする?次の日朝イチの新幹線でいい?」
早くも長居行きの算段を始める。

「FK、ウメなんだ」
マルシオはミドルレンジで待機。
蹴らない理由は、何だろう。
直輝が動く、球際に激しくプレスを掛ける。
「気をつけろよ」
悪童らしい、負けん気の強さが顕れる。
跳ね飛ばされる直輝、立ち向かう直輝。
「ファールじゃないの?」
主審は村上氏。

原口が中央突破。
「どっち?打つのか?」
ランコ、直輝が左右に流れる。
「やったね!」
23分、浦和追加点0-2。
2戦合計、6-0。
「大宮、ワザとか?」
間延びする中盤、孤立する前線。
心は既に、リーグ戦にあるかのよう。

28分、原口outマゾーラin。
「休ませるんだ、やっぱり」
ウメが抜ける、鋭いシュートを放つ。
「オフサイド?ウメは違うんじゃないの?」
次はウメ、ウメが決めてくれたら。

ウメからランコへボールが渡る。
「惜しい!」
GKブロック、ハットトリックならず。
40分、マルシオに警告。
「次、停止?」
左からマゾーラのシュート。
「もっと思い切り打てばいいのに…」
らしくない、諸刃の剣。
ウメのCKからランコ。
「叩き付けたんだけどなぁ」

前半終了、大宮0-2浦和。

HT、永田out坪井in。
「ツボか、坪井だよ」
沸くゴール裏。
ただただ、嬉しい。
暢久の右SB、ライン際をドライブする縦パス。
「あれに岡野が反応してたんだよね」
直輝、ウメが芽を潰す。
「暢久、楽してるし」
坪井が追う、追い詰める。
「もっと速かった気もするけどね」
61分、ランコoutセルヒオin。
「直輝が危なっかしいんだけどな」
直輝への当たりに笛は鳴らず、
直輝のチャージに笛が鳴る。
余計なカードと怪我が怖い。

「追うならしっかり追え!」
競り合わない、アリバイ守備。
1トップに収まらないボール。
「マゾーラはどうなのかな」
流れが大宮に傾く。
「勿体ないよ、突き放さなきゃ」
次のために、少しでも優位に戦うために。

「いいね、なかなか」
1対1、抜かせない野田。
「良かったよね、戻しておいて」
直輝が倒される。
「勘弁してくれよ」
ウメのFKからセルのシュート。
「決まらないかぁ」
73分、ミドルを決められる。
「事故、かな」
「仕方ない、仕方ないよ」
勝負は決まっている、
後は流れを渡さないこと。
「やった、行けるぞ!」
「えっ・・・」
マゾーラのシュートは、空振り。
「右足じゃ蹴れないのか!?」

左サイドを駆けるセルヒオ。
「ちょっと深いんだよなぁ」
決定機を作れない、バランスを崩す。
「マゾーラ、どうなの?」
前で奪わないとキツい。

アディショナルタイム3分。
「もうそんな時間なんだ」
東もラファエルも温存、大宮に勝利。
「やるみたいだ、帰ろう」
タオマフを広げようとする波を抜け、スタジアムを後にした。
「歌わないと、ダメなのかな」

万博か。
勢いに乗ってくれるといいんだけど。
気持ちはもう、週末に向かっていた。




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出来ることなら、
もっと突き放して欲しかった。
出来ることなら、
無失点で切り抜けて欲しかった。
出来ることなら、
出来ることなら。


欲を出したらキリがない。

そんな試合かな。


さあ、大阪連戦。

勝負だ。

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また国立に行くんだ!

どしゃ降りの山形で、そう思ったんだよね。


行くも戻るも、厳しいな。
勝てば連戦、負ければ不満が渦巻く。


それでもね、
今からそわそわしてる。

そんなもんじゃないのかな。

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セパハンだって。

懐かしいな。

そんなに前に話じゃないのに、

あっちはACL出場クラブ。
(あ、やっちまったけど)

こっちはね、面影なくなっちゃった。

あれは幻だったのかな。

あの時クラブは、ひとつになれていたのかな。

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新幹線が開通して、
不幸な天災があって、
やっぱり厳しいんだって。
それでも少しずつお客さんが戻って来てるって。
それが今のお浅虫温泉なんだって。

いつまでも女将さんが手を振ってくれるから、
駅と反対方向にある、行列のできるお店を覗くこと、
出来なかったけど。
それでも十分、満足だったかな。

電車が少ない。
時間があるから『ゆ~さ浅虫』でもうひと風呂。
それでも時間が余るくらい、電車の本数が少ないの。
物産館を冷かして、
「そうだ、青い森鉄道グッズは?」
と思い出したけど売ってない。

青森行き電車は3両編成。
ちょうど座れないくらいの混雑。
詰めれば座れるけど、詰める人はいない。
詰めてもらって座ろうという人もいない。
そんな感じ。

青森駅で乗り換えて新青森駅に。
新幹線改札内で見つけた『奥入瀬ビール』。
午前中から飲んだらやる気スイッチが入らなくなるのに…

「着いたよ」
と、相方に起こされる始末。
いわて沼宮内駅で途中下車。

事前にリサーチしたとおり、何もない。
ガランとしたホール。
小さなロータリー。
コンビニはあるけれど、時間は潰せず。

岩手県内も日差しが強く、暑い。
それでも風は冷たく、日陰ならちょっとだけ心地よい。
「ちょっと酔いが醒めて来たかも」
みんな汗になっちゃったみたい。

IGR銀河鉄道。
青い森鉄道と同じ型かな。
こっちのほうがローカル線っぽく感じるのはどうして?
空調の効いた車内。
休日って感じな雰囲気。
それだけで得した気分。

盛岡駅のすみっこに到着。
「さあ、どうする?」
「昼でも食べよっか!」

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『足元で受けることを得意としている選手が多いのは、
私の希望ではありません。
今ここで、わざわざその質問をする意図が理解できません。
国際ライセンスをお持ちの方であれば、
何故そうなったのかはお判りでしょう。』


Jリーグで指揮を執る外国人監督は、
こういう婉曲的な答え方をすることがあると思うんだけど。
別に取り立て騒ぎ立てるようなものではないんじゃないかな。

スペースを突くサッカー、
1対1で仕掛けるサッカーを標榜する指揮官に、
パスワークを得意とする選手をあてがう。
しかも就任前ではなく就任後も。

そうじゃなかったっけ?


言葉は、難しい。
その場の雰囲気や流れの中で発せられた言葉には、
発した人と受けた人の五感がある。
それを正しく記事として伝えるのは、とても難しい。
それに、リリースされた文章を読む側の
意識やスキルにも大きく左右されるしね。

削除するのなら、初めから載せるべき記事ではないし、
取材する側の意識に疑問を感じるな。
今後、なぜ削除したのか
理由を説明すべきだと思う。
それがクラブ側からの要請であってもなくても、
『浦和』の名を冠にするのであれば、
余計な詮索を生むような行為は避けるべきだったのではないだろうか。
自信があって載せたなら、削除すべきではなかったと思うんだ。

おそらくね、
こうした質問は今回が初めてではなかったんじゃないかな。
それで
『他のサッカーを、』
となったのかも知れない。
(憶測だけどね)



もうこれ以上、揚げ足取りは止めて欲しい。
これ以上、浦和から人が去っていくのは嫌なんだ。
徒に騒いで吊し上げて。
藤口さん、修三さん、ゲルト、フィンケ前監督、エジ…。
自称サポーターたちが、どれだけの人を追い込んだのか。
埼玉会館でのペトロの言葉、
僕は決して大袈裟ではないと思ってるんだ。



フットレリーフの件もね、
“サポーターの仕業”みたいになってるけど、
そんなのサポーターでもファンでも何でもなくて、
ただの犯罪者だから。

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「あんまり走ってないなぁ」
首都高湾岸線から東関道へ。
彼の国へ向かう道、それらしき車に出会わない。

開門40分前、現地到着。
「やっぱり…」
いつもの駐車場、少ない。
弱いから?魅力がないから?
相手が鹿島でもこうなってしまうのか。

2階席はホーム扱い。
「仕方ないよな」
GK加藤
DF峻希・スピラ・永田・宇賀神
MF小島・啓太・柏木・マルシオ・直輝・原口
FWセルヒオ
リザーブ山岸・坪井・野田・暢久・啓太・梅崎・ランコ
平川が負傷離脱、マゾーラは出場停止。
U22代表から原口と直輝が復帰、
大宮戦と同様、セルの1トップ。
今のところ、これが一番しっくりくる構成か。

必死でボールに食らい付くセルヒオ。
DFの厳しいマーク。
「え、それも?」
「何で、向こうのファールじゃないのかよ」
主審は松村氏。
6分、セルに警告。
「繰り返しの違反、ってこと?」
狡猾な相手の術中に嵌る。

中央からのミドル、クロスバーに救われる。
「危なかった…」
何の迷いもなくパスが繫がる鹿島。
「今のって、誰がマーカーだったんだろう?」
両SBが相手を深追していない。
「止めろ!止めろよ!!」
白ユニが倒れている。
「ウガ?」
「上に乗っかてただろ!?」
主審も無視、鹿島も無視。
「相変わらずだな」

14分、宇賀神out野田in。
「大丈夫かよ…」
担架に乗せられたままロッカールームに消える。
「ここで1枚使うのか」
厳しい戦いを強いられる浦和。
「小島、いいよねぇ」
「直輝がボール引き出してるからかもね」
もっと早くからこのメンバーでやっていたら。
そう思わせるような中盤のパス回し。
PAエリア内、パスを受けた直輝が倒される。
「PK!」
「押してたじゃん」
ワザとじゃない、倒されてた。
「流すの??」
ずっと悩まされて来た、彼の地の笛。
「またかよ」
敵が、もうひとりいる。

「やられたか…」
ノブヒロが振られる、相手FWにボールが渡る。
黄色いスパイクがシュートブロック。
「野田!!よくやった!」
これで決定機を2度阻止。
「いける、いけるかもよ」
流れは明らかに鹿島。
それでもまだスコアは0-0。

「何だよそれ?」
相手30番の汚い競り合いに笛は鳴らない。
「永田!」
芝生に足を掬われる、ボールを奪われる。
「助かった…」
シュートは枠の外。
前半終了間際、自陣深くからパスが繫がる。
「行け、シュートだ!」
DFを交わす。
「決めろ!」
小島が長い距離を走る。
「外したかぁ」
「そうだ、いいぞシュウト」

前半終了、鹿島0-0浦和。

HT、セルヒオoutランコin。
「もう代えるのか、1枚貰ってるからか」
「もうちょっと引っ張っても良かったんじゃ」
点を取るならランコが上という判断か。

憎たらしいほど理詰めでボールを回す鹿島。
歴然とした組織の差を見せ付けられる。
セットプレーからも危険な匂いがする。
「嫌らしいな、まったく」
強い鹿島に気持ちだけで向かっていく。
昔、そうだったように。
「勝ち点、取らなきゃ後がないんだ」
モチベーションなら、浦和が上のはず。
立て続けに脅かされるゴール。
「ノブヒロ!」
「ノブヒロ!」
GKが立ち塞がる。

「狙い過ぎじゃないのかな」
リスクを負ったラストパスを狙う直輝、柏木。
「ちょっと良くないんだよな」
いい時のキレが影を潜める原口。
「ストライカーがいたらな…」
前を向けないランコ。
「誰が点を取るんだろ、ウチは」
CKすら与えて貰えない。
SBまで攻撃参加を許す。
「頑張れ、しっかり!」
気持ちだけなら、誰にも負けない。
昔から、昔からずっとそうだったんだから。

71分、直輝out梅崎in。
「行け、ウメ!」
ドリブルを仕掛ける、リズムを変える梅崎。
「そうだ、頼むぞ」
オリベイラがペットボトルを蹴り上げる、水飛沫が上がる。
「審判!!」
浦和ベンチが抗議する、試合を止める主審。
4審と協議、そのまま試合続行。
「はぁ?」
アウェイ、ここはいつもアウェイ。
「絶対やらせねぇ」
押し込まれる浦和、攻め倦む鹿島。
上がるボルテージ、ひとつになるゴール裏。
「ウメ!ウメ!ウメ!」
「打て!打て!打てる!」
枠を捉え切れない。

アディショナルタイム4分。
「もうそんな時間か」
負けられない、どうしても。
原口のミドルが逸れていく。
笛が鳴る、崩れ落ちる選手たち。
止めないコール、諦めない気持ち。

選手を迎える、監督がいる。
ブーイングが拍手に消される。
「まだそんなヤツいるのか」


必死に戦うことの大切さ、
ペトロから教えてもらった。
今、共に戦って欲しい。
そう言っている。

やるしかない、やるしかないんだ。

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20年、同じやり方を貫いてきたクラブ。
あれが、
誰が出ても変わらないサッカーというやつなんだなと。
屈強なDF、捌くMF、FKの名手、走るSB、狙うFW。
そして、巧みな手足。
分かっていても止められない。
それが「スタイル」なんだよね。


同じやり方が3年続かないクラブ。
いい選手はいる。
育ち盛りの若手もいる。
経験豊かな選手もいる。
でも、そこに「ぶれない軸」がないんだ。
もし、イズムやスタイルを求めるのなら、
「100%戦う気持ち」
それが浦和のカタチ、なんだろうか。


結果は引き分け。
その数時間後には、勝ち点差が2に縮まったとの報。
画面の向こうには、あれやこれやと叫ぶ声。
スタジアムとの温度差が、否応なしに目に入る。
一方では、
「共に戦う」強いメッセージが発せられていた。
一方では、
去年や一昨年と同じような台詞の繰り返し。

変えなければいけないのは、クラブだけなのか。
僕の最近の疑問なんだ。


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複雑な心境のままハンドルを握り、

8時半、浦和着。

まだ相手を気にする段階ではないと思うけど、

ないんだけどね。


浦和に帰って来て、
さっきまで一緒に戦った仲間と一杯。


次もその次も、頑張るために。

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敵意  


晴れ、秋の空。
風が冷たく、やや肌寒い。

僕らは奴等を好敵手と呼べる位置にいない。


ただ目の前の敵を叩く、
明日なき戦い。

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第6節・国立、磐田戦。
福西の肘やら足やらに痛め付けられ、、
得点まで福西とは…。
第7節・鹿島戦。
カシマでいつものように不可解な判定。
選手は頑張った、けど届かなかった。
第8節・アウェイ福岡。
先制され追い付くも、真ん中からズドンと決められ敗戦。
セカンドステージ、以前最下位のまま残り8試合。


これが1999年の今頃のこと。


「ちょっとヤバいんじゃないかなぁ」
と本気で思ったのはこの頃だったかな。
それまではね、
「やばいな~、やばいよな~」
と感じつつも、
「まさかウチが落ちる訳ないじゃん」
ってどっかで思ってた。

第9節・名古屋戦
駒場に帰っても、ザップが軽率なプレーで退場。
最後はピクシーにやられ4連続Vゴール負け。
「駒場でも勝てないのか」
と焦りを感じてた。

第10節・万博。
ミナミで飲んだ酒は、旨かった。
次は伸二が帰って来る。
これで乗れるって、信じてた。

第11節・ユニバ。
ファイナル・ファイブ、1戦目。
本調子に程遠い小野伸二、
いいところなく敗戦。
勝ち点差が気になって気になって仕方なかったんだ。

第12節・市原戦。
みんな、気合入ってた。
もう負けられない。
駒場が、駒場らしかった。
中西の退場、9番が決める。
「もう大丈夫!大丈夫だよな」
監督の采配が?でも、戦術なんて無くても、
みんなひとつになってた。

第13節・平塚戦。
当面の敵、2連戦。
また9番が決めた!
僕らには9番がいる。
楽な試合じゃなかったけど。
これで降格圏を抜け出した。
あと2つ。
出来れば等々力で決めたい。

第14節・V川崎戦。
アウェイじゃないみたいだった。
いや、駒場じゃないかって思うほどだった。
永井が決め、追い付かれ。
伸二が決めて1点リード。
「あと少し、もう少し」
必死だった、そう、死力を尽くして戦ったんだ。

等々力2階席、真下で決められた北澤のゴール。
俺たちの浦和が、追い込まれた。
「やるしかない、やるしかないんだ」
何度も何度も言い聞かせてた。

第15節・広島戦。
縁起なんか担がないのに、
ジンクスなんか信じないのに。
僕に出来ることは全てやる。
決着を付ける。
勝ってみせる。
それだけだった。

  8節9節10節11節12節13節14節15節
京都○28●28●28●28●28●28●28○31
福岡○25○28●28●28●28●28●28●28
市原○20○22●22●22●22●22○25○28
浦和●16●16○19●19○20○23△26○28
平塚●13●13●13●13●13●13●13●13

延長戦。
真っ白だった。
声を上げようしても、出ないんだ。
中心から聞こえる声。
「アイツら、凄いよ」
最後まで戦う、そんなことさえ僕は出来なかった。

ただ無言、無言のまま。
涙は、出なかった。
腕を組み、選手たちを見つめ。
ペトロが、岡野がチームメイトに声を掛けている。
真っ黒な空、虚しく光るカクテル光線。
「みんな残ってくれるだろうか」
J2という言葉が、理解出来なかった。
「どこまでも付いて行ってやる」
あの日、誓ったこと。
浦和が好きだから。
理由はそれだけなんだよね。


落ちた方がいいなんて、口に出して欲しくない。
ブツブツ文句言ってんじゃねぇ、って思ってる。
12年前、どんなに辛く悲しかったか。
繰り返しちゃいけないんだ。
繰り返しちゃいけないんだよ。

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上野駅で足止め。
山手線経由でSR。
東川口駅からバス。
時々止まるワンセグの画面で観たU22。

直輝、出てないんだもん。
だったら、ねぇ。
と、思うけれど、
いたら勝てたとは限らないからね。

相変わらず弱い所はあまり改善されていないけど、
勝つことが大事だからね。

まぁ、大きな怪我がなくて良かった。
というところかな。

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蟹田港から脇野沢港まで、1時間。
やっぱり、飲んじゃった。
のんじゃったら、寝ちゃった。
寝汗、かいちゃった。

湾内は揺れもなく、とても快適。
ぼんやりするのも、いいね。
試合がないと、こんな感じになるね。

「さっきより鄙びてるな…」
小さな売店がひとつ。
ちょっと入りづらい物産店がひとつ。
レストランは、休業中。

町の中心部は皆、お休み。
閑散とした中、中学生がウロウロ。
「おお、いかにも!」
「シマムラっぽいよね」
学校がない時って、みんなどうしてるんだろう。
バス停に座ってるから、てっきり乗るのかと思ったら、
どっか行っちゃった。

田名部行のJRバス、乗車人数3名。
うち僕ら2人。
ずっと海岸線を走るバス。
バス停は全部、通過。
「最寄りのコンビニまで30分かかるのね」
「高校はもっと遠いみたいだよ」
「あれ?」
レスポンスが悪くなったと思ったら、
寝てるよ相方。

大湊駅まで15分ほどのバス停から、続々と乗車。
zそれでも座席が全部埋まるくらい。
「凄い飛ばしてるよね」
「だって、遅れてるもん」
3人だけだったとき、やたら時間調整してたのは何だったんだろう。

大湊駅はなかなかの賑わい。
着いた人と乗る人が同じ時間帯に駅にいるってだけだけど。

約1時間で野辺地駅到着。
あたりはもう、真っ暗。
駅前に薄暗いストアが一軒。
青い森鉄道グッズあるかな、いやない。
仕方ないからキオスクで麦酒買って飲んじゃう。
いけない習慣。

『日本最古の鉄道防雪林』だそうで、
その手前に広がる空き地は、
かつて走っていたレールバスの名残りかな。

浅虫温泉まで20分。
ローカル線って感じじゃなくて、
野田線より立派な感じで。

観光駅だから有人かと思ったら、無人駅。
コンビニもなく、道の駅も閉まってて。
駅前温泉がひとつ、潰れてて。

明かりが点いてて、ほっとした。
やたらアットホームな旅館が、本日のお宿。

海の向こうに明かりが見えるけど、
青森市内なのかな、どうなのかな。

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『はやぶさ』に乗りたいから。
理由は、それだけ。
大宮駅には、黒光りする神々しい電車が。
「これにも今度乗らなきゃ」
急いでたから、ブレた。

入線してくる車両を撮る人多数。
「帰りも乗るし、いっか」
と余裕を見せて整列乗車。
車内はほぼ満席、というか満席。
明らかに“その筋”の人や、家族連れ、老夫婦。
これに乗るためでしょ!という人ばかり。

とにかく速い。
車内が快適かどうかはね、普通車じゃなんとも分からないな。
仙台で空くかと思いきや、
入れ替わりに乗車する人もたくさんいて。
盛岡で降りる人もそれほどでもなく。
「みんな青森まで何しに行くんだろう?」
と思ったら団体さんだった。

何にもない新青森駅前。
ここから『特急白鳥号』で北に。
何でみんな先頭車見に行くんだろうと思ったら、
喫煙スペースだった…。

シャイニーじゃなくて、
本当は黄金色のシュワシュワしたものがいいんだけど、
飲むと一気にやる気がなくなる不思議な飲み物だから、ここは自重。
ピザ味の南部焼はきっと、二度と食べないと思うよ。

青森で進行方向を変え、北海道に向けて走る。
「どこ行くか知ってる?」
「さあ?」
言ったはずなのに、聞いてない相方。
「次で降りるから」
「もう?」
「あと30分あるけど」
市街地を抜け、寒々しい風景が広がる頃、
蟹田駅到着。

「暑い…」
北に来れば涼しいかと思ったのに、当てが外れた。
何故に?というくらい蒸し暑い。
どうやら台風の影響みたい。

ここから海岸沿いを歩いて20分。
「寂れてるよね」
他に歩ってる人はなし。
「スーパーも潰れてるよ」
買い物ってどういうところにいくんだろう。
「イオンじゃない?」
「どっかに看板あった?」
「いや、ないけど」

蟹田港。
トップマストから眺める風景。
「階段しかないのかぁ」
冷房のない交流プラザ。
(入れてないだけかも)
折角展望台に登ったら、雨降ってきた。
「いけずぅ…」

出航時刻が迫っても、乗客は10人ほど。
僕ら以外はどうやら団体さん。
脇野沢港行き、むつ湾フェリー、1日2便。
空いてる方がゆったり出来るけど、これでいいのかな。


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