「80%の力を全力で出し切る」
そんなイメージだった選手が、
相手選手に引っ掛けられた訳でもないのに、
「暑いから、寒いから、疲れちゃったから代えてよ」
という訳でもないのに交代した時、
もしかしたら、って思ったんだよね。
等々力のパフォーマンスは
「さすが暢久!」
と胸を張って言いたくなるほど、
(言ってたけどね)
素晴らしかった。
怪我に強い選手が、
怪我しないようにプレーしてる気がする選手が、
負傷交代だなんてね。
“その時”が確実に近づいていることを感じたんだ。
監督が代わっても重用され続けていた。
(ケッペル以外ね)
スタメンを外れていても、
いつの間にかなくてはならない選手になっていた。
ベンチを温める日々、
3人目の交代が終わり、出場機会を得られないことが分かると
勝敗とは別の寂しい想いが募っていった。
あれだけの選手、退路を決める権利があってもいいのかな。
納得するまでやらせてあげることは出来ないのかな。
契約満了が発表された時に感じた、素直な気持ち。
でもそれは間違っているんだよね。
プロ選手を愚弄してるよね。
そんな甘い世界じゃないことは、
選手自身が一番よく知っていることなんだから。
オフトがいて、9番と井原が決意した。
その関係が今のクラブになかったことが、少しだけ残念だけれど。
違う色のユニフォームを纏った暢久を、
笑いをこらえながら見てみたかったけれど。
お疲れさま。
ありがとう。
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