「誇」-URAWA REDS-
共に…
 



整備された新横浜駅前を抜け、
南側から回り込むようにスタジアムへ向かう。
「横浜は暖かいね」
花のない樹の下で花見をする人たちを横目に、
歩きながら缶ビールを飲み干す。

誰もいないように感じるバックスタンド。
アウェイ側2階席にも目立つ空席。
僕らが初めて栄冠を手にした大会の現実が、ここにある。
GK山岸
DF平川・堀之内・坪井・暢久
MF啓太・阿部勇樹・直輝・ロビー
FW原口・高原
リザーブ加藤・濱田・赤星・與志也・林・アレックス・セルヒオ
代表帰りの阿部勇樹がスタメン。
2列目に直輝、FWに原口。
去年最終戦で6失点した相手。
今年未だ勝ち星のない相手。
浦和の完成度を図るには適当な相手かも知れない。
ウチらしさを魅せることが出来るだろうか。

「パス、繋がらないな」
「狭いエリアで勝負し過ぎじゃないかな!?」
遠いピッチは臨場感を失う代わりに全体を俯瞰することを可能にしてくれる。
横パス、バックパス…、前を向けない。
「横浜の方がパス、繋がってない!?」
原口、高原が時折仕掛けるドリブルが数少ないアクセント。
「発展途上、ってこと?」
お世辞にも楽しいサッカーとは言えない試合内容。
身体が重く“跳ね”がキツい。
年度末の忙しさと寄る年波に、週2試合は厳しいのか。
横浜の動きを抑えられず、苦しい展開。
「そんなに怖くないのに…、何お付き合いしてるんだ?」

高原のパスから啓太のミドルはGKキャッチ。
「枠、飛んだね」
その直後、スルーパスに原口が反応。
「(GKを)交わせ!打て!」
PA内で転倒する原口、スポットを指す主審。
「PKだ!」
「よくやった、原口!」
キッカーはロビー。
ゴール左隅に収まるボール。
40分、浦和先制0-1。
「これで落ち着いて戦えるぞ」

前半終了、0-1。

原口が躍動する。
キレのあるドリブルと思い切りのいいプレー。
「ちょっと強引だけどね」
暢久が上がる。
「何処に出すんだ、暢久」
フェイクを混ぜながら中に切れ込む。
「変なクセだよな、もう」
中央に進出した阿部勇樹に渡ったボールはゴール上に逸れていく。
63分、ロビーout與志也in。
「やっぱり足、傷めたんだよね」
ショートパスが繋がる。
右サイドの與志也が狙う。
副審の旗が上がる。
「オフサイド??」
「何で??與志也は関係ねーじゃん!」

前線から中盤まで、精力的に動く高原。
「タカに決めさせてやりたいな」
76分、原口outセルヒオin。
「セル、この戦術合ってるのかな」
「ガツガツ行けよ、セル!」
DFを前線に上げ、パワプレーを仕掛ける横浜。
最終ラインからロングボール。
対応仕切れない浦和。
「ギシくん、ナイス!」
神が降臨したかのようにスーパーセーブを連発する山岸。
「こうなっちゃうとギシくん、手が付けられないからね~」
86分、直輝out水輝in。
「高さ対策、だ」
「水輝、頑張れ!」

試合終了、0-1。
ナビスコ杯。
もう一度ここから、スタートだ。

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やっぱりね、雨あられのようにシュートを浴びてたんだ…。

それでも勝てたこと、自信に変えていかないと。

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何かが憑依したときのギシくんは凄いね。
あんなに押されていても、失点する気がしなかったな。

内容はともかく、
これがきっかけになれば。

[追記]
僕の後ろの方にいた女性たち。
煩かったなぁ。

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誰が出ても勝つ。
それを証明するのがリーグカップの醍醐味だよな。

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ハセのダイナミックな動きがウチにあったなら、なんてね。

サイドバックの人材難と決定力不足はおんなじだけど…。

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駅前にあるからね、たまに利用するんだけどさ。
ココ、隣町の橙色を応援してるんだよね。

ふん、だ。


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時間が読めるけれど、4時間掛かる新幹線か。
それとも濃霧による遅延が怖く、市内から遠い広島空港か。
何回訪れても答えが出せない広島遠征。
今回は“確実な”新幹線を選択。
品川駅で食料調達。

ecute品川にはそそられるものはなく、駅弁フェアで相方は“青森祭りばやし弁当”を、僕は“三陸八戸 -大漁市場-”を購入。

「それってさ、打ち上げ花火みたいだよね」
ロング缶より大きいサイズ。
「でも重さはそっちと同じくらいだよ」

「ウニが盛ってるかどうかの違いだね」
「た、確かにそうかも」
昼で仕事を抜け、車内でビール片手にお弁当。
至極の贅沢だよ。

ほろ酔い気分でうとうとして、気がつくともう新大阪。
ここから先が時間の割りに長く感じるのは、トンネルが多いからなのか。
それともずっと座ってることに飽きてしまうのか。
これも未だに結論が出ないんだよなぁ。

翌朝は6時の新幹線で帰京。
前夜の反省会の残り香がまだ身体を覆っている。
「4時間あれば醒めるよ、多分」
広島ではガラガラだった車内も、新大阪で満席に。
春休みを迎えた子供たちと、働くサラリーマンの呉越同舟。
相方も品川駅で下車、仕事に向かっていった。

で、僕は…。
年休取って一路帰浦。
駒場チケットの支払いやら名古屋行きの切符や宿の手配やら。
シーズンが始まると、途端に慌しくなるねぇ。

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品川駅13時17分発のぞみ31号に乗り17時05分広島駅着。
可部線大町駅乗り換えアストラムラインで広域公園駅へ。
『?』形に走る電車は、リーグ戦のような混雑もなく
立席乗客者もまばら。
「ナビスコ杯だしね」
「年度末の水曜日じゃ、みんな休めないよね」
案の定、スタジアムはガラガラ。
特にアウェイ側は数え切れるほどの人数。
「昔はアウェイっていつもこんなだったっけね」
懐かしさと寂しさと、何故か少しほっとしたような感覚。
「これが普通なんだよ、ね」
寒空の下のビール。
試合前に煽らないと損したような気分になるのは何故だろう。

GK山岸
DF平川・堀之内・坪井・暢久
MF啓太・直輝・原口・ロビー
FWエジミウソン・高原
リザーブ加藤・濱田・赤星・與志也・林・アレックス・セルヒオ
代表4選手と細貝が不在。
最終ラインはユニバ組、中盤はユースの2人がスタメン。
アレックスも漸く復帰。
「原口と直輝、楽しみだな」
「アレが出る余裕があればいいんだけど…」

浦和の4-4-2に対して広島は3-6-1。
パスを繋ぐサッカーを標榜する両者の対決。
「ヒサトを自由にさせなきゃなんとかなるのかな」
去年の名古屋戦のようになってしまうのか、
それともウチらしいサッカーを体現出来るのか。
真冬のような寒さの中、試合が始まる。

高原のドリブルから原口。
「ファールだ!」
中央からのFKはゴール上に。
「いいね、いいよ」
寒風が肌を直撃する。
「冷え切る前に跳ねたいな」
パスが回る。
試合序盤はやや浦和に分がありそうだ。
「今のうちに点取っとかないと」
リードすれば自分たちの型で試合を進められるはず。
「広島もそんなにガツガツ来てないしね」
跳ねと声と手拍子。
少しだけ身体が温まる。

FWが精力的にボールを引き出そうとする。
簡単に捌く直輝。
タッチ数の多い啓太。
「啓太、いいトコにいるんだけどな」
両サイドが効果的な上がりを魅せられない。
「ヒラ、暢久、頑張れ!」
徐々に押し込まれる浦和。
中盤に人数を掛け、佐藤寿人がスペースを狙う。
「嫌な流れだな…」
27分、左から振り向き様にボレーを決められる。
広島先制、1-0。
「事故だよ、事故」
「仕方ない、前向いて行こう」
1点差、焦ることはないんだ。

パスは回る、横と後ろには回る。
けれど、前線に渡らない。
「もう1人、ゲームを作れる選手がいたらな」
パス交換からリズムが生まれない。
35分、坪井に警告。
「今ので?今のが?」
「どうも基準が曖昧な気がするなぁ」
「相手も怪しいプレー、あったのにな」
主審は佐藤隆治氏。
相変わらず冷たい夜風が吹くスタジアム。
味方の攻めに焦れて掻き毟る髪が冷たい。
前半終了、1-0。

高原が倒される。
「PK?違うのか!?」
主審の判定はノーファール。
全員が走る。
厳しいチェックで相手を抑え込む。
「そうだ、そうすれば向こうがミスしてくれるよ」
左からのクロスにエジミウソン、決まらず。
PA内に直輝が進出、GKを交わしシュート。
「決まれ!」
DFに当たりゴールならず。
芝に拳を叩き付ける直輝。
「惜しい、いいよ直輝」

59分、啓太out赤星in。
「これでパスが回りそうだな」
“やりたいこと”が見えてきた浦和。
左から平川が上がる。
「クロスがね、余裕なくなってるのかな」
70分、高原out與志也in。
左MFに暢久、右SBに與志也。
「原口、FWみたいだね」
若い選手が躍動する。
直輝のセンスが光る。
原口のドリブルが冴える。
「與志也、いいよね」
得点の匂いがする。
「いけるよ、頑張ろう」
80分、エジミウソンoutセルヒオin。

「打て!」
セルヒオのシュートはゴールの僅か左へ。
「チクショウ」
ロスタイム3分。
直輝のミドルも決まらない。
1-0、試合終了。

「勝てなかったか…」
「後半、いい形だったんだけどね」
負けたのに、前を向けた。
将来を担う選手の台頭。
遠い地で、未来を感じることが出来た。
「次、勝てばいいんだ」
横浜で、勝てばいいんだ。

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ゴール裏、ガラガラ。
こんなに人がいないのは久しぶりな気がしたよ。

年度末、水曜日の夜、広島、カップ戦。
勝って帰浦して、留守番組に自慢したかったけどな。
力不足だったよ。

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若いのが頑張ってくれたな。
結果は伴わなかったけれど。
これを信じていけばやがて報われる。

きっと、そうに違いないよ。

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年度末。
都合のつかない仲間たちのためにも。

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今日は寒いのか…。
広島の天気、夜には雨は上がりそうだけど
ビッグアーチ、山の上だからなぁ。
気温も冬に逆戻りみたいだし。
1泊なのに、荷物が多くなっちゃうな。

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東名の渋滞ばかりか環八の工事渋滞にも嵌り、
仲間を送り届けて自宅に戻ったのは午前様。
「起きれたら行こう」
にトーンダウンしていた“ロッタラック号”の第2戦。
出走は10時20分、中京競馬場。
僕が向かったのは中山競馬場。
ウチからだとWINSも競馬場も掛かる時間は変わらないんだよね。

第2R未勝利戦ダート1700m。
単勝2.6倍の1番人気。
馬券的にはおいしくないけれど、
いつものように単勝と馬連総流しで応援準備完了。

吊り下げ式の液晶モニターを見上げる。
ゲートが開く。
「スタートは五分だな」
「先行してる、逃げるのかな」
按上は先行得意の中舘英二騎手。
1コーナーに入る所で大きく膨らんでしまう。
「曲がりきれないのかよ…」
向正面でも手綱を引いたり緩めたり、折り合いに苦労している。
「これじゃ消耗しちゃうよな…」
4コーナーを回って最後の直線。
脚色は悪い。
「前から1、2、3…。入着もないなんて」

10着。
この後は一息入れて立て直しの模様。
こちらもなかなか思うようには行かないね。



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たった1万8千人と笑ってはいけない。
おかげでチケットは苦労することなく手に入り、
試合後の周辺道路の混雑に巻き込まれることはなかったのだから。
出来れば勝ち点をもう2つ、戴きたかったけれど。

17時には袋井ICから東名高速に乗ることが出来、
順調なら20時半には帰浦か、と思われたがそうはいかず。
頭上には“横浜町田~大井松田30km渋滞”と悪魔の預言が電光表示されていた。
「じゃ、途中で降りてご飯食べてこ!」
と、小1時間走り沼津ICで下車。
港まで行けば潰しが利くかな、と
とりあえずケイタイで調べた“弥次喜多”に向かう。
駐車場はほぼ満車。
「別にここでもいっか!」
と同乗者4人の意見も一致。

刺身もフライも食べたい。
だから僕は“弥次喜多定食”。
まず刺身盛り合わせが。
とても1人前の量ではなく…。

さらにフライの盛り合わせが。
これまた1人前の量とは思えず…。
「フードバトルだ、これは…!」

これにカニ汁とどんぶり飯まで付くサービスぶりに暫し驚愕。
「キャベツも山盛りだよ」
「いったい何人前あるんだろう!?」

2人が弥次喜多定食でもう2人は
でっかい海老フライが自慢のフライ定食。

凄い、凄い!
食べきれない、食べ切れない↓
と言いながらも完食。

この後高速道路に戻っても未だ渋滞は解消せず。
血液がみんな胃袋に集中したお陰でもう、眠いこと眠いこと。

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昨日のこと。
武蔵野線が遅れていてね。
南流山~三郷間は超徐行運転。
「これが風に弱い武蔵野線の正体か」
なんて余裕をかましていたのだけれど。
東川口を過ぎ、
「南浦和の乗り換え、うまくいくといいな」
と思い始めた頃突然、電車が運転停止。
「ダイヤ、乱れてるからね」
とドアに寄りかかりながら本を読んでいたうちは良かったんだよなぁ。
まさか、線路内に倒木だなんてね。
約30分、車内に閉じ込められたよ。
多分、人生初じゃないかな。
今までは運良く?電車が駅に停まってる時にトラブルに遭遇、
だったからね。

「ああ、こんな時具合悪くなったら大変だよなぁ」
「これだけ乗客がいたら、ひとりくらいそういう人、いるよなぁ」
とぼんやり窓外を見ていたら、僕がそうなって来ちゃってね。
切羽詰るような状態じゃなかったけれど、
最寄り駅まで電車を動かすことって、出来ないものなのかなぁ。


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