雨で寒いから。
トップの試合ではそんなこと考えもしないのに、
女子やユースだと足を踏み出せないんだよね。
大宮は駅から歩くな、チャリなら埼スタと変わらないのに…。
BSで中継あるからいいや、となってしまう。
監督退任が伝えられた直後の試合。
相手はINAC神戸。
全く歯が立たなかった今年最初の対戦から、
少しずつ、少しずつ差を縮めていけたら。
漸く戦術として機能し始めたように思える、
岸川をアンカーに据えたシステム。
庭田を中心に若い選手で構築された攻撃。
「面白いサッカーするな」
と感じるようになった浦和。
今度こそ。
それなのに家から出なかったんだけどね。
自分たちのサッカーで挑む浦和。
開始7分、池田がプレッシャーを掛けられる。
「こんな形で失点するとは…」
シーズン終盤、
山郷さんに代わりゴールマウスを守って来た
若いGKが餌食にされる。
「気落ちするなよ」
薄日が差すスタジアム。
「行けば良かったかな」と後悔する。
セカンドボールを拾う、
ボールを繋ぐ、前に進む。
やりたいことが、出来ている。
「追い付けるよ、これなら」
後藤に収まるボール、
庭田、猶本、柴田、カトチが相手DFを押し込む。
「もうちょっとなのに…」
どういsても追い付けない。
「リーグ戦があんな結果で、失うものがないから」
相手監督のふざけたインタビューに、無性に腹が立つ。
「こんなヤツが指導するチームにだけは、負けたくない」
頑張ってるのに、
危ないシーンなんて殆どないのに。
堂園が足を攣る。
「やっぱり、厳しいんだな」
運動量を落とさずに走り続ける選手たち。
もう一歩、あと一歩が出なくなる。
パスの精度が、落ちてくる。
「決まってくれ!」
安田有希のシュートがポストを掠める。
「ちくしょう、ここまでか…」
どうしても追い付けない。
やっとここまで追い詰められるようになったのに。
涙する選手たちに去来するものは何だろう。
シーズン最後の試合。
「髪はないけど後ろ髪を引かれる思い」
色々“?”はあったけれど、
それでも漸くここまで“戻って”来たチーム。
来年は、どんなシーズンになるのだろう。
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