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乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

スミレ観察会②

2016年05月15日 | 観察会


※依田さんがレポートを書いてくださいました。

 11時に遊歩道作りが終了した為、スミレ観察会を12時30分に繰り上げる。しかし正確には13時~15時半になっているので、植原さんに待機してもらう。 



今回は、
 一班、山本リーダー、山本リーダーの友人七名。
 二班、依田リーダー、五名と乙女高原案内人、井上さん、三枝さんとお孫さん、芳賀さん、依田三枝子。
 三班、植原リーダー、四名(13時に参加された方。植原さんに待機してもらい、そのままガイド)



 この体制で観察会に出発する。午前の遊歩道作りの時点で、ヨモギ頭周辺のスミレは終わっている事が確認できたので、サクラスミレ中心の観察会を行う事にする。ヤチボウズを見ながら小橋を渡る。1輪だけクリンソウが咲き始めていた。周辺に小さい花芽がいくつかある。3回目の観察会には大きくなって咲いているだろうか。



 毎年、シロバナサクラスミレが見られる場所に着いた。皆で探し始める。サクラスミレは小形ながら、所々で咲き始めている、「シロバナがあるよ」誰かが叫んだ。ここ2~3年大体同じ場所に2~3株が見つかる。今年もほぼ同じ場所で3株見つかった。周囲を探してみたが、他には見つからなかった。



 次に、第1回観察会で、きれいで、形も良いサクラスミレが見つかった湿原に向かう山道に移動する。「乙女高原を代表する素晴らしいサクラスミレ」がたくさん観察出来た。写真を撮っていると、幾つか葉裏が濃紅紫色のサクラスミレが見つかった、3~4年前に、いく株かあったチシオスミレかと思ったが、葉脈に斑が入っていない。次回に再度観察してみよう。

 今回は各班別々行動で、別々解散に決めていたので、駐車場に戻り、車で四季の森まで下る。ミヤマスミレがまだ少し残っていた。タチツボスミレ、二ョイスミレが咲いていた。すぐ横の路端にシロバナエゾノタチツボスミレ、マンジュリカが咲いていた。ヒメイチゲもまだ少し咲いていた。ここで今日の観察会は終了とった。



 2班で一番楽しそうに観察し、写真を撮っていたのは、甲府から来たご夫婦。以前にはファンクラブの会員だったとか。もっと多くの新しい参加者の出会いの場になってほしい。
 各班とも、2班とだいたい同じ道順のようだったので、スミレも同じように観察出来たと思う。さて第3回スミレ観察会にはどんなスミレに出会えるのか。



第17回 遊歩道づくり

2016年05月15日 | ボランティア作業



 とにかく天気に恵まれました。天気がいいとそれだけで気分がいいし、準備や片付けが楽だし、何より事故が発生するリスクが激減するのがありがたいです。反面、(秋の草刈りボランティアのように)悪天候の経験がないと、なんか「雨は降らない」という前提で準備しちゃうんですよね。それはリスクマネージメントとして問題です「せっかく市の皆さんに準備していただいたテントを使わず、骨折り損でした」ではなく、「使わなくてよかったですよねー」という評価をしなければいけないと思います。



 昨年秋の草刈りボランティアの参加者数が少し盛り返してよかったなあと思っていましたが、この遊歩道づくりも若干、参加者数が持ち直して、よかったと思いました。「街の駅に置いてあるチラシを見てきました」という方もいて、街の駅で展示を始めてよかったなと思いました。若い人、子どもたちにもっと来てもらいたいです。でも、今は超高齢化時代。そもそも若者や子どもは絶対数が少ないし、塾だのスポ少だの忙しいですからね・・・。



 さて、今回の遊歩道づくりについて、いくつかご報告しておきたいことがあります。

①今年もまた、(株)田丸・田丸グリーン基金から助成金をいただきました。大金なので、大勢の方にその証人になってもらいたく、始めのセレモニー終了後、皆さんの前で贈呈していただきました。2004年から毎年毎年いただいていますので、今年で13年目になります。本当にありがとうございます。



②やはりペットボトル茶の配布は必要だと思いました。春の遊歩道づくりにしても、秋の草刈りにしても、年々、「暖かく(暑く)」なっているような気がします。熱中症対策のためには水分補給が欠かせません。ましてや、天気のいい日ならなおさらです。



③新品のロープがグデにならないで済みました(「グデになる」は山梨の方言で、糸などが、こんがらがること)。巻いてある新品のロープをそのまま大きなビニール袋に入れて、そこから穴を開けて糸を出すようにしたのです。すごい生活の智恵だと思いました。



④いつにも増して、終了時刻が早かったです。11時にはもうほとんど作業は終了していました。それもそのはず。マニュアルには、一つの班を「上から小班」と「下から小班」の2手に分けて作業をすると効率的・・・とありますが、ツツジコースはスタッフが3人だったので、さらにもう一つ小班を増やして、計3箇所からロープ張りをスタートさせたんだそうです。やはりスタッフが多いと作業が早くなるんですね。皆さん、来年はぜひスタッフを引き受けてくださいね。