ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

HGスターゲイザーガンダム(その3)

2006年11月26日 | SEED・DESTINY
 筆者はプラモだけでなく料理をするのも好きです。本格的な料理ではなく、安上がりで手軽な料理が好きです。
 料理番組も好きです。特に好きなのがグッチ裕三さんの出ている番組です。グッチさんがよく行く料理店で教えてもらった料理をグッチさんなりに再現してみたというメニューが出てきます。
 その料理は、本格的にダシを取ったりすることはなく、市販の「めんつゆ」とか「鶏ガラスープ」などを使ったお手軽仕様なのですが、実際にマネして作ってみると「これで十分美味しいやん!」と感動してしまいます。
 既存の概念に縛られない、誰でも低コストで手軽に出来る料理…それに通ずるようなプラモ作りをして記事にするようなブログにしていきたいと思っているオッサンです。

 さて、製作に入ります。
 HGスターゲイザーの肩関節は、ボディと腕とをABS樹脂のダブルボールジョイントでつなぐ構造になっていますが、腕側の構造も独特です。

 肩関節がポリレス構造になったことで、「ポリキャップを肩ブロックのパーツ2つで挟み込む」というおなじみの作業がなくなりました。当然、合わせ目を消すという作業も1ヶ所(左右で2ヶ所)減りました!
 しかも、肩アーマーとの接続部がABS樹脂製の軸になったことで、肩アーマーがユルんで垂れ下がるという問題も多少改善されています。ただ、キットのままでは少しユルいですが…(肩アーマー側の軸受けに瞬間接着剤を少量塗って、乾かすと良いでしょう)。

 ボディ側のボールジョイントがユルめにセッティングされているので、肩軸の向きが安定しないのではないかという心配がありましたが、腕側のボールジョイントがやや固めで、腕の回転に軸の向きが完全について行くので、軸の向きは一定です。
 ただ、やっぱりボディ側のボールジョイントのユルユル感は気になりますし、ボディ側より腕側のボールジョイントの方が固めのセッティングというのも個人的には気になります。一応、キットのままにしてありますが、ボディ側のボールに瞬間接着剤をコートすべきかもしれません。


 肩アーマーに貼るシールは、短い方(後ろ用)を先に貼り、長い方(前用)を貼ると良いと思います。2枚のシールは、アーマーの側面で約0.5ミリほど重なり合うのですが、前もってどちらかのシールを0.5ミリほど切っておくとピッタリになると思います。切り過ぎるとすき間が開いてしまう恐れがありますので、筆者は重なったままにしてあります。
 貼り重ねた後にナイフで重複部分を切るという手もありますが、失敗する危険性が高そうです。
 光るスリットの下側にはバーニアらしきものがありますが、パーツとパーツの間にややすき間が出来てしまいますねぇ…(汗)。


 前腕は、シールを貼る部分以外に合わせ目が存在します。今回は接着せずに合わせ目を消しました。
 「合わせ目を消す」というと、接着して乾いてからヤスリとかペーパーで…というのが常識ですが、無塗装の場合、接着することによってかえって合わせ目が目立ってしまう場合が多いのです。
 プラセメントやオレンジXで接着すると、確かに合わせ目がほとんど分からなくなりますが、後になって合わせ目の部分がヒケてくることがけっこうあります。1ヶ月以上接着時間を取ってもヒケたことがありました(泣)。
 またプラセメントによって、プラスチックの成型色が変色してしまうことがあります。これはパーツの中の方まで色が変わってしまうので、塗装するしかありません。
 瞬間接着剤を使うと、合わせ目の部分に黒い線が入ってしまう場合が多いです。

 一方、接着しないでナイフのカンナ掛けやペーパー掛けをして仕上げた場合、すき間が開いている場合を除けば、接着した場合よりも合わせ目が目立たないものなんです。特に白いパーツはほとんど分からなくなります。
 色の濃いパーツの場合は、削りカスが白い線になって合わせ目に残ってしまいますが、合わせ目を広げて削りカスを取り除けば、キレイに仕上がります。
 「パチ組みだけど、合わせ目は消してみたい」という方は、一度お試しください! 接着剤が固まるまでの時間待ちが全く無いので、時間の無いパパさんモデラーの方にもオススメです。


 前腕カバーのシールは、位置決めをする時に他の部分よりも慎重にやらないと、ビームシールド発生器(?)のパーツとシールとが干渉してしまいます。
 それにしても薄いグレーにキラキラの黄色、赤い六角形というのは強烈な色合いです(汗)。黒シールの方がカッコ良かったかも…。

 さて、スターゲイザーといえば…

 超印象的なこのポーズ! カッコイイですよねぇ! でも、このポーズを再現しようにも、キットには平手が付いていません(泣)。
 「HGストライクノワール」には左右両方の平手が付いているそうですが、このためだけにノワールを買うのもちょっと…と思いました。
 どうしようかなぁ…と悩んでいたら、ちょうど良いところに前回のHGUCザク製作のプロポーション参考用に買っておいた「HGグフカスタム」が!
 
 HGグフカスタムは、「ガンダムWエンドレスワルツ」シリーズの1/144キットと同じポリキャップが使用されていますが、このポリキャップと一緒に成型されているガンダム用の手首パーツが全て余ります。
 スターゲイザーのゲンコツパーツとサイズを比べると、ちょうど良いサイズでした。前腕に接続するボールジョイントを削ってやると使えそうです。

 親指以外の4本指がくっ付いていて表情が固いので、指と指の間をナイフで切り開いて、ポーズを付けてみました。

 残念ながらこのパーツ、ポリ製ですので塗装できません。そのため手の甲はグレーのままです。スターゲイザーの手の甲を移植することも考えましたが、ちょっと難しそうです。
 あと、ポリの弾力は意外と強く、指を曲げてもしばらくすると元に戻ってしまいます。ポーズを取らせて写真を撮ってお終い!という感じにしか使えませんねぇ…(汗)。


 とりあえず…(←って、両腕組み立ててから写真撮れよオッサン!)

 全てのキットに標準装備で欲しいですねぇ、出来の良い平手…。HDMは高くてちょっと…(汗)。

 


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