ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

ストロングバックス、1/20で出ないかなぁ…

2007年07月09日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 前にも書きましたが、「装甲騎兵ボトムズ」放映当時の筆者は父親からプラモ作りを禁止されていました。塗料や接着剤などを使うため、健康上の問題があるというのが理由でしたが、父の趣味である釣りを筆者にもやらせたかったというのが本音のようです。
 そういうわけで、筆者はリアルタイムでタカラ製ボトムズキットを組んだことはほとんどありません(こっそり買った1/48マーシィドッグだけが唯一の例外)。しかも、放送地区の都合で「ボトムズ」を観ることもできませんでした。気になるのに手が届かないという状態で、非常にストレスを感じていました。そんな時…
 友達の家に遊びに行くと、なにやら見慣れぬプラモの箱が置いてありました。
 
 *画像はタカラ製1/35「ストロングバックス」の箱絵です。
 「なあ、これ『ボトムズ』のアレ?」
 「うん、そうや」
 無塗装素組み状態の完成品を見せてもらって衝撃を受けました。基本的には当時のキャラクターキットの構造を大きく離れるモノではなかったのですが、コクピットが開く! 各部の装甲が可動する! 特に腰周りの装甲の可動は、ガンプラなどでは思ったようにポーズが取れないのが常識だった当時では画期的でした。
 「あ~かっちょ良かったなぁ~ボトムズのプラモ…」と思いながら家に帰ったのを覚えています。

 友達の家で見たボトムズのプラモはスコープドッグ(スコタコ)のバリエーション機「ストロングバックス(以下、『ストバク』と略)」でした。格闘戦用に装甲を強化した機体で、頭部スコープを保護するガードや胸部と一体化した腹部装甲、見た目にはアームパンチ機構が無さそうなガンダム似の腕が特徴です。スコタコよりもゴツい、ややもっさりしたデザインなのですが、スコタコよりも先にプラモを見た筆者にとってはスコタコよりも好きかもしれない機体なんです。刷り込みですねぇ。
 このタカラ製1/35キットは再販により入手の機会はあったものの、結局一度も買うことがなく20年以上もの年月が経っていました。現在の再販品(他アイテムと3体セット)がバラ売りだったら買ってたかも…。

 さて、多色成型・スナップフィット採用により、筆者の製作環境でも作ることができるという非常にありがたいボトムズキットであるバンダイの1/20スコタコですが、最初からバリエーション展開を考慮したキットであることがうかがえます。ランナーに配されたスイッチを見てみると、近日発売予定のブルーティッシュドッグ以外にもレッドショルダーカスタムやマーシィドッグ、ターボカスタムといった主役機(←この言い方は「ボトムズ」では的確ではないとは思いますが…)は想定内のようですねぇ。
 でも、このバリエーション展開を考慮したシステマチックなランナー構成をもってしても、ストバクのキット化は難しそうです(泣)。大河原メカのバリエーションは、基本となる機体と見た目は似ているのに細かい部分が異なっているためにパーツ流用が効かない場合がよくあります(例:ザクとグフ、「ガンダムSEED」のシグーとディンなど)。ストバクもそれに当てはまります。スコタコと共通する部分は多いんですけど、異なる部分もけっこう多いです。1/20スコタコのランナー構成にはストバクの相違点は盛り込まれていないような気がします。
 う~ん、やっぱり1/20ストバクは無理なのか…。まあ、ヤラレ役のマイナーメカなので、仕方ないですけどねぇ(そう考えると、やまと製1/12ストバクは思い切った企画ですねぇ。価格もスゴいので手が出せませんが:汗)。
 


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2 コメント

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懐かしい♪ (ザーコ)
2007-07-09 11:15:56
ストロングバックス懐かしいですね~。

ボトムズを知ったのは、某アニメ雑誌ででした。
「ダグラム」の次ということで、かなり期待していたのですが、その設定資料にはまってしまいました。
何よりも感動したのが、「主役機がない」というくだり。
「主役が次々にロボットを乗りかえる」という発想は、当時の自分にはかなり衝撃的でした。
TVシリーズがはじまり、当然その間はボトムズ一色になったのを思い出します♪
自分にとって、ボトムズは大河原デザインの最高峰だと思っているのです♪♪♪

最初は、スコタコ・ブルティシュ・ストバス・パープルベアーくらいしかなかったんですよね。
自分はパープルベアが好きです♪
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パープルベアーも良いですねぇ (かめっチ)
2007-07-10 21:38:53
 ザーコさん、こんばんは~!
 筆者がボトムズを知ったのは「コミックボンボン」か「テレビ○○(雑誌名忘れました:汗)」の表紙でした。その時は潜水服みたいな形のロボット(スコタコ)&主人公らしき人物(キリコ)の服装と、「ボトムズ」というタイトルの音の響きから、水中ロボットモノだと思っていました。
 テレビでは観ることができませんでしたが、後にホビージャパンの別冊で大河原氏&MAX渡辺氏の対談及び高橋監督のインタビューを読んでATのジープ感覚とか乗り捨てについてを知りました。
 ボトムズのATはデザインと設定と演出とがうまく噛み合った稀有なリアルロボットだと思います。丸頭寸胴短足のロボットが映像や模型ではこの上なくカッコ良く見えるのは痛快ですねぇ!
 パープルベアーもシャープなデザインでカッコ良いですね。ストバクと一緒にキット化されないかなぁ…。
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