ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

ジワジワ進行中…(呂布トールギス・その6?)

2008年01月11日 | 不定期連載シリーズ
 呂布トールギスの続きです。本体の腕や脚の肉抜き穴をエポキシパテで埋めるのはまだ早い(穴埋めに使った接着剤の乾燥時間が足りない)と判断し、製作の中でもかなりのウエイトを占めると思われる鎧の塗り分けを行うことにしました。
 筆者のようなノンシンナー環境下での製作では、鎧の金色部分の塗装というとまずガンダムマーカーの「ガンダムゴールド」が思い浮かぶのですが、「ガンダムゴールド」の塗装面は保存状態や経年変化によって黒っぽく変色してしまうという弱点があります。以前製作したMGストライクフリーダムガンダムやMG Hi-ニューガンダムの金色塗装部分にも変色が見られます。この変色はガンダムマーカーだけでなくタミヤペイントマーカーのゴールドにも見られますので、ペイントマーカー特有のものと思われます。
 そこで、今回の呂布トールギスでは別の塗料を使うことにしました。

 年末の記事で登場したアトムハウスペイント「水性 工作用カラー」のゴールドです。ビンの中の色を見たところ、水彩絵の具やポスターカラーの金色のような色なので、やや不安がありましたが、鎧の黒いパーツに塗ってみると…

 予想以上に良い感じ!
 隠ぺい力はやや低めなので3~4回の塗り重ねが必要ですが(それでも下地の色の影響が多少あります)、黒い下地に塗った場合の色合いは渋みがあって非常に良いです。黄金というよりは真鍮のような金色だと思います(黄色や赤の下地の上から塗ると黄金色になります)。ストライクフリーダムガンダムのフレームのようなハイテク感のある金色ではなく、BB戦士の武者やナイト、三国伝の鎧の金色を渋めにキメたい時に有効な色ですねぇ。
 先ほども書いたように、隠ぺい力は低めですのでビンに入っている塗料の濃度のまま、薄めずに塗ると良い感じです。ペンキ独特のドロッと濃い目の濃度ですので筆の跡が少し残りますが、交差法で重ね塗りすると目立たなくなります。多少表面が粗くなっても、三国志の頃の鎧といえば大昔(三国時代って日本でいえば弥生時代後期でしたっけ?)の工芸品ですからあまりツルツルにしなくても良いのでは、と思います。美術品ではなく過酷な環境下で使われる武具ですし。


 金色塗装中です。写真手前の肩の鎧は1度塗りで、まだまだ下地が透けています。写真奥の腰の垂れは3度塗りした後です。足の甲に付く爪のようなパーツはゴールド成型色なのですが、この部分は塗装しても他の部分の金色と違った色になってしまいます。下地として黒塗装してからゴールドを塗り重ねる必要がありそうです。下地の色によって仕上がりが左右される塗料を使う場合、サーフェイサーが使えないノンシンナー環境というのはつらいですねぇ。
 1回ごとの乾燥時間を充分に取る必要があるので時間は掛かりますが、この塗料は無臭といって良いほど臭わないのでじっくり時間を掛けて塗っても気分が悪くなることはありません。


 やっぱり金色の部分があると良いですねぇ。重ね塗りのための乾燥時間が必要なため、鎧の塗り分けにはまだ時間が掛かりそうです。今後は他のネタと交互に呂布トールギスの製作をお送りすることになりそうですねぇ(汗)。