*重要なお知らせ:この記事は発売前にバンダイプロショップ加盟店に店頭展示用として提供されるサンプルキットを組み立てつつ詳細をレポートするものです。
多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方は絶対に見ないでください。よろしくお願いいたします。
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今回はマスターガンダム本体の下半身と翼です。アタックモードの完成までをお送りいたします。
写真左:足はガンダムタイプではよくあるパーツ構成です。足の甲に付くブレードを足甲パーツの裏側からはめ込むようになっています。
写真右:アンクルアーマーは左右分割で、かかと側の合わせ目は片側に寄っています。
脚は「PC-001」ポリキャップ使用のHGキットでおなじみのパーツ構成です。股関節は三軸可動、ひざは二重関節、足首関節は足側にボールジョイントがあります。
つま先とかかとの独立可動はありませんが、MGキットよりも足首のボールジョイントが低い位置にあるため(接地性の面で有利)、足首の総合的な可動性能はMGより上だと思います。
太ももの装甲パーツは上下に分割されています。珍しいですねぇ。
足首の横方向への可動範囲はかなり広く、脚を開いたポーズでも接地性は良好です。ボールジョイントが低い位置にあるため、
すねと足の位置関係が不自然になることもありません。
足首関節の前後方向への可動範囲はこれぐらいです。前方向への可動には、足甲ブレードの可動も効いています。
ひざ関節の可動範囲についての写真を撮り忘れてしまいました(汗)。少なくとも135度ぐらいは曲がっていたはずですが、はっきり覚えていません。コメント欄のことで、いろいろ考え事をしていましたので…。
完成した脚部です。パーツは全て左右共通で、太もも上部の関節の向きで左右の違いを決定します。設定画のイメージだと、すねはもうちょっと角ばった感じだと思いますが、これはこれで劇中の作画のイメージに近くて良いですねぇ♪
次は腰部です。
腰もHGクラスのキットではおなじみの構成です。この写真を撮った後、左右がつながっている前スカートアーマーの軸をナイフで切断し、独立可動にしました。
股関節基部は回転および左右方向へ若干スイング可動します。これもHGダブルオーガンダム以降のキットで見ることの多い構造です。
上半身との接続はポリ製ボールをプラ製の軸受けで受けるタイプのボールジョイントです。
ここで注意点です。
腰部ボールジョイントは保持力が高めに設定されています。大きな翼を背負うため、翼の重さに負けないセッティングになっているのだと思いますが、ポリ製ボールに差し込む軸の強度が可動の保持力に対して低いです。完成後、アクションポーズを含む全ての写真を撮った後に念のため確認してみると、軸の根元が白化していました(上の写真)。
胴体を反らすように動かす際にはかなり気を使って、じんわりと力を掛けたつもりでしたが、肉抜き穴が開いた軸にはやや負担が大きかったようです。
この軸には特に、補強を行っておくことをおすすめします。
本体が完成しました。全体の雰囲気はMGキットと似ているように見えますが、よく見比べてみるとかなり異なります。後発のHGFCの方がより洗練された、落ち着きのあるスタイルになっています。肩やひざのプリン状のパーツの大きさがちょうど良いのが効いていると思います。
背中のウイング基部のパーツはシンプルな構成です。基部ブロック自体は背中に直接差し込むだけで、無可動です。
次は翼状のウイングシールドです…その前に↓
Bランナーの黄色い丸を付けたところにスイッチを発見しました。どうやらこのランナーは風雲再起の赤いパーツを除外できるようになっているような気がするのですが、詳細は不明です。
また、このランナー枠の太い部分は直径約3.5㎜あります。何かの役に立つかもしれませんので、捨てずにとっておくと良いと思います。
翼状のウイングシールドは、軽量化その他の目的により、かなりシンプルな構造になっています。小さい翼が固定式なのは残念ですが、サイズや価格を考えるとこの構造がベストなのでしょう。
完成したアタックモードのウイングシールド。黄色い部分はキット付属のシールを貼ってあります。
マスターガンダム・アタックモードの完成です。大きくて思い翼を背負っていますが、コツをつかめば翼を高い位置にセッティングしても支え無しで立たせられます。翼を支えにして立たせる必要はありませんよ♪ ポイントは足首関節の位置だと思います。バレない程度に重心を前寄りにすると良いようです。
翼は上方向に大きく振り上げることができます。風雲再起に乗せた時のシルエットが格好良くなります。
片足で立てるかどうか試してみました。ギリギリのバランスですが、なんとか立てます。
翼があっても例のポーズで立たせることも不可能ではありません。この状態で数時間放置しましたが、倒れずに立っていました♪
次回はノーマルモードのマントと各付属品についてをお送りする予定です。お楽しみに!
*このサンプルレポートで組み立てた完成品は、「
みどり文具」店内にて展示中です。近くにお住まいの方は、ぜひ見に来てくださいね!
*コメント欄の件ですが、意見は意見として真摯に受け止め、不快な雑音は予告なく削除させていただいています。許可制にするつもりはありません。多少の荒れはあると思いますが、それはそれで自然なことなのかなぁと思っています。とはいえ、遠慮のなさ過ぎるコメントにはムカつくこともありますし、荒れるとやっぱり落ち込みますけどね(汗)。
筆者はコメント欄については、読者の皆様同士の交流の場でもあってほしいと思います。模型は仲間(たとえ直接会うことが無いとしても)がいると上達すると思います。
また、読者さんからの質問に他の読者さんが答えるというのも、実はありがたいです。質問には鮮度があると思いますので、回答は早いに越したことはないはずです。筆者が答えられない時に読者さんが絶妙なタイミングで答えてくださるのはとても助かります。
同じ趣味を持つ数少ない(?)仲間同士、楽しいコメント欄を作っていきましょう♪
*発車オーライザーさんからのリクエスト:腕組みポーズの写真ですが、コメント欄のこととかいろいろ考え事をしている間に撮るのを忘れたまま店にサンプルを返してしまいました。ゴメンね~(汗)。実際に腕組みポーズを取らせてみた時は、格好良く腕を組ませるのがけっこう難しくて、写真を撮る余裕がありませんでした。腕組みポーズについては、前々回の説明書の写真をよく見てください。